システム更新構成

管理者は、デバイスユーザーによるAndroid 6.0またはサポートされる以降のバージョンでのシステム更新管理を制限することができます。 この機能は、Androidエンタープライズデバイスにのみ適用されます。

構成するには:

  1. [構成] > [+追加] を開きます。

  2. [システム更新] 構成を選択します。

  3. 構成の名前を入力します。

  4. 説明を入力します。

  5. [構成設定] セクションで、以下のオプションを構成します。

    設定

    説明

    自動 新しいファームウェアが提供されるとシステム更新をサイレントに適用します。
    延期 システム更新のインストールを30日間延期します。 システムは30日後、デバイスユーザーに更新のインストールを促すメッセージを表示します。
    ウィンドウ表示(ローカルタイム)

    システム更新をサイレントに適用する時間帯を選択します。

    [開始時刻][終了時刻] を選択してください。

    フリーズ期間

    指定した期間はシステム更新を凍結します。

    このオプションはAndroid 9.0以降のデバイスに適用されます。

    [フリーズ期間を追加] をクリックします。

    フリーズ期間の [開始日][終了日] を選択します。

    各フリーズ期間を90日より長くすることはできません。複数のフリーズ期間を追加することは可能です。 次のフリーズ期間は前回の終了日から60日後から開始できます。

    フリーズ期間を削除するには、削除アイコンをクリックします。

    Zebraファームウェア構成

    Zebraデバイス(Androidバージョン8.0またはサポートされる以降のバージョン)のオペレーティングファームウェアをアップグレードまたは更新するには、[Zebra OTAを構成] を選択します。 これはデバイス所有者モードの場合のみです。

    Zebra OTAの更新を構成するには、[管理] > [ファームウェア管理] > [Zebra OTA] から Ivanti Neurons for MDM OTAサービスを有効化する必要があります。また、ZebraデバイスがCloud上になければなりません。 ポップアップにZebraの認証情報を入力してください。 認証情報を再生成するには、直接Zebraに問い合わせる必要があります。

    このオプションを選択すると、登録されたZebraデバイスのリストが表示されます。

    ファームウェアを選択し、デバイスモデルに適用する方法は次のとおりです。

    1. Zebraデバイスの [アクション] カラムで以下のいずれかのアクションを実行します:
      • なし:デバイスモデルに何のアクションも実行されません。
      • フルアップグレード[ターゲットのZebraファームウェアを選択] ウィンドウで、デバイスモデルに適用するフルアップグレードのファームウェアバージョンを選択します。
      • フルアップグレードプロセス中は、ポート443のみが必要です。

        [検索] フィールドにビルドIDに含まれる文字を入力すると、ビルドIDに基づいてアップグレードを検索できます。ビルドIDはソートされ、降順に表示されます(最新のものが一番上)。

        [パッチアップグレード] オプションは、Android 11以上のデバイスでは利用できません

    2. 以下の任意のオプションを構成します。   

      ダウンロード要求の開始 - 以下の条件がGo appによって評価されます。

      • 必要な最小バッテリーレベル:選択できる範囲でスライダーを移動して、最小限必要なバッテリー残量を設定します。
      • デバイスの充電が必要:プロセス中はデバイスを充電モードのままにするには、このオプションを選択します。
      • ダウンロードスケジュール:ダウンロード要求およびファイルダウンロードの開始スケジュールを作成するには、このオプションを選択します。
      • デバイスのアイドル状態が必要電源に接続が必要従量制ネットワークでのダウンロードを許可は、Android Download Manager に渡されます。Go app は、上記のウィンドウと上記のパラメータを使用して、ダウンロード要求を Android Download Manager に追加します。

      • ダウンロードのスケジュールを適用 - ダウンロードをスケジュールする [曜日] および [開始時刻][終了時刻] を選択します。 ダウンロードのスケジュールには複数の曜日を選択することができます。 たとえば、開始時刻と終了時刻が午前12:00から午後11:00の間の間で、土曜日と日曜日が選択されている場合、選択した日のこの時間中にのみZebraデバイスでダウンロードが実行されます。

        Go app では、構成がデバイスに適用されると、スケジュールに従ってダウンロードが開始します。ダウンロードの終了時間に制限はなく、スケジュールに設定した終了時刻より遅くなる場合があります。

