Ivanti Neurons for IIoT 認証資格情報の管理

Ivanti Forms を使用する場合は、各フォーム プロジェクトを Ivanti Neurons for IIoT サーバに発行する必要があります。使用される認証資格情報には、フォームを発行するための管理者認証資格情報と、フォームを取得するためのデバイス認証資格情報という2つの種類があります。

Ivanti Neurons for IIoT に接続するための認証資格情報を設定した場合は、それらの認証資格情報に顧客を関連付ける必要があります。これにより、各認証資格情報が区別されるとともに、顧客に対して間違った認証資格情報セットを使用するのを防げます。

認証資格情報の発行

フォームを発行するためには、サーバ アドレスと、サーバに対して管理者ロールを持っていたユーザのユーザ名とパスワードを入力する必要があります。Velocity には、フォームを発行するためのサーバ アドレスとユーザ名は保管されますが、パスワードは保存されません。Velocity Console ユーザは、公開時にパスワードを入力する必要があります。

デバイス認証資格情報

Velocity Client がフォームにアクセスするためには、サーバ アドレスと認証資格情報セットが必要です。Client で使用される認証資格情報は、デバイス ロールを持つアカウント用のものでなければなりません。これらの認証資格情報は、Console によって保存され、デバイスに配布されます。デバイス ロールには極めて限定的な権限しかありませんが、他のユーザ ロールとは異なり、サーバに対して一度に複数の接続を行うことを許可できます。デバイス ロール以外のロールの認証資格情報は、Client に配布すべきではありません。

デバイス認証資格情報は Velocity Client に配布される必要があるため、Console はパスワードを保存し、ホスト プロファイルの一部としてパスワードを配布します。パスワードは、パスワードが .wldep 配布ファイルとして配布される際に、またデバイスに保管される際にも、Console がインストールされている Windows デバイス上で暗号化されます。

認証資格情報ウィザード

バージョン2.1.34で導入された認証資格情報ウィザードでは、認証資格情報を再利用可能なものにすることができます。認証資格情報ウィザードを使用して認証資格情報を保存すると、認証資格情報名をプロジェクトのドロップダウン リストから選択できます。管理者認証資格情報の場合、フォームを発行する担当者には、発行時にパスワードの入力が求められます。デバイス認証資格情報の場合、一度 Velocity Console に保存された認証資格情報は、再度パスワードを入力しなくても再利用できます。

Ivanti Neurons for IIoT 用の既存の認証資格情報がある場合に、バージョン2.1.34にアップグレードすると、それらの認証資格情報は再利用不可と見なされます。それらの認証資格情報は有効であり、それらが追加されているプロジェクトには組み込まれたままになりますが、他のプロジェクトのドロップダウン リストからは選択できません。[認証資格情報] ページのリストには組み込まれません。