[スキャンして構成] プロジェクトの使用

[スキャンして構成] プロジェクトを使用すると、ユーザは Android デバイスで QR コードをスキャンして、ホスト プロファイル、グローバル設定、スクリプト、または追加ファイルを使用して Velocity クライアントを構成できます。 既定では、構成ファイルは Velocity Console によってホストされ、HTTP 経由で送信されます。

[スキャンして構成] プロジェクトを作成する場合、デバイスに必要なすべてのファイルを含める必要があります。 Velocity クライアントが [スキャンして構成] プロジェクトを適用すると、他のすべてのプロファイル (デモ プロファイルを含む) が消去されます。 Android/data/com.wavelink.velocity/files ディレクトリに [スキャンして構成] プロジェクトに含まれていない他のファイルがある場合、それらも消去されます。

Velocity Console が Web サーバとして機能してファイルをホストすることも、ユーザが独自の Web サーバでファイルをホストすることもできます。

Velocity Console でファイルをホストするのは簡単ですが、Console アプリケーションを開いてホストする必要があるため、すべての状況で実行できるとは限りません。

Web サーバでファイルをホストすると、証明書を設定して接続を保護することができ、ファイルもいつでも利用できるようになります。 ただし、設定するための作業が必要です。

既定では、コンソールは自身が判別できる localhost のホスト名を使用してポートを選択します。 ユーザはホスト名を IP アドレスに変更することや、競合がある場合に、あるいはプロジェクトを別の場所にある Web サーバでホストすることを選択した場合にはポートを変更することができます。

[バージョン] フィールドでは、[スキャンして構成] プロジェクトへの変更を追跡できます。プロジェクトに変更を加えたときは、バージョン番号を増やします。 デバイスに既に含まれている [スキャンして構成] プロジェクトのバージョンを確認するには、Velocity クライアントで [スキャンして構成] ボタンをタップし、画面の上部にあるバージョン番号を確認します。