      • 更新のスケジュールを適用 - ファームウェア更新のインストールをスケジュールする [曜日] および [開始時刻][終了時刻] を選択します。
        デバイスのバッテリー残量が32未満の場合はインストールが延期されます。
        更新スケジュールが設定されていない場合、ファームウェアのダウンロードが完了するとすぐにインストールが始まります。
    3. 以下の任意のオプションを構成します。

      ダウンロード時の条件 - 以下の条件がDownload Managerによって評価されます。 条件に応じて選択できます。

      • デバイスのアイドル状態が必要(デフォルトで選択):デバイスがアイドル状態のときにファームウェアの更新を許可します。
      • 充電が必要(デフォルトで選択):デバイスが充電モードのときにファームウェアの更新を許可します。
      • 従量制ネットワーク経由のダウンロードを許可:Wi-Fiモードでのダウンロードを許可するには、このオプションを選択します。 デフォルトでは選択されていません。
      • デバイスのアイドル状態が必要電源に接続が必要従量制ネットワーク経由のダウンロードを許可は、Android Download Managerに渡されます。Go app は、上記のウィンドウと上記のパラメータを使用して、ダウンロード要求を Android Download Manager に追加します。

      • 指定した「ダウンロードスケジュール」外でのダウンロードの続行を許可:指定したダウンロードスケジュール外でのダウンロードを許可するには、このオプションを選択します。

      OS更新要求

      • 必要な最小バッテリーレベル - OS更新の要求時に利用可能でなけれならない最小バッテリーレベルを設定するには、このオプションを選択します。
      • デバイスの充電が必要 - プロセス中にデバイスを充電モードのままにするには、このオプションを選択します。
      • デバイス上でのOS更新の開始スケジュールを作成する - デバイス上でOS更新を開始するためのスケジュールを設定するには、このオプションを選択します。

        Go app では、構成がデバイスに適用されると、スケジュールに従ってダウンロードが開始します。ダウンロードの終了時間に制限はなく、スケジュールに設定した終了時刻より遅くなる場合があります。

    4. [Apply] をクリックします。

    Samsung e-FOTA構成

    [Samsung e-FOTAを構成] を選択し、Samsungデバイスのオペレーティングファームウェア(Knoxバージョン2.7.1以降)にアップグレードまたは更新します。これは、会社所有デバイス上の仕事用プロファイルモードのマネージドデバイスにのみ適用されます。

    Samsung e-FOTA対応デバイスが登録されていない場合、それを伝えるメッセージがページに表示されます。

    Samsung e-FOTAの更新を構成するには、[管理] > [ファームウェア管理] > [Samsung E-FOTA] からSamsung e-FOTAライセンスを有効化する必要があります。このオプションを選択すると、登録されたSamsungデバイスのリストが表示されます。

    ファームウェアを選択し、デバイスモデルに適用する方法は次のとおりです。

    1. Samsungデバイスの [アクション] カラムで以下のいずれかのアクションを実行します:

      • 最新:最新のファームウェアバージョンが適用されます。 このオプションがデフォルトで選択されています。

      • 強制:[ターゲットのSamsungファームウェアを選択] ウィンドウで、デバイスモデルに強制(ユーザーの介入なしで)適用するファームウェアバージョンを選択します。 この操作を実行すると、15分以内にファームウェアのダウンロードが始まります。

      • ターゲット:[ターゲットのSamsungファームウェアを選択] ウィンドウで、デバイスモデルに適用するファームウェアバージョンを選択します。

      「強制」や「ターゲット」を実行する際、デバイスに対応するファームウェアがない場合は、それを伝えるメッセージがページに表示されます。

    2. デバッグFWを有効化(任意):[デバッグFWを有効化] オプションを有効化し、構成を適用すると、デバイスはダミーファームウェアにアップグレードされます。 Samsungデバイスファームウェアのダミーファームウェアでは、管理者が、実際にはデバイス上の何も変更することなく、システム更新構成の動作をテストすることができます。

      ダミーファームウェアではなく実際のファームウェア更新にアップグレードするには、管理者が [デバッグFWを有効化] オプションを無効化してから構成を適用する必要があります。

    3. [Apply] をクリックします。

     

  6. [次へ] をクリックします。

  7. 以下の配布オプションから1つ選択します。

    • すべてのデバイス
    • デバイスなし(デフォルト)
    • カスタム

  8. [完了] をクリックします。

Samsung E-FOTA構成(終了)

Samsung E-FOTA構成は、2022年7月に廃止されています。 そのため、この構成を新規デバイスで利用することはできません。 既存のこの構成を使用しているデバイスでは、この構成の無効化のみを行えます。