計算エディタの使用方法

計算エディタには、5 つのメイン領域があります。

エディタ – 計算エディタの中央の領域では、計算を定義します。新しい計算を作成するときには、計算の概要が自動的に追加されます。

コピー
import System
static def GetAttributeValue(Incident):
    Value =
    return Value

Incident は、計算が基づくオブジェクトの名前です。

この計算の最初の 2 行は変更しないでください。「Value =」行では、計算の定義を追加します。「return Value」行には、計算によって返される結果を記述します。

Value」は既定の変数名です。計算内容に応じて、この値をよりわかりやすい値に変更できます。ただし、「Value =」を変更する場合は、必ずそれに合わせて「return Value」も変更しなければなりません。

Value =」行と「return Value」行には、インデントが 1 つあります。計算式の各行のインデント レベルによって、複雑な計算の各領域の範囲が決定されます。計算式のインデントの一貫性と正確性を守ってください。

エディタ領域に計算を入力するか、左側の 3 つの領域を使用して計算を作成できます。計算エディタが提供する基本式よりも計算を拡張するには、Boo 言語 (詳細については、Boo web site を参照) を使用します。

計算を入力したら、[構文のテスト] をクリックし、計算の構文エラーがないことを確認します。このテストでは、計算の構文のみが検証されます。計算で有効な属性が使用されていることは検証されません。

[計算のテスト] ボタンを使用すると、残りの設計を完了せずに、計算結果をテストできます。[計算のテスト] をクリックすると、[計算のテスト] ダイアログが表示され、計算の基になるオブジェクトの既定のクエリの結果が表示されます。次に、このリストからレコードを選択できます。ダイアログには、選択したレコードに対して返される計算の値が表示されます。

[リセット] ボタンを使用すると、計算をデータベースに前回保存されたときの元の形式にリセットします。

属性 - [属性] ツリーには、計算のオブジェクトから計算で利用可能なすべての属性が表示されます。属性を計算に追加するには、エディタで任意の位置をクリックし、追加する属性をダブルクリックします。

演算子 - 算術演算子をダブルクリックすると、演算子が計算に追加されます。直接入力も可能です。[演算子] リストには、使用可能な演算子が表示されます。

関数 - さまざまな関数が提供され、データベースの特定の値を計算に含めることができます。

提供されている関数の詳細な使用方法については、計算関数をご参照ください。

依存関係 - 計算で参照され、計算の値を変更させる属性が一覧表示されます。これらの属性の変更を監視し、依存する属性の変更時に計算が更新されます。

[依存関係を自動検出] チェック ボックスを選択すると、システムで [依存関係] リストを管理します。複雑な計算 (たとえば、関連するオブジェクトの属性を参照する場合) については、ユーザが依存関係を管理する必要があります。

計算タイプが [保存前] および [ウィンドウ計算] の場合にのみ、[依存関係] パネルが表示されます。