CI 構造
構成管理の主な利点の 1 つは、IT コンポーネント間の関係のモデリングです。これらの関係を特定すると、CI 間の接続を作成し、実際の状況をモデリングできます。たとえば、ワークステーションは、デスクトップ コンピュータ、オペレーティング システム、およびソフトウェア アプリケーションから構成されています。ワークステーションは、ネットワークに接続し、ネットワークを使用します。IT コンポーネント間の関係を正しく理解すると、提案された変更の影響を詳細に分析できます。
- ワークステーション
- ネットワーク サーバ
- ネットワーク プリンタ
- オペレーティング システム
- ソフトウェア アプリケーション
構成管理では、作成する IT コンポーネントと関係を管理できます。これは、特に、変更管理および問題管理で有効です。たとえば、CI を変更する場合、定義された関係を使用し、他のコンポーネントに対する変更の影響を評価できます。また、構成管理を使用すると、インシデントの根本原因である CI を特定できます。
CI は、さまざまな方法で、構造に関連付けることができます。次の図では、プリンタが PC に接続されています。PC はプリンタの親で、プリンタは PC の子です。
- 親
- 子
2 つの項目を関連付けるときには、最初に選択した項目が自動的に親 CI になります。関係矢印は、影響の方向を示します。つまり、親 CI が変更された場合、子 CI に影響することを示します。ただし、子 CI の変更は親 CI に影響しません。