制限ペイロードはデバイスの特定のアプリケーションまたは機能を無効にします。各デバイスは 1 つの制限ペイロードのみを使用できます。デバイスがあるフォルダに複数の制限ペイロードがある場合、最高優先度のペイロードのみがデバイスに送信されます。デバイス詳細を表示すると、デバイスに送信されたペイロードを表示できます。
制限ペイロードを使用するときには、他の操作で必要な機能をロックしていないことを確認してください。たとえば、次のシナリオに注意してください。
• パスコード ペイロードを使用している場合、設定アプリケーションをブロックしないでください。パスコードの設定または変更のためには、ユーザは設定アプリケーションにアクセスする必要があります。
• アプリケーションのインストールを禁止する前に、ソフトウェア ペイロードが配布され、目的のアプリケーションがデバイスにインストールされていることを確認してください。
• ペイロードを適用してホワイトリストを有効にする前に、ホワイトリスト アプリケーションがデバイスにインストールされていることを確認してください。
Android の制限ペイロードには次のオプションがあります。
ペイロード名 |
ペイロードの名前。 |
アプリのインストールを許可する |
ユーザによるアプリのインストールを許可します。 |
カメラの使用を許可する |
ユーザによるカメラ アプリケーションの起動を許可します。 |
ストレージ カードを暗号化する (Android 3 以上) |
SD カードなどの外部ストレージ カードに保存された情報を暗号化します。 |
設定アプリケーションを許可する |
ユーザは Android デバイスの設定にアクセスして変更できます。 |
Web アプリケーションを許可する |
ユーザによる Web ブラウザの起動を許可します。 |
既定の Web ブラウザを許可する |
ユーザによる既定の Web ブラウザの起動を許可します。 |
メール アプリケーションを許可する |
ユーザによる電子メール アプリケーションの起動を許可します。 |
YouTube の使用を許可する |
ユーザによる YouTube アプリケーションの使用を許可します。 |
アプリケーション リスト |
デバイスで許可またはブロックする特定のアプリケーションをリストに追加できます。Android デバイスの制限ペイロードを作成するときには、キオスク モードでブロックまたは許可されたアプリケーションのリストを作成できます。ホワイトリストには許可されたアプリケーションが登録され、他のすべてのアプリケーションの起動を禁止します。ブラックリストには使用が禁止されたアプリケーションが登録され、未許可のアプリケーションが起動された場合は、ホーム画面に移動します。 ホワイトリストを作成する場合、制限ペイロード画面から既定のホーム アプリケーションを選択する必要があります。ペイロードを配布した後は、デバイスの [ホーム] ボタンをタップして指定されたホーム アプリケーションを起動します。ホーム ボタンを長押しするか、ブロックされたアプリケーションに移動すると、使用可能なアプリケーションの一覧がダイアログ ボックスに表示されます。 特定のアプリケーションをブロックまたは追加するには、テキスト ボックスにアプリケーション名とパッケージ詳細を入力し、[追加] をクリックします。[名前] テキスト ボックスにわかりやすいアプリケーション名を入力し、[パッケージ] テキスト ボックスに Android パッケージ名を入力します。たとえば、Gmail アプリケーションをブロックまたは追加するには、次のように入力します。 Gmail com.google.android.gm また、[その他のアプリケーションの参照] をクリックし、Google Play Store からアプリケーション名を検索できます。検索すると、アプリケーション名とパッケージ詳細が入力されます。リストからアプリケーションを削除するには、アプリケーション名の横のチェック ボックスを有効にし、[削除] をクリックします。 デバイスでアプリケーションの制限を無効にするには、Avalanche のシステム設定から [スマート デバイス クライアント管理者パスワード] を設定する必要があります。パスワードを設定し、デバイスを同期した後、デバイスでパスワードを入力し、アプリケーション制限を無効にできます。 アプリケーション制限を無効にするには、元のペイロードを編集し、[アプリケーション リストを使用する] を無効にし、ペイロードを再配布して、目的のデバイスを同期します。 Samsung SAFE デバイスにホワイトリストまたはブラックリスト制限を配布すると、ハードおよびソフト ホーム キーの両方が無効になります。 |
iOS 制限ペイロードには次のオプションがあります。
ペイロード名 |
ペイロードの名前。 |
アプリのインストールを許可する |
ユーザによるアプリのインストールを許可します。 |
カメラの使用を許可する |
ユーザによるカメラ アプリケーションの起動を許可します。 |
FaceTime を許可する |
ユーザによる FaceTime 通話の受発信を許可します。 |
画面キャプチャを許可する |
ユーザによる画面のスクリーンショット保存を許可します。 |
ローミング中の自動同期を許可する |
