グローバル設定プロジェクトの使用

異なるホストで同じ設定を使用するには、複数のプロジェクトで配布できる設定でグローバル設定プロジェクトを作成します。 各デバイスは、グローバル設定プロジェクトを1つだけ持つことができます。

グローバル設定プロジェクトには、次のオプションがあります。

構成パスワード。 デバイス ユーザがデバイスのクライアント設定にアクセスする前に、入力する必要があるカスタム パスワードを指定します。 [パスワードの確認] テキストボックスを使用して、パスワードを正しく入力したことを確認します。

デバイスの設定を編集するための既定のパスワードは、system です。

最大セッション数。 許可された同時セッションの最大数。

終了を非表示にする。メニューに [終了] ボタンを表示しません。

デモ プロファイルの削除。デバイスからデモ プロファイルを削除するため、ホスト プロファイルのリストに表示されません。

タスク モードをロック。 Velocity クライアントが全画面表示で開き、タスクバーとスタート メニューが非表示になり、タスクの切り替えと最小化が防止され、Alt+Tab、Alt+F4、Alt+Space、および Ctrl+Esc がブロックされます。 クライアントを終了するためには、ユーザがプログラム終了パスワードを入力する必要があります。 Windows 10にインストールされた Velocity クライアントでのみ使用できます。

プログラム終了パスワード[タスク モードをロック] が有効になっている場合に、Windows 10コンピュータ上のクライアントを終了するために必要なパスワードです。既定では、プログラム終了パスワードは空白になっています。 プログラム終了パスワードを指定していない場合でも、ユーザがクライアントを終了しようとすると、パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。

終了時に写真を削除する。 すべてのセッションが閉じられると、またはユーザが [メニュー] > [終了] をタップすると、Velocity を使用して撮影された写真がローカル メモリ (com.wavelink.velocity/files/images) から削除されます。バージョン2.1.25以降の Android にインストールされた Velocity Client でのみ使用できます。

終了時に Velocity をメモリからクリア。ユーザが [メニュー] > [終了] をタップすると、Velocity がメモリから読み込み解除されます。これにより、メモリに保管されていた資格情報が後続のセッションで使用されないことが保証されます。バージョン2.1.33以降の Android にインストールされた Velocity Client でのみ使用できます。

次のセッションに切り替えるためのキー。 次のオープン セッションに切り替えるためのキーとなる16進数値です。 例: E040

前回のセッションに切り替えるためのキー。 前回のオープン セッションに切り替えるためのキーとなる16進数値です。 例: E041

診断のキー テスト モードを有効にします。 クライアントのメニューにある [キー テスト モード] オプションを有効にします。 キー テスト モードでは、デバイス上のキーを押すと、そのキーの値が画面に表示されます。

診断ロギング レベル。 クライアントのログ ファイルに書き込まれるメッセージのレベルです。 既定では、警告に設定されています。 この設定は、バージョン2.1.20以降の iOS クライアント、Android クライアント、Windows クライアントに適用できます。 他のクライアント ロギング オプションについては、「ログ設定」をご参照ください。

グローバル設定プロジェクトを配布するときには、これらの設定が Velocity クライアントで使用されるすべてのホスト プロファイルに適用されます。

グローバル設定プロジェクトを作成するには

1.Velocity Console アプリケーションを起動します。

2.画面の右上端で [新しいプロジェクト] をクリックします。

3.プロジェクト名を入力します。 プロジェクトのソートでのみ使用される会社名を入力できます。

4.[グローバル] をクリックします。

プロジェクトが開き、他のプロジェクトで配布するグローバル設定を編集できます。

グローバル設定プロジェクトを配布するには

1.グローバル設定プロジェクトを開きます。

2.右上端の [配布] ボタンをクリックします。

3.ファイルを保存する場所に移動して、ファイル名を入力し、[保存] をクリックしてダイアログを閉じます。

4.作成された global.wlxgp ファイルをデバイスに配布します。このファイルは、他の配布ファイルと同じディレクトリに入ります。