変更管理:リリース管理プロセス

リリース プロセスには、変更のビルド、テスト、リリースを管理するためのメカニズムが実装されています。

プロセス図

このプロセスには、3 つの主要なセクションがあります。

プロセス図

プロセス図

プロセス図

プロセスの最初の段階では、リリースへの子変更の追加など、リリースを定義できます。

次に、リリースがビルドおよびテストされます。

テストに合格すると、リリースが組織全体に展開されます。

リリースの定義

プロセス図

新しいリリースを作成するときには、リリースの概要、リリースの説明、予定リリース日を入力します。既存のリリース計画書を添付することもできます。ウィンドウの下部には 2 つのタブがあり、「この日に計画されているリリース」と「リリース テスト未完了」クエリの結果が表示されます。これらのクエリの詳細については、クエリをご参照ください。

[リリース詳細情報] ウィンドウには 2 つのリスト ボックスがあり、リリースの形式と種類を指定できます。これらのリスト ボックスには、参照リストの値が表示されます。これらの参照リストの詳細については、参照リストをご参照ください。

使用方法

リリース重要度

リリース形式

重要 (多数の新機能が含まれます。通常、重要なリリースはすべての既存の重要ではないリリースと緊急リリースに優先します。)
重要ではない (小規模の機能拡張と修正が含まれます。通常、重要ではないリリースはすべての既存の緊急リリースに優先します。)
緊急 (少数の問題修正が含まれます。)

リリース タイプ

完全 (リリースのすべてのコンポーネントがまとめてビルド、テスト、配布、配置されます。)
差分 (前回のリリース以降、実際に変更された CI のみ)
パッケージ (まとめて展開される複数のリリース)

リリースを保存するときに、「子変更を追加」処理を使用して、必要な変更を追加できます。この方法でリリースに追加する子変更は、[変更] ツリーに「」として表示されます。

リリースのビルドとテスト

プロセス図

必要な変更をリリースに追加するときには、リリースをビルドおよび構成してからテストを実行します。

リリースのビルドと構成」処理を使用すると、ビルドと構成に関する説明を追加できます。ビルドが完了すると、「ビルド失敗」または「ビルド成功」処理が利用可能になります。

ビルドに失敗した場合、リリースをクローズするか、再度リリースをビルドして構成できます。ビルドに成功した場合、テストが可能になります。

ビルドに成功した場合、「テストに提出」処理をクリックします。

[テストに提出] ウィンドウでは、ビルドをテストするアナリストまたはグループと必要なテストの種類を指定します。[テスト タイプ] リストには、参照リストの値が表示されます。

テストに提出」処理を複数回実行し、テストとテスト担当者を追加できます。処理を実行するたびに、リリース管理テスト タスクが作成されます。リリース管理テスト タスクがすべて完了するまでは、リリース処理を進めることができません。

リリース管理テスト タスクは、リリースの [変更] ツリーから開くことができます。タスクは合格または失敗のいずれかになります。

テストに合格すると、リリースが展開段階に遷移します。テストに失敗すると、リリースをクローズできます。あるいは、失敗が重要ではないと見なされる場合は、失敗しても展開に進むことができます。

リリースの展開

プロセス図

リリースのテストに成功した場合、展開を開始できます。「リリース展開計画」処理を選択すると、[リリース展開計画] ウィンドウが開き、現在の [リリース詳細情報] ウィンドウが表示されます。ここで、展開日、展開計画、バックアウト計画を登録できます。

展開の完了後、「展開成功」または「展開失敗」処理を使用して、リリースを完了できます。