デバイスがローミング中の場合でも、デバイスによる自動アカウント同期を許可します。 |
Siri を許可する |
ユーザによる Siri、音声コマンド、またはディクテーションの使用を許可します。 |
ロック中に Siri を許可する |
デバイスがロックされているときにパスコードを入力せずに Siri を使用できます。 |
Siri によるユーザ生成コンテンツの問い合わせを許可する (監視のみ) |
他のユーザによって追加された Siri のコンテンツにユーザがアクセスすることを許可する |
音声ダイヤルを許可する |
音声コマンドを使用してダイヤルできます。 |
デバイスのロック中に Passbook を許可する |
デバイスのロック中に Passbook 通知を表示できます。 |
アプリ内購入を許可する |
インストール済みアプリ内での購入を許可します。 |
すべての購入においてパスワードの入力を必須にする |
ユーザは購入するたびに、iTunes Store アカウント パスワードを入力する必要があります。 |
マルチプレイヤー ゲームを許可する |
ユーザは Game Center でマルチプレイヤー ゲームができます。 |
Game Center の友達の追加を許可する |
ユーザは Game Center で友達を追加できます。 |
ロック中に Control Center を許可する |
デバイスのロック時でも、ユーザはスワイプして Control Center を表示できます。 |
ロック中に通知ビューを許可する |
デバイスのロック時にも、通知を表示できます。 |
ロック中に今日ビューを許可する |
デバイスのロック時でも、ユーザはスワイプして [今日] ビューを表示できます。 |
iBooks Store を許可する |
iBooks Store へのアクセスを許可します。 |
AirDrop の使用を許可する |
AirDrop へのアクセスを許可します。 |
アカウント変更を許可する |
ユーザがアカウント設定を変更することを許可します。 |
アプリケーションによるセルラー データの使用を許可する |
デバイスのアプリケーションはセルラー データ接続を使用できます。 |
iTunes Store の使用を許可する |
iTunes Store へのアクセスを許可します。 |
YouTube の使用を許可する |
YouTube アプリを開くことができます。 |
iTunes Store の使用を許可する |
iTunes Store を起動して使用できます。 |
広告追跡を制限する |
デバイスの ID は広告追跡目的で使用されません。 |
Web ブラウザを許可する |
ユーザによる Safari の起動を許可します。このオプションが無効の場合、ユーザは Safari を起動できませんが、Chrome などの他の Web ブラウザは起動できます。 |
自動入力を有効にする |
Safari の自動入力機能をオンにできます。 |
必ず詐欺の警告を表示する |
ユーザが詐欺または危険な Web サイトにアクセスした場合、Safari は警告を表示します。 |
JavaScript を許可する |
ユーザが Safari を使用してアクセスする Web ページで JavaScript を実行できます。 |
ポップアップをブロックする |
ポップアップ メッセージをブロックするように Safari を設定します。 |
Cookie を許可する |
Safari では、すべての Cookie を許可するか、すべての Cookie を拒否するか、直接アクセスしたサイトからの Cookie のみを許可することができます。 |
友達検索への変更を許可する (監視のみ) |
アプリケーションによる友達検索へのアクセスを許可します。 |
性的表現のあるコンテンツを許可する |
ユーザは iTunes Store で性的表現のある音楽や動画コンテンツを閲覧できます。性的表現のあるコンテンツは、コンテンツ プロバイダによって設定されています。 |
評価地域 |
コンテンツの許可においてデバイスが使用する評価システムのあるメディア地域。 |
許可されたコンテンツ評価 |
動画許可された動画コンテンツのレベル。 TV 番組許可された TV 番組コンテンツのレベル。 アプリ許可されたアプリ コンテンツのレベル。 |
キオスク モードを有効する |
別名ガイド アクセスというこのオプションでは、指定されたアプリケーションのみを実行するようにデバイスを制限します。キオスク モードが有効な場合、デバイスは指定されたアプリケーションのみを起動でき、他のアプリケーションはブロックされます。キオスク モードのアプリを指定するには、Apple ID を使用します。キオスク モードを終了するには、管理者がペイロードを修正し、キオスク モードをオフにして、デバイスを更新する必要があります。キオスク モードは、監視モードのデバイスでだけ使用できます。詳細については、Apple 社のマニュアルを参照してください。 |
自動ロックを無効にする | デバイスは自動的にロックされません。 |
デバイスの回転を無効にする | デバイスを回転したときに、ディスプレイの方向が変わらないようにします。 |
着信音スイッチを無効にする | 着信音スイッチに関連付けられた機能を無効にします。 |
