データベースへの項目のインポート

ある Ivanti データベースからエクスポートした項目を別の Ivanti データベースにインポートできます。

項目をデータベースにインポートする前に、データベースをバックアップすることを強くお勧めします。

ただし、デザイン転送ファイルで追加された新しいメタデータを既存のメタデータとリンクしなければならない場合には、問題が発生する可能性があります。この場合、これらの機能を使用する前に、実装固有の設計作業を行わなければならない場合があります。

次の 2 つ場合、デザイン転送で問題が発生する可能性が高くなります。

  • システムに既に存在するメタデータをインポートする
  • 実際にはシステムに存在しないにもかかわらず、システムに存在すると見なされる項目を参照するメタデータをインポートする

たとえば、インポート中の設計がシステム管理モジュールの特定のオブジェクトを必要とする場合、デザイン転送には 2 つのオプションがあります。

  • このオブジェクトをインポートする必要があると見なします。
    ただし、同じ名前のオブジェクトが既にデータベースに含まれる場合、これを処理する方法を選択する必要があります。この場合、この種類のメッセージに注意し、新しいオブジェクトをインポートせずに、既存のオブジェクトを使用することをお勧めします。次に、この領域の設計を調査し、必要に応じて修正できます。
  • オブジェクトが既にデータベースに存在すると見なすことができます。
    ただし、オブジェクトがデータベースにない場合、別個の作業として作成し、設計を完了しなければなりません。

デザイン転送を使用して既存のプロセス設計を更新することはできません。

データベースにインポートするには:
  1. デザイン転送コンポーネントを起動します。
  2. [インポート] ツリー () を展開します。
  3. [処理] リストで [インポート ファイルを開く] をクリックします。
    [開く] ダイアログが表示されます。
  4. インポートするファイルを検索します。
  5. これは、デザイン転送コンポーネントを使用して、エクスポートされたファイルです。XML 形式です。
  6. [開く] をクリックします。
    何らかの判断を行うように指示される場合があります。

参照されるオブジェクトが見つかりません – インポートするビジネス オブジェクトがターゲット システムまたはインポート中のファイルに存在しないビジネス オブジェクトにリンクしている場合に表示されます。リストから既存のオブジェクトを選択するか、値を未設定の状態にする必要があります。

プロセス権限が一致しません – 権限が関連しているプロセスがターゲット システムまたはインポート中のファイルに存在しない場合に表示されます。権限を破棄するか、リストから既存のプロセスを選択する必要があります。

オブジェクト修正が制限されています – 既にデータベースに存在するビジネス オブジェクトをインポートしようとし、ビジネス オブジェクトを修正できないときに表示されます。ウィンドウおよびクエリが含まれます。新しいビジネス オブジェクトを作成して既存のビジネス オブジェクトを保持するか、既存のビジネス オブジェクトを変更内容で更新するかを選択する必要があります。

システムでのオブジェクト競合 – ターゲット システムに、インポート中のオブジェクトの値と競合する値をもつオブジェクトが含まれます。たとえば、ABC という名前のビジネス オブジェクトが存在し、ABC という名前の別のビジネス オブジェクトをインポートしようとしますが、プライマリ キーが異なります。新しいビジネス オブジェクトを作成して既存のビジネス オブジェクトを保持するか、既存のビジネス オブジェクトを変更内容で更新するかを選択する必要があります。

削除されたオブジェクトをインポートしようとしました – ビジネス オブジェクトがデータベースから「ソフト」削除されているときに表示されます。つまり、ビジネス オブジェクト情報がデータベース内にまだ存在しています。タイトルを修正して新しいビジネス オブジェクトを作成するか、新しいビジネス オブジェクトを作成するかを選択する必要があります。

判断を指示するメッセージが表示されない場合は、ファイルがインポートされます。

判断のメッセージが表示される場合は、判断を行い、[処理] リストで [インポート] をクリックします。

インポートが完了すると、メッセージ「インポートは正常に完了しました」が表示されます。

  1. [OK] をクリックして、メッセージ ボックスを閉じます。