プロセス デザイナー
Service Desk または資産マネージャにアクセスできない管理者が情報を必要とする場合など、クエリをレポートとして配信しなければならないことがあります。基本レベルでは、レポートを使用すると、読みやすい形式でクエリの結果を表示できます。レポートは HTML 形式で生成されるため、配布しやすく、ブラウザがあればすべてのユーザが表示できます。たとえば、イントラネット サイトでレポートを公開したり、電子メールの添付ファイルとして送信することができます。
レポートの作成
レポートは次の 2 つの方法で作成できます。1 つ目は、既存のクエリに基づいてレポートを作成する方法です。2 つ目は、レポートをゼロから作成する方法です。
クエリの作成方法がわかれば、簡単にレポートを作成できます。レポート デザイナーでは、クエリの場合と同様に、属性や条件などを選択できます。
レポートが既存のクエリに基づかない場合は、新しいレポートを作成できます。クエリの作成と同様の手順で、レポートを作成し、必要に応じて、属性の追加、データの並び替え、および条件の追加を行います。
新しいレポートを作成するには:
あるいは、既存のクエリに基づいてレポートを作成するには、該当するクエリを右クリックしてから、[クエリからレポートを作成] をクリックします。
[レポートの作成] ダイアログが表示されます。タイトルにはクエリ名が入ります。
- レポートの [タイトル] と [説明] を入力し、レポートが基づく [モジュール] と [ビジネス オブジェクト] を選択します。
- 必要に応じて、レポートを追加するショートカット グループを選択します。
- このレポートが個人用か、全員で共有するかどうかを指定し、[OK] をクリックします。
レポート デザイナーが起動します。 - レポートを構成する属性を [属性] ツリーから [選択した属性] リストにダブルクリックします。
[選択した属性] リストから属性を削除するには、属性を右クリックし、[削除] をクリックします。
すべての属性を削除するには、[すべて削除] をクリックします。
[リスト] パネルに表示される列の順序を変更するには、列を選択してから、任意の位置にドラッグします。
- 同じ方法で、目的の属性をコレクションからダブルクリックします。
コレクションから最初に選択した属性の場合は、コレクションの属性を [選択した属性] リストに追加するときに、[プレビュー] タブの横に新しいタブが作成されますその他の属性も [選択した属性] リストに追加できます。追加された属性は関連するタブに表示されます。
- 必要に応じて、属性を並び替えます。レポートをグループ化する場合は、1 つ以上の並び順を指定する必要があります。
- [次へ] をクリックします。
[レポート グループ] ページが表示されます。
レポートをグループ化する場合は、1 つ以上の並び順を指定する必要があります。グループは階層的です。最後の属性に対してグループ化を行うには、その前のすべての属性を選択しなければなりません。特定の属性で並び替えるには、属性が正しい並び順になっていることを確認する必要があります。
- 必要に応じて、レポートをグループ化する属性を選択し、[次へ] をクリックします。
[条件] ページが表示されます。 - 必要に応じて、条件を指定する属性をドラッグし、関連する情報を入力します。
クエリの条件を指定する場合と同じ方法で、レポートの条件を指定します。条件の指定については、クエリの条件の作成をご参照ください。 - [次へ] をクリックします。
- レポートの全般設定を必要に応じて変更し、[完了] をクリックします。
レポートを保存するように指示されます。
最初に属性をレポートに追加するときには、データベースに入力された順にデータが表示されます。データが論理的な形式で並び替えられると、情報の確認や検索が容易になります。たとえば、顧客リストを名前別または国別でアルファベット順に並び替えることができます。
データを並び替えるときには、次の 2 つの項目を指定する必要があります。
- 並び替えの基準となる属性。
- 並び替えの方向 (昇順または降順)。
昇順または降順でレポートのデータを並び替えることができます。
- 昇順 – 最小値から最大値へ (1 ~ 9、A ~ Z、False ~ True)。レポート デザイナーでは、選択したソート属性の値に基づいてレコードが昇順に並び替えられます。
- 降順 – 最大値から最小値へ (9 ~ 1、A ~ Z、True ~ False)。レポート デザイナーでは、選択したソート属性の値に基づいてレコードが降順に並び替えられます。
必要に応じて、データの並び替えに使用する列を複数選択できます。詳細などのフリー テキストを含む列を除き、すべての列を使用してレポートを並び替えることができます。
レポートをグループ化する場合は、1 つ以上の並び順を指定する必要があります。
[レポート] ツリーの [全般] ブランチから各レポートの全般設定を構成できます。
設定内容:
- レポート タイトル - レポートの上部に表示されます。必要に応じて、レポートのすべてのページでタイトルを繰り返し表示するように指定できます。
- レポート スタイル - レポートのフォントと表示方法を指定します。3 つのカスケーディング スタイル シート (.css) によって、レポートの表示方法が制御されます。呼び出されるカスケーディング スタイル シート:ReportSmall.css、ReportMedium.css、および ReportLarge.css。これらは Program Files\LANDesk\LANDesk Service Desk フォルダに保存されています。これらのスタイル シート間の主な違いは、使用されるフォントのサイズです。スタイル シートを修正する知識がある場合は、スタイル シートを修正することで、レポートの表示方法をさらに制御できます。
これらのレポートで使用するスタイル シートは、各コンピュータにローカルに保存されます。スタイル シートの修正方法がわかる場合は、レポートの表示方法をさらに修正できます。ただし、スタイル シートはローカルで保存されるため、自分のレポートで反映された変更のみが表示されます。 クエリとレポート デザイナーのスタイル シートの使用方法は、Web ページでのカスケーディング スタイル シートの使用方法とは異なります。つまり、レポートが生成されるたびに、レポートとスタイル シートを動的にリンクするのではなく、スタイル シート内から情報を取得し、レポートに追加します。このことは、スタイル シートの変更が後続のレポートに反映されますが、既存のレポートの表示方法は変わらないことを意味します。
- 結果一覧を更新する頻度。
- ソフト削除された項目を表示するかどうか。
- 上位 n 件のレコードのみを表示するかどうか。
- 各列の行に表示される文字数。データは切り捨てられません。列のデータが折り返し表示されます。
データを切り捨てる場合は、[レポート] ツリーで [属性] をクリックします。該当する属性を右クリックし、ショートカット メニューの [プロパティ] をクリックします。[属性プロパティ] ダイアログが表示されます。[表示形式] タブをクリックし、[切り捨て] チェック ボックスをオンにし、文字数制限を指定します。[属性プロパティ] ダイアログの [OK] をクリックして、変更を保存します。
- 各ページの表ヘッダーを表示するかどうか。
- レポートが生成された日時をレポートに追加するかどうか。
- レポートの概要をレポートに含めるかどうか。レポートを作成するための条件の詳細が指定されます。
- グループの数を含めるかどうか。
- レポートの最後に合計レコード数を含めるかどうか。