スリープ/ウェイク ボタンを無効にする | スリープ/ウェイク ボタンに関連付けられた機能を無効にします。 |
タッチを無効にする | 画面のタッチ機能を無効にします。 |
音量ボタンを無効にする | 音量ボタンの機能を無効にします。 |
Assistive Touch を許可する | ユーザが Assistive Touch 機能を使用して、デバイスのアクセシビリティを高められるようにします。このオプションは、画面のタッチやボタンの押下操作が難しいユーザ向けです。 |
Assistive Touch の調整を許可する | ユーザが Assistive Touch オプションを設定することを許可します。 |
色の反転を許可する | ユーザが画面の色を反転することを許可します。 |
ユーザによる色の反転の調整を許可する | ユーザが色の反転オプションを設定することを許可します。 |
モノラル オーディオを許可する | ユーザがオーディオ出力をモノラルに切り替えられるようにします。 |
Speak Selection を許可する | ユーザがテキストを選択し、読み上げの Speak Selection 機能を使用できるようにします。 |
VoiceOver を許可する | ユーザが VoiceOver 機能を使用して、デバイスのアクセシビリティを高められるようにします。このオプションは、画面の素材またはメニューを音声で示す必要があるユーザ向けです。 |
ユーザによる VoiceOver の調整を許可する | ユーザが VoiceOver オプションを設定することを許可します。 |
ズームを許可する | ユーザはズーム機能を使用できます。 |
ユーザによるズームの変更を許可する | ユーザはズーム設定を変更できます。 |
アプリケーション ID 実行を自動的に許可する |
一覧のバンドル ID で識別されたアプリケーションがシングル アプリケーション モードに切り替えることができます。 このオプションは、シングル アプリケーション モードに切り替えられるアプリケーションがある場合にだけ適用されます。Avalanche はアプリケーションをシングル アプリケーション モードに切り替えません。アプリケーションがだけ実行できる処理です。 |
バックアップを許可する |
iCloud を使用してデバイスをバックアップできます。 |
ドキュメント同期を許可する |
iCloud にドキュメントを保存できます。 |
Photo Stream を許可する |
Photo Stream を使用できます。デバイス ユーザが Photo Stream を使用して写真を共有した後に無効になった場合、既に共有されている写真は削除されます。 |
写真ストリームの共有を許可する |
写真ストリームを共有し、他のユーザの写真ストリームを表示できます。 |
タッチ ID によるロック解除を許可する |
ユーザがタッチ ID を使用して、デバイスをロック解除できるようにします。 |
ホスト ペアリングを許可する |
デバイスを監視モードにするために使用されるコンピュータ以外のコンピュータと、デバイスをペアリングできます。 |
Apple 社への診断データの送信を許可する |
デバイスは診断データを Apple 社に送信できます。 |
ユーザによる信頼できない証明書の承認を許可する |
ユーザは検証できない TLS 証明書を承認できます。この設定は Safari、メール、連絡先、およびカレンダーに適用されます。 |
管理対象から管理対象外のアプリケーション/アカウントを開けるようにする |
ユーザは、管理アプリケーションまたはアカウントから、非管理アプリケーションまたはアカウントに切り替えることができます。たとえば、電子メール アプリケーションが管理され、ブラウザ アプリケーションが管理されていない場合、ユーザは電子メールのリンクをクリックしてブラウザを起動できます。 |
管理対象外から管理対象のアプリケーション/アカウントを開けるようにする |
ユーザは、非管理アプリケーションまたはアカウントから、管理アプリケーションまたはアカウントに切り替えることができます。たとえば、電子メール アプリケーションが管理され、ブラウザ アプリケーションが管理されていない場合、ユーザはブラウザのリンクをクリックして電子メールを起動できます。 |
無線 PKI 更新を許可する |
公開鍵インフラストラクチャ更新を許可します。このオプションが有効ではない場合、インターネット ブラウザなどの証明書に依存するアプリケーションで問題が発生することがあります。 |
構成プロファイルのインストール中に操作を許可する (監視のみ) |
ユーザ操作を行わずに、管理者は構成プロファイルをサイレントで送信できます。 |
暗号化されたバックアップを必須にする |
ユーザは iTunes を使用してすべてのバックアップを暗号化する必要があります。 |
iOS の制限ペイロードの一部のオプションでは、Apple Configurator を使用して、監視モードでデバイスを手動で構成する必要があります。監視モードの詳細については、Apple 社のマニュアルを参照してください。
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