モジュールとビジネス オブジェクト

データベースには、さまざまな業務に対応する多種多様なモジュールがあります。たとえば、問題管理変更管理申請管理などのモジュールがあります。各モジュールには、情報を取り込むために使用するさまざまなビジネス オブジェクトと、プロセスを作成できる最上位のオブジェクトがあります。

ビジネス オブジェクト

ビジネス オブジェクトはデータベースの基本構成要素であり、処理可能なすべての項目を表します。ビジネス オブジェクトは、ユーザや資産などの物理的な項目の場合や、申請、問題、変更などの抽象的な項目の場合があります。

属性

各ビジネス オブジェクトには属性の集合があり、ビジネス オブジェクトに関して記録する情報を説明します。各ビジネス オブジェクトには、異なる属性を含めることができます。たとえば、「ユーザ」ビジネス オブジェクトの場合、「名前」、「電話番号」、「ロケーション」などの属性を記録できます。一方、「問題」ビジネス オブジェクトの場合、「説明」、「緊急度」、問題が登録された「日付」などを記録できます。

ビジネス オブジェクトの各インスタンスには、異なる属性値を設定できます。

ビジネス オブジェクト属性の詳細については、属性をご参照ください。

サブクラス

データベースのオブジェクトには、他のオブジェクトの下位クラスのものがあります。たとえば、問題変更プロセスの下位クラスであり、資産構成項目の下位クラス、エンド ユーザユーザの下位クラスです。

親クラスに追加する属性は自動的に下位クラスでも利用できます。このため、プロセス管理\プロセス オブジェクトに属性を追加する場合は、インシデント管理\インシデントでも利用できるようになります。ただし、属性を各下位クラスに追加するときには、これらの属性は下位クラスでのみ利用できます。

属性が同じタイプとサイズでない限り、親または下位クラスの既存の属性と同じ名前の属性をオブジェクトに追加できます。

関係

属性の他に、ビジネス オブジェクトは関係をもつこともできます。たとえば、ユーザが特定の資産を使用する場合、「ユーザ」ビジネス オブジェクトのインスタンスと「資産」ビジネス オブジェクトのインスタンスの間に関連付けを作成できます。これは関係と呼ばれます。

ビジネス オブジェクト関係の詳細については、関係をご参照ください。