申請管理:一般サービス申請

一般サービス申請プロセスでは、基本的なサービス申請を処理します。拡張することで、追加要件に対応できます。次のプロセス図には、3つのセクションを示します。詳細については、後半で説明します。

プロセス図

プロセス図

プロセス図

一般サービス申請プロセスには6つの要素があり、次の順序で実行されます。

  1. 作成
  2. 承認
  3. 在庫確認
  4. プロビジョニング
  5. 申請完了
  6. 登録解除

詳細については、次のとおりです。

作成順序

申請された CI が選択されていない場合 (たとえば、エンドユーザが一般申請を記録した場合)、プロセスはサービス デスク グループに割り当てられ、対応待ちステータスに移動します。そうでない場合は、親はバンドル判定に移動します。対応待ちステータスでは、自分に割り当て処理を使用し、現在のユーザに申請を割り当てることができます。また、メモを追加できます。メモの追加処理はメモを追加し、アナリストが [メモ] ウィンドウで選択するユーザに通知します (エンドユーザは追加のユーザに通知することを選択できません)。提出者ユーザではない場合、現在割り当てられたユーザにも通知されます。

上記の自分に割り当てメモの追加機能は、このプロセスでもう一度使用されます。

対応待ちステータスから、必須データの入力処理の後に意思決定を行い、申請オブジェクトの [親はバンドル] 属性の値をテストします。オブジェクト デザイナーの既定値では、この属性が False に設定されているため、プロセスが承認フローに入ります。ただし、バンドル申請プロセス (1 ページの「申請管理:バンドル申請」を参照) で作成された子申請の場合には、この属性が True に設定されています。[親はバンドル]True に設定されている場合、申請は既に親バンドル申請プロセスで承認済みであるため、プロセスの承認フローは省略されます。

プロセス図

承認フロー

承認フローは他のプロセスで複製されます。

申請で選択されたサービスのウィンドウで設定された値によって、最大 4 回の承認が発生する場合があります。

  • [サービス] ウィンドウで [ライン マネージャの承認が必要] チェック ボックスを選択すると、承認のため、管理コンポーネントの [エンド ユーザ] ウィンドウの設定した提出者のマネージャに、申請が割り当てられます。提出者ユーザ[ライン マネージャ] フィールドに値がない場合は、申請が Service Desk グループに割り当てられます。
  • 値が [サービス] ウィンドウの [サービス承認] リストから選択された場合、承認のため、申請がサービス チーム マネージャ ロールに割り当てられます。
  • グループが [サービス] ウィンドウの [IT 承認] リストから選択された場合、承認のため、申請がそのグループに割り当てられます。
  • グループが [サービス] ウィンドウの [ビジネス承認] リストから選択された場合、承認のため、申請がそのロールに割り当てられます。

各段階において、担当者が申請を承認または否認できます。申請が否認された場合、申請がクローズし、ステータスが「否認」になります。必須承認者全員によって承認された場合、申請は「在庫確認」ステージに進みます。

プロセス図

在庫確認フロー

在庫確認フローでは、申請されたサービスを導入するためのライセンスまたは在庫があることを確認できます。

[サービス] ウィンドウの [在庫またはライセンスが必要] チェック ボックスを選択していない場合は、プロセスの在庫確認フローが省略されます。そうでない場合は、申請された CI のウィンドウで設定されている在庫確認グループ在庫確認ユーザに割り当てられます。ステップを在庫確認フローに追加して、特定の組織要件に対応できます。

この段階では、申請をキャンセルできます。キャンセルした場合、申請がクローズし、ステータスが「キャンセル」になります。あるいは、在庫を確認し、申請をプロビジョニング フローに進めることができます。プロセスのステータスを「在庫なし」にすると、一時的に、項目の利用不可能状況を示すことができます。このステータスでは、申請を確認するためのクエリを作成し、在庫がない項目のプロビジョニングを進めることができます。

プロセス図

プロビジョニング フロー

申請が承認され、必要に応じて在庫を確認すると、申請は [サービス] ウィンドウの [フルフィルメント グループ] リストで選択したグループに割り当てられます。

プロビジョニング フローにはプレースホルダーがあり、Ivanti Process Manager (LPM) との統合など、プロセス自動化を導入できます。

プロセス図

申請完了

提供されたサービスが 1 回のみの申請によるサービスの場合、自動処理によって申請された項目が提出者とリンクします。

申請されたサービスの [サービス] ウィンドウで [顧客の確認が必要] チェック ボックスを選択した場合、申請は提出者に割り当てられ、サービスの受領が確認されます。

1 回のみの申請によるサービスではない場合、申請は終了ステータスの「クローズ済み」に遷移します。1 回のみの申請によるサービスである場合、申請は完了ステータスの「登録済み」に遷移します。

プロセス図

登録解除フロー

エンド ユーザが 1 回のみの申請によるサービスを申請した場合、プロセスは完了ステータスの「登録済み」に遷移します。エンド ユーザは「登録解除」処理を使用して、サービスを取り下げることができます。この場合、申請は SA ユーザに割り当てられます。これを変更する必要があります。申請をグループまたはロールに割り当てることをお勧めします。

サービスがユーザから削除されると、ユーザと CI 間のリンクが自動的に削除され、申請がクローズします。

プロセス図

各ステータスにおける任意の処理:

ステータス

任意の処理

オープン

なし

対応待ち

割り当ての追加
添付ファイルの追加

承認待ち

添付ファイルを追加

サービス承認待ち

添付ファイルを追加

IT 部門の承認待ち

添付ファイルを追加

ビジネス承認待ち

添付ファイルを追加

在庫状況の確認

割り当ての追加
添付ファイルの追加
タスクの追加

在庫なし

割り当ての追加
添付ファイルの追加
タスクの追加

プロビジョニング

割り当ての追加
添付ファイルの追加
タスクの追加

ユーザ確認

添付ファイルの追加
メモの追加

登録

なし

取り下げ

割り当ての追加
添付ファイルの追加
タスクの追加

クローズ済み

なし

キャンセル

なし

否認

なし