外部アプリケーションへのリンク

Service Desk または資産マネージャからコンピュータにインストールされたアプリケーションにリンクできます。Web Access (またはコンソールの右クリック メニュー) で使用可能な処理に項目を追加すると、ユーザは自分の Workspace からこの情報にアクセスできるようになります。ユーザーは、同じビジネス オブジェクトに基づくクエリからもこのメニューにアクセスできます。

この機能は、Self Service または Ivanti Workspaces に表示されません。

たとえば、Web Desk のインシデント ウィンドウに表示される [処理] リストに項目を追加できます。この処理は、インターネット上でインシデントのタイトルまたは説明と一致する記事を検索します。次の手順はこの例を使用します。

このメニューをウィンドウに追加するには、複数のステップを実行します。詳細は次のとおりです。

  1. デスクトップ マネージャ コンポーネントを使用して、接続を作成します。
  2. この接続に追加するビジネス オブジェクトを指定します。
  3. ウィンドウ マネージャで、目的のウィンドウにプラグイン メニューを追加します。

Web Desk 内から外部アプリケーションへのリンクを使用するには、各ワークステーションで必要な登録情報を作成する必要があります。詳細については、登録情報の作成をご参照ください。

汎用デスクトップ マネージャ コネクタを作成するには:

  1. Ivanti コンソールで、デスクトップ マネージャ コンポーネントを起動します。
  2. [管理システム] ツリーで [外部接続] ノードを選択し、[処理] リストで [新しい接続] をクリックします。
    新しい接続
  3. [管理システム] ツリーで「MSDN」などの接続名を入力し、Enter キーを押します。
  4. [メニュー タイトル] プロパティの横で、ユーザーがウィンドウまたは特定のフィールドを右クリックしたときに開くメニューに表示されるテキストを入力します。たとえば、「MSDN Search」と入力します。
  5. [アプリケーション] プロパティの横で、コンピュータ上の優先検索エンジンの場所を入力します。たとえば、「C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe」と入力します。

[スタート] メニューに表示されるアプリケーション名ではなく、Windows Explorer に表示されるアプリケーションのファイル名を入力する必要があります。通常、これらの名前は異なります。

[接頭辞] と [接尾辞] の 2 つのプロパティは、接続しているアプリケーションによって異なります。必要に応じて、任意のプロパティを指定します。何も指定しなくてもかまいません。デスクトップ マネージャの既定の値とこれらの値により、外部アプリケーションが使用するパラメータ文字列が作成されます。接頭辞はデスクトップ マネージャの既定値の前に付加されるテキストです。接尾辞は値の末尾に付加されるテキストです。

  1. MSDN の例では、検索の接頭辞を決定する必要があります。Web ブラウザを起動し、MSDN 検索を実行します。[アドレス] フィールドには、接頭辞と接尾辞が表示されます。例:
    MSDN
  2. この例では、「Ivanti」を検索しました。接頭辞については、「Ivanti」という単語の前に付いているすべての文字をコピーし、[接頭辞] プロパティに貼り付けます。
    接頭辞
  3. 次に、[接尾辞] プロパティについて、「Ivanti」という単語の末尾についているすべての文字をコピーします。
    接尾辞
  4. 通常、[デバッグ] プロパティの横で、[False] を選択します。
  5. 保存アイコン をクリックします。

各ウィンドウは、1 つのビジネス オブジェクトに基づいています。次のステップでは、この接続を、ウィンドウの基になるビジネス オブジェクトにリンクします。

目的のビジネス オブジェクトを選択するには:

  1. 作成した接続を使用して、[処理] リストで [新しいビジネス オブジェクト] をクリックします。
    [ビジネス オブジェクトの選択] ダイアログが表示されます。

ビジネス オブジェクトの選択

次に、同じ例を使用して、インシデント ビジネス オブジェクトの [タイトル] 属性に入力されたテキストを検索する機能を追加します。

  1. [ビジネス オブジェクト] ツリーで [インシデント管理] フォルダを展開し、[インシデント] ビジネス オブジェクトを選択します。
    ビジネス オブジェクト属性が [属性] リストに表示されます。
  2. [属性] リストで [タイトル] を選択し、[OK] をクリックします。
  3. 保存アイコン をクリックします。

最後のステップでは、ウィンドウ マネージャ コンポーネントを使用して、処理を任意のウィンドウに追加します。ここでの例に従い、この処理を [インシデント] ウィンドウに追加します。

この機能を構成項目に追加している場合は、該当する [構成項目] ウィンドウを設定する必要があります。次に、ユーザーが [インシデント] ウィンドウからこの処理にアクセスできるように、プラグイン メニューをこのウィンドウの関連する構成項目コントロールに追加する必要があります。

処理をウィンドウに追加するには:

  1. ウィンドウ マネージャ コンポーネントを起動し、[ビジネス オブジェクト] ツリーで該当するモジュールとビジネス オブジェクト フォルダを展開し、任意のウィンドウを開きます。たとえば、[インシデント管理| インシデント | インシデント] ウィンドウを開きます。
  2. [ウィンドウ エディタ] でウィンドウを選択し、[プロパティ] グリッドを展開します。
  3. [プロパティ] グリッドの [プラグイン メニューを表示] プロパティの横で、[True] を選択します。
  4. 変更内容をウィンドウに保存します。

ここで変更したウィンドウを表示できるユーザーは、Web Desk でインシデントを表示するときに、この処理にアクセスできます。Ivanti コンソールでは、右クリック メニューにアクションが表示されます。