新しい処理の作成

ビジネス オブジェクトと「プロセス」または「タスク」ビジネス オブジェクトとの関係を作成するときには、ほとんどの処理がオブジェクト デザイナーで作成されています。各処理にはウィンドウが関連付けられています。これらの処理の修正については、処理をご参照ください。

ただし、次の場合には、プロセス デザイナーで新しい処理を作成しなければなりません。

  • 取り込む他のデータがないため、関連付けられたウィンドウをもたない処理を作成する場合。たとえば、ウィンドウが関連付けられていない「メール送信の確認」という処理を含む場合。
  • プロセス設計間で切り替える処理を作成する場合。詳細については、再初期化: モジュール内でのプロセスの切り替えをご参照ください。
  • ユーザが特定の処理をクリックするときに表示されるデータ入力用の個別のウィンドウを使用して、プロセスを更新する場合。メイン ウィンドウで取り込まれた情報を表示する場合にのみ、このオプションを使用します。通常、このような情報はメイン ウィンドウで読み取り専用として表示されます。

「問題」プロセスの特定の段階で、「エラーを追加」処理が発生したときに、エラーに関する情報を取り込む場合があります。この例では、最初に、「エラーを追加」処理を作成する必要があります。次に、ウィンドウマネージャを使用して、プロセス フォルダで、エラー情報を取り込む個別のウィンドウを作成します。このウィンドウは、「プロセス」ビジネス オブジェクトに属する属性に基づきます。[プロパティ] グリッドで、ウィンドウを表示させる処理を指定します (この場合は、「エラーを追加」)。次に、取り込まれた情報を読み取り専用としてメイン ウィンドウに表示します。これらのウィンドウには、静的情報をあらかじめ入力できます。静的情報では、特定の段階での管理者グループへの割り当てなど、特定の値を指定します。

新しい処理を作成するには:
  1. プロセス デザイナーで、[ビジネス オブジェクト] ツリーを展開します。
  2. 処理を作成する項目を展開します。
  3. [処理] フォルダを選択し、[処理] リストで [新規] をクリックします。
    処理のプロパティ グリッドが表示されます。

あるいは、処理インスタンスをプロセス図に追加するときに表示される [処理の選択] ダイアログで、[新規] をクリックします。[新しい処理の作成] ダイアログが表示されます。

  1. 処理のタイトルを入力します。

タイトルには & 文字または < 文字を使用できません。

  1. 多言語システムの場合は、必要なローカライズされたタイトルを追加します。
  2. 必要に応じて、処理の [説明] を入力します。
    ユーザが [処理] リストの処理の上にマウスを置くと、このテキストがツール ヒントとして表示されます。
  3. [処理タイプ] フィールドで、作成する処理のタイプを選択します。
    一般的に [なし] を選択しますが、別のプロセスに切り替えるための処理を作成する場合は、[再初期化] を選択します。(再初期化処理の詳細については、再初期化: モジュール内でのプロセスの切り替えをご参照ください。)
  4. ウィンドウを処理と関連付ける場合は、[ウィンドウとの関連付けを許可] プロパティの横で、[True] を選択します。関連付けない場合は、[False] を選択します。
    [True] を選択した場合は、ウィンドウ マネージャを使用して、任意のウィンドウを作成してから、このウィンドウを新しい処理に関連付ける必要があります。詳細については、新しいウィンドウの作成をご参照ください。
    [False] を選択した場合は、プロセス設計で、処理の「確認が必要」プロパティを設定できます。このプロパティを True に設定すると、実行時に Web Access でアクションが表示されることを確認するように指示するダイアログが表示されます。
  5. [OK] をクリックします。
    ここで、該当するプロセスでこの処理を選択できます。

処理に次のアイコンがある場合必要に応じて削除できることを示します。処理に次のアイコン がある場合、削除できないことを示します。現在使用中であるか、事前定義されているためです。

自動処理の既定の情報の他に、手動処理の既定の情報も指定できます。たとえば、ユーザに特定の情報を入力させるプロンプトを使用して、「メモ」ウィンドウを事前入力できます。この作業は、自動処理の既定の情報の指定と同じ方法で行います。