[スキャンして構成] プロジェクトの使用
[スキャンして構成] プロジェクトを使用すると、ユーザは Android デバイスで QR コードをスキャンして、ホスト プロファイル、グローバル設定、スクリプト、または追加ファイルを使用して Velocity クライアントを構成できます。 既定では、構成ファイルは Velocity Console によってホストされ、HTTP 経由で送信されます。
[スキャンして構成] プロジェクトを作成する場合、デバイスに必要なすべてのファイルを含める必要があります。 Velocity クライアントが [スキャンして構成] プロジェクトを適用すると、他のすべてのプロファイル (デモ プロファイルを含む) が消去されます。 Android/data/com.wavelink.velocity/files ディレクトリに [スキャンして構成] プロジェクトに含まれていない他のファイルがある場合、それらも消去されます。
Velocity Console が Web サーバとして機能してファイルをホストすることも、ユーザが独自の Web サーバでファイルをホストすることもできます。
•Velocity Console でファイルをホストするのは簡単ですが、Console アプリケーションを開いてホストする必要があるため、すべての状況で実行できるとは限りません。
•Web サーバでファイルをホストすると、証明書を設定して接続を保護することができ、ファイルもいつでも利用できるようになります。 ただし、設定するための作業が必要です。
既定では、コンソールは自身が判別できる localhost のホスト名を使用してポートを選択します。 ユーザはホスト名を IP アドレスに変更することや、競合がある場合に、あるいはプロジェクトを別の場所にある Web サーバでホストすることを選択した場合にはポートを変更することができます。
[バージョン] フィールドでは、[スキャンして構成] プロジェクトへの変更を追跡できます。プロジェクトに変更を加えたときは、バージョン番号を増やします。 デバイスに既に含まれている [スキャンして構成] プロジェクトのバージョンを確認するには、Velocity クライアントで [スキャンして構成] ボタンをタップし、画面の上部にあるバージョン番号を確認します。
1.Velocity Console アプリケーションを起動します。
2.画面の右上隅にある新規作成ボタンをクリックし、[スキャンして構成] を選択します。
3.プロジェクトの名前を入力します。 プロジェクトのソートに使用される会社名を指定することもできます。
4.[作成] をクリックします。
5.[追加] ボタンをクリックして、デバイスに配布するホスト プロファイル、グローバル設定、スクリプト、またはその他のファイルを追加します。グローバル設定ファイルは1つだけ追加してください。
6.必要に応じて、プロファイルのバージョン番号、ポート、またはホスト名を構成します。
7.すべてのファイルを追加した後、[保存] をクリックします。
1.[スキャンして構成] プロジェクトを開きます。
2.デバイスに必要なすべてのファイルがファイル リストにあり、プロファイルが保存されたことを確認します。
3.[バーコードを表示] をクリックします。
QR コードが表示されます。 Velocity クライアントでバーコードをスキャンすると、プロジェクト内のファイルがデバイスにダウンロードされ、ダウンロードされたファイルとダウンロード回数を示すリストがコンソール画面の下部に表示されます。
バーコードが表示されている限り、コンソールは引き続きファイルをホストします。 [ホストを停止] をクリックすると、ファイルはデバイスで使用できなくなります。
1.Android デバイスで、Velocity クライアントを開きます。
2.画面上部の [メニュー] > [スキャンして構成] をタップします。
3.QR コードをスキャンするか、フィールドに URL を入力して [構成の取得] をタップします。
クライアントはコンソールに接続し、 files ディレクトリ内の既存のファイルを消去し、ホスト プロファイル、グローバル設定ファイル、およびプロジェクトに含まれているその他のファイルをダウンロードします。
1.すべてのホスト プロファイル、グローバル設定、スクリプト、またはその他のファイルを含む [スキャンして構成] プロジェクトを作成します。 ホスト名とポートについては、ファイルをホストする予定の Web サーバの詳細を指定します。
[スキャンして構成] プロジェクトを保存すると、すべてのファイルが [スキャンして構成] プロジェクト ディレクトリにコピーされ、次の場所にマニフェスト ファイルが作成されます。
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Local\Wavelink\Velocity Console\Projects\[スキャンして構成プロジェクトの名前]\
2.[スキャンして構成] プロジェクト ディレクトリのすべての内容を、Web サーバ上のディレクトリにコピーします。 manifest.wlcfg ファイルの URL をメモします。デバイスに QR コードを読み取れるスキャナが搭載されている場合は、QR コード生成プログラムを使用して URL の QR コードを作成できます。
3.デバイスで、画面上部の [スキャンして構成] ボタンをタップします。
4.手順2で生成した QR コードをスキャンするか、サーバ上の manifest.wlcfg ファイルの URL を指定します。 [構成の取得] をタップします。
クライアントはサーバに接続し、files ディレクトリ内の既存のファイルを消去し、ホスト プロファイル、グローバル設定ファイル、およびプロファイルに含まれているその他のファイルをダウンロードします。
ファイルは別のサーバでホストされているため、Velocity Console が閉じている場合でも、QR コードを印刷して、デバイスの構成を続行できます。