Velocity File Assistant

Velocity File Assistant は、Velocity を構成するための支援となる小さな Android アプリケーションです。このアプリは、ユーザまたは MDM (モバイルデバイス管理 ) クライアントが構成ファイルを配置できる場所から、Velocity がアクセスできるアプリストレージに、構成ファイルをコピーします。

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Velocity File Assistant は、Android 11以降を実行しているデバイス向けに設計されています。 Android のバージョン11で導入された制限により、Velocity は、MDM クライアントが構成ファイルを配置するストレージからファイルを読み取ることができません。 (MDM クライアントは、Velocity がどこにファイルを保持しているか分からず、Velocity は、MDM クライアントがどこにファイルを保持しているか分かりません)。Velocity File Assistant は、外部ストレージ管理権限を使用して、MDM クライアントがファイルを認識できる場所から、Velocity がファイルを認識できる場所に、ファイルを移動します。お使いの MDM を使用してこの権限を割り当ててください。そうしないと、Velocity File Assistant の初回実行時にこの権限が要求されます。

Velocity File Assistant は、最初に、内部の保管場所である /com.wavelink.velocity をチェックします。このディレクトリが存在しないか、空である場合、Velocity File Assistant は /Download/com.wavelink.velocity をチェックします。ソースディレクトリ内のすべてのファイルが、宛先ディレクトリである /Android/data/com.wavelink.velocity/files にコピーされます。ソースディレクトリ内にディレクトリがある場合は、それらのディレクトリも、ディレクトリに含まれているファイルも、コピーされません。

Velocity File Assistant は、Velocity クライアントが起動されるたびに実行されます。個別に実行する必要はなく、ホーム画面のアイコンも作成されませんが、[設定] > [アプリ] のアプリリストには表示されます。

Velocity File Assistant が Velocity クライアントによって起動された場合、ファイルは削除されません。ただし、MDM クライアントを使用している場合は、インテントを使用して Velocity File Assistant を起動すると、宛先ディレクトリ内の既存の構成ファイルが削除されてから、新しいファイルのコピーが開始されます。

Velocity File Assistant を使用してファイルをコピーするには:

1.Wavelink ダウンロードページから Velocity File Assistant アプリをダウンロードし、Velocity 2.1.21以降がインストールされている Android デバイスにインストールします。

2.構成ファイルを、デバイス上のいずれかのソースディレクトリにコピーします。

3.Velocity を起動します。 Velocity File Assistant が起動し、ファイルがコピーされ、ステータスメッセージが表示されてから、閉じます。 Velocity クライアントは、Velocity File Assistant が終了するとすぐに読み込みを終了します。

Velocity File Assistant を使用してファイルを置き換えるには:

2.構成ファイルを、デバイス上のいずれかのソースディレクトリにコピーします。

3.MDM クライアントを使用して startActivity インテントを送信することで、Velocity File Assistant (com.wavelink.velocityfileassistant) を起動します。追加の com.wavelink.velocityfileassistant.extra.CLEAN を true に設定します。インテントのフォーマットの方法は、お使いの MDM によって異なる場合があります。

Velocity File Assistant は /Android/data/com.wavelink.velocity/files ディレクトリからファイルを削除した後、 /com.wavelink.velocity からファイルをコピーします。 startActivityForResult() を使用すると、このアクティビティは、問題が発生しなかった場合は RESULT_OK を返し、問題が発生した場合は RESULT_CANCELED を返します。完了すると、Velocity File Assistant が閉じます。