テンプレート

プロセス デザイナーを使用すると、ユーザが処理をクリックしたときに表示されるウィンドウのフィールドを自動的に入力できます。たとえば、入力済みのタイトル、または入力済みの現在のユーザ名などの動的データを使用して、ウィンドウを表示できます。詳細については、自動処理の動的値の指定をご参照ください。

ただし、プロセスのメイン ウィンドウにデータを自動的に追加するには、テンプレート デザイナーを使用してテンプレートを作成する必要があります。このテンプレートを特定のプロセスに関連付けると、プロセスで標準の構造と自動化レベルを導入できます。

テンプレートを使用すると、パスワード忘れやサーバのクラッシュに関連するインシデントなど、共通のタイプのプロセスを簡単に登録できます。

テンプレートの作成

テンプレートを作成する前に、ウィンドウ マネージャで、該当するウィンドウが設計されていることを確認してください。テンプレート デザイナーでは、既定のウィンドウが表示されます。ただし、関連付けられたプロセスでテンプレートを実行すると、ウィンドウ マネージャのビューで指定されたウィンドウが表示されます。

ウィンドウ ビューの詳細については、ウィンドウの発行をご参照ください。

テンプレート デザイナー コンポーネントでは、初期ウィンドウのテンプレートのみを設定できます (最上位のビジネス オブジェクト)。すべての処理と追加のウィンドウは、関連するプロセス内で入力する必要があります。

テンプレートを作成するには:
  1. テンプレート デザイナーで、[テンプレート] ツリーを展開します。
  2. テンプレートを作成するプロセス オブジェクトを選択し、[処理] リストで [新しいテンプレート] をクリックします。
    [詳細] ウィンドウが表示されます。これがテンプレート ウィンドウです。
  3. [詳細] ウィンドウで必要な詳細情報を入力し、[プロパティ] グリッドを展開します。
  4. [タイトル] プロパティの横で、テンプレート名を入力します。
  5. [テンプレート プロセス] リストで、テンプレートを使用するプロセスを選択します。
  6. テンプレート デザイナーで設定した値によって、オブジェクト デザイナーの属性に設定された既定値を上書きする場合は、[上書き] プロパティを [True] に設定します。

通常、 [True] に設定する必要があります。オブジェクト デザイナーでは、既定値が設定されているテンプレートの属性を検索します。[上書き] プロパティが [False] に設定されている場合、テンプレートの設定内容に関係なく、オブジェクト デザイナーの既定値が使用されます。

  1. をクリックして、テンプレートを保存します。
    ここで、テンプレートのインスタンスをショートカット バーに追加する必要があります。
  2. 作成したテンプレートの関連情報を含む、新しいWorkspace コンポーネントをショートカット バーに追加し、[OK] をクリックします。
    新しく作成された Workspace コンポーネントをクリックすると、テンプレートが表示され、選択したプロセスに従います。

プロセスの既定のウィンドウ以外のウィンドウを使用する場合は、ビューを定義し、ウィンドウを表示する関連プロセスを設定します。この作業では、ウィンドウ マネージャを使用します。詳細については、ウィンドウの発行をご参照ください。

アナリストが使用しているテンプレートは削除できません。

テンプレートは、プロセスのメイン ウィンドウのみを入力します。プロセス デザイナーを使用すると、プロセスで使用される他のウィンドウを入力できます。

特定のプロセスのウィンドウを入力するには:
  1. プロセス デザイナーを起動します。
  2. 関連プロセスで、ウィンドウを入力する [処理インスタンス]、[自動処理インスタンス]、または [割り当て] 要素をクリックしてから、 をクリックします。
    [プロパティ] リストが表示されます。
  3. [処理インスタンス データ] 属性で をクリックし、選択した項目のウィンドウを表示します。
  4. このプロセスの使用時に表示する情報を入力し、[OK] をクリックしてウィンドウを閉じます。
  5. をクリックして、プロセスの変更を保存します。

テンプレートの変更

プロセスを作成し、特定のステータスでプロセスの変更を許可すると、特定のステータスに到達したときに、[再初期化] 処理が [処理] リストに表示されます。[再初期化] を使用して、テンプレートを切り替えることもできます。

再初期化処理の設定については、再初期化: モジュール内でのプロセスの切り替えをご参照ください。