Microsoft Teams との統合
Microsoft Teams との統合により、Service Desk で、メール送信と同時に Microsoft Teams に通知を送ることができます。
Teams アプリを生成する
最初の手順は、Microsoft Teams でアプリを作成することです。
Teams アプリを作成するには:
- 管理者として Microsoft Teams にログインします。
- [アプリ] タブで、[App Studio] を検索して追加します。
- App Studio の [マニフェスト エディタ] タブで、[新しいアプリの作成] を選択します。
- 最小要件として、以下の値を指定します。
- 短い名前
- 正式名
- 短い説明
- 詳しい説明
- パッケージ名 (例: yourcompanyname.isdteamsapp.com)
- バージョン (例: 1.0.0)
- 短い説明
- 長い説明
- 開発者情報 (例: ご自身のお名前と、会社の Web サイト アドレス)
- Web サイト URL (https:// であることが必要)
- プライバシーに関する声明の URL (https:// であることが必要)
- 使用条件の URL (https:// であることが必要)
- [生成] をクリックします。
アプリ ID が生成されます。 - [機能] で、[ボット] を選択してから [設定] をクリックします。
- [名前] を入力し、[一方向の通知ボットである] を選択し、[スコープ] を [チーム] に設定します。
- [ボットを作成] をクリックします。
ボットが作成されて、[ボット] ページに表示され、Service Desk のシステム設定で [ボット ID] として使用される ID が示されます。 - [新しいパスワードを生成] をクリックします。
パスワードが作成されます。このパスワードは、後ほど Service Desk のシステム設定で [ボット パスワード] として使用します。 - ボットのエンドポイント アドレスを次の形式で入力します。
https://[URL to server]/[framework instance name]/api/messages?v=*
例:https://my.example.org/servicedesk.framework.web/api/messages?v=*
- [テストと配布] タブで、Teams アプリを zip ファイルとしてダウンロードします。
組織用に Teams アプリをアップロードする
アプリを作成後、そのアプリをアップロードする必要があります。
組織用に Teams アプリをアップロードするには:
- 管理者として Teams にログインします。
- [アプリ] タブで、[カスタム アプリをアップロード] をクリックし、前のセクションで入手した zip ファイルをアップロードします。
アップロードしたアプリに対応するタイルが表示されます。 - アプリのタイルをクリックし、[チームに追加] をクリックします。
- 必要なチームを検索し、[ボットを設定] をクリックします。
選択したチーム用に Teams アプリがインストールされます。
これで、この Teams アプリを使用するように Service Desk を構成する準備ができました。構成後、Teams でチームにユーザを追加できます。
Service Desk と Teams アプリ間の統合を構成する
Teams アプリを作成してアップロードした後、アプリと Service Desk 間の統合を構成できます。そのためには、Service Desk のシステム設定をいくつか Teams アプリの構成から追加し、適切なチームにメンバーを追加した後、Service Desk のシステム設定に戻って統合の有効化とさらなる構成を行います。
Service Desk と Teams アプリ間の統合を構成するには:
- 管理者として Service Desk コンソールにログインします。
- [設定] メニューで、[システム] をクリックします。
[システム設定] ページが表示されます。 - [チーム統合] で、以下の値を設定します。
ボット ID – ボットの作成時に Microsoft Teams で生成された ID
[ボット パスワード] –ボットの作成後に Microsoft Teams で生成されたパスワード
チームへのリンク – チームのコンテキスト メニューから [チームへのリンクを取得] を選択した際に作成された URL
通知画像の URL – Teams 通知に表示する画像の URL - 設定を保存します。
次の段階は、読み取り専用の [サービス URL] 値を設定することです。これは、以下の手順を完了して、Service Desk のフレームワークに最初のメッセージが送信された時点で、自動的に行われます。 - Service Desk 構成センターで、Framework アプリ プールをリサイクルします。
- Microsoft Teams で、Service Desk 通知アプリがインストールされているチームにユーザを追加します。
これにより Service Desk Framework にメッセージが送信され、[サービス URL] システム設定にデータが取り込まれます。 - [Service Desk システム設定] ページの [Teams 統合] で、[Teams 通知を有効にする] を [True] に設定し、[サービス URL] 設定に値があることを確認します。
上記の構成を完了すると、アプリがインストールされているチームに追加されたすべてのユーザに、Service Desk の送信メール サービスが送信する電子メールに加えて、Teams での通知が届きます。