属性の同時追加
この例では、2 つの数値属性を同時に追加し、結果を 3 番目の数値属性に保存する方法について説明します。
2 つの数値属性を同時に追加するには:
- オブジェクト デザイナーを使用し、「X」および「Y」という名前のインシデント管理\インシデント オブジェクトで、2 つの数値属性 (Int16 など) を作成します。
- X と Y の既定値を 0 に設定します。
これにより、計算が即時実行されます。既定値を設定しない場合、X と Y の初期値は NULL であるため、計算で解決できません。 - 数値属性「XplusY」を作成します。
- XplusY の [プロパティ] グリッドで、[計算タイプ] を [保存前] に設定します。
XplusY の [式の編集] が表示されます。[エディタ] ボックスには次の内容が入力されています。
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import System
static def GetAttributeValue(Incident):
Value =
return Value
- 「Value =」行の最後をクリックし、[属性] ツリーで [X] をダブルクリックします。
「Value」行の最後に「Incident._X」が追加されます。「Incident」はビジネス オブジェクトの名前で、「_X」は作成した「X」属性の名前です。(属性名の前の「_」は、ユーザが追加した属性であることを示します。) - [演算子] ツリーの [プラス (+)] をダブルクリックします。
「+」が計算に追加されます。 - [属性] ツリーで [Y] をダブルクリックします。
「Value」行の最後に「Incident._Y」が追加されます。
エディタの最終的な計算は次のとおりです。
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import System
static def GetAttributeValue(Incident):
Value = Incident._X + Incident._Y
return Value
最後の 2 行にスペース 1 つ分のインデントがありますが、このインデントは必ず保持してください。
- [構文のテスト] をクリックし、計算に構文エラーがないことを確認して、[OK] をクリックします。
計算が属性に追加されます。 - オブジェクトの変更を保存し、ウィンドウ マネージャを起動します。
- [インシデント] ウィンドウを開き、属性「X」、「Y」、および「XplusY」を追加します。
- X と Y の [プロパティ] グリッドで、[変更時に計算] を [True] に設定します。
これにより、X または Y が変更されるたびに、XplusY が更新されます。このプロパティを True に設定しない場合、インシデントの保存時にのみXplusY が更新されます。