ブラックアウト時間の作成

管理された Android デバイスでブラックアウト期間を指定し、デバイスの使用中にイネーブラがタスクを実行できないようにすることができます。ブラックアウト期間が有効なときには、イネーブラは Avalanche と同期できず、ブラックアウト条件が満たされなくなるまで、新しいプロファイル設定またはペイロードが適用されません。ブラックアウト期間を指定するには、wavelink_blackout.ini ファイルをデバイスに追加します。

デバイスでブラックアウト ファイルが見つからない場合、Avalanche のブラックアウト時間は適用されません。

ブラックアウト時間は3つの方法で指定できます。

期間。ブラックアウト期間の開始時刻と終了時刻を指定します。これらの時刻は24時間形式で入力する必要があります (開始時刻と終了時刻を含める)。開始期間と終了期間は含まれます。例:

start=08:00

end=14:00

ネットワーク情報。Wi-Fi、セルラー、およびイーサネット経由のネットワーク接続の値を指定し、ブラックアウトが適用される方法を決定します。期間が適用されない場合、常にネットワーク接続に基づいてブラックアウトが適用されます。これらのネットワーク タイプの値は、 true または false 値です。true の値の場合、デバイスが指定されたネットワーク タイプに接続されているときに、ブラックアウト期間が施行されます。例:

network_wifi=true

network_cellular=true

network_ethernet=false

この例では、イネーブラは、デバイスがイーサネットで接続されている間にのみタスクを実行しようとします。デバイスが Wi-Fi またはセルラー接続で接続されているときには、イネーブラは設定の更新または適用を試行しません。

電源情報。バッテリレベルを指定し、充電中の場合は、ブラックアウトが適用されるタイミングを指定できます。バッテリレベルは割合で測定されます。電源レベルは割合で測定されます。充電は true または false 値です。true の値の場合、デバイスが充電中のときに、ブラックアウト期間が施行されます。false の値の場合、デバイスが充電中ではないときに、ブラックアウトが施行されます。例:

min_battery=50

power_charging=false

これらの属性のすべてを組み合わせ、特定のブラックアウト条件を作成できます。

デバイスの電源がオンになる場合には、すべてのブラックアウト時間は無効になります。電源が入ったときの同期を手動で設定していないかぎり、電源がオンになったデバイスは自動的にブラックアウト設定を無効にし、Avalanche と同期します。詳細については、「電源が入ったときの強制同期」をご参照ください。

ブラックアウト時間を設定するには

1.テキスト ファイルを作成し、wavelink_blackout.ini として保存します。

2.上記のオプションに基づき、任意のブラックアウト設定を入力します。

3.ファイルを保存します。

4.Avalanche コンソールから、[プロファイル] 画面に移動します。

5.[新しいペイロード] > [Android] > [ファイル] をクリックします。

6.ペイロード名を入力し、ファイルをアップロードします。

7.ペイロードをプロファイルに関連付け、登録されたデバイスに配布します。

新しいブラックアウト設定は、ファイルで設定した属性と値に基づいて適用されます。

インベントリ パネルでブラックアウト ステータスを表示するには

1.[インベントリ] タブに移動します。

2.[列の編集] ボタンをクリックします。

3.[カスタムの追加] をクリックします。
[列の修正] ダイアログが表示されます。

4.次の詳細を入力します。

プロパティ キー:blackout.status

列タイトル:ブラックアウト

データ型:文字列

ツールチップ:ブラックアウト時間が有効になります。

5.[保存] をクリックします。

6.[使用可能] 列の下で、新しく作成されたブラックアウト項目を選択し、[選択された列] リストに移動します。

7.[保存] をクリックします。

各デバイスのブラックアウト ステータスは [インベントリ] 画面で指定されます。wavelink_blackout.ini で指定されたブラックアウト期間のデバイスには true が表示されます。 デバイスに時刻またはファイルがないデバイスには false が表示されます。