ユーザのグループを対象とする適切な設定を個人設定できるように、Windows 設定グループ (WSG) 内で Windows 設定をグループ化して、個人設定グループに追加できます。これにより、高い粒度で、設定を個人設定にし、個別のグループでロールバックできます。Windows 設定グループへの適用方法を指定する条件を追加することで、さらなる制御を行えます。
すべてのグループをそのまま使用しても、必要に応じて編集してもかまいません。または、既存のまたはカスタムの Windows 設定が含まれた新しいグループを作成することもできます。既存またはカスタム Windows 設定を含む新しいグループを作成することもできます。グループを複製し、既存のグループの設定に基づいて、新しいグループを作成することもできます。
レジストリまたはファイル追加を含む Windows 設定グループを個人設定グループに割り当てるときには、追加された場所がその個人設定グループのアプリケーション仮想化から自動的に除外されます。Windows 設定グループの条件が構成が構成されると、次のロジックがエンドポイントに適用されます。
名前と任意の説明を入力し、[OK] をクリックします。Windows 設定グループ名は、既存のグループと重複する名前や、W7や W8などの予約名にすることはできません。
作業領域に Windows 設定グループが表示されます。
[追加と削除] をクリックします。
[項目の追加と削除] ダイアログが表示されます。
Ctrl または Shift キーを使用して、複数の設定を選択できます。
太字の設定は、その設定が別の Windows 設定グループで使用されることを意味します。使用されるグループを表示するには、設定をハイライトし、ダイアログの下部で [グループ] タブを選択します。
個人設定にするレジストリキーと値、ファイル、フォルダを表示するには、ダイアログの各側で Windows 設定をハイライトし、該当するタブを選択します。
個人設定にする設定が使用できない場合、[Windows 設定の作成] リンクをクリックし、カスタム Windows 設定を構成します。
グループに追加した設定は、作業領域に表示されます。
設定はグループから削除できます。あるいは、[追加と削除] ボタンをクリックして、グループを編集できます。
Windows 設定を適用するタイミングを決定する条件を作成します (例: 特定のレジストリ キーまたはフォルダが存在するとき)。
Windows 設定グループを選択します。
[条件の 追加] をクリックします。
この Windows 設定グループ条件に付ける名前を入力します。別の Windows 設定グループを使用する場合は、名前を入力する必要があります。このグループの条件のみを追加している場合、名前は必須ではありません。
条件を他の Windows 設定グループで使用できるようにする場合は、[再利用可能にする] チェックボックスをオンにします。
Windows 設定グループに対する既存の条件を適用するには、[既存の条件を使用] ラジオ ボタンを選択し、必要な条件をドロップダウンから選択します。このリストには、既に構成された条件と、Windows 7および Windows 8のビルトイン条件が含まれます。Windows 10オペレーティング システムの条件は、カスタム条件としてのみ使用できます。
[条件] ドロップダウンをクリックし、必要な条件を選択します。
複数の条件を追加し、AND/OR 文を利用して、条件の構成を作成し、必要に応じて Windows 設定グループに適用します。ツールバーを使用して、条件を移動、削除、編集します。
[OK] をクリックして Windows 設定グループ条件を保存します。条件は Windows 設定グループに適用され、作業領域に保存されます。
Windows 設定グループを選択し、そのグループが管理する設定を編集し、条件を管理します。
次のオプションを使用できます。
追加/削除 - [項目の追加と削除] ダイアログが開き、グループの Windows 設定を構成できます。
削除 - 選択した Windows 設定を削除します。
すべて削除 - グループのすべての Windows 設定を削除します。
条件の編集 - [Windows 設定グループ条件] ダイアログを開き、グループの条件を構成します。グループの現在の条件がない場合、[条件の追加] ボタンをクリックします。
条件の削除 - Windows 設定に適用される条件を削除します。
Windows 設定グループを選択し、[個人設定] > [Windows 設定グループの複製] をクリックします。
コピーは選択したグループから作成され、必要に応じて編集できます。
各個人設定グループで、Windows 設定グループのリストを構成し、そのグループが管理するユーザの要件に合わせて、個人設定をカスタマイズできます。
[追加] をクリックします。
使用可能な Windows 設定グループが一覧表示されます。
Windows 設定グループが個人設定グループに追加されます。
Windows 設定を個人設定グループに追加する際の追加ロジックについては、上記の「Windows 設定グループと追加ロジック」をご参照ください。
カスタム Windows 設定エディタを使用して、個人設定する、または個人設定から除外するレジストリ キー、レジストリ 値、フォルダ、および個別ファイルを選択することで、独自の Windows 設定を作成できます。設定を作成すると、Windows 設定グループに追加できます。
[個人設定] リボンで、[カスタム Windows 設定エディタ] をクリックします。[カスタム Windows 設定] ダイアログが表示されます。既存のカスタム設定が一覧表示されます。
次のオプションを使用できます。
複製 - 複製機能では、既存の Windows 設定のコピーを作成し、必要に応じて、構成されたレジストリキーとフォルダを更新できます。
証明書、認証資格情報、および [スタート] メニューの Windows 設定は複製できません。
Windows 設定は次のプロパティを使用して構成されます。
プロパティ | 説明 |
---|---|
名前 | Windows 個人設定 リストに表示される名前。 |
説明 | 設定の詳細と機能をユーザに伝えるための任意の説明。 |
OS |
設定が適用されるオペレーティング システム。 各選択されたオペレーティング システムに個別のタブが作成されるため、特定のフォルダとキーをそれぞれ構成できます。これにより、設定を適用する際にオペレーティング システムの違いを考慮できます。 設定を1つ構成し、すべてのオペレーティング システムにまたがって同じフォルダおよびキーを管理する場合は、[すべて] を選択します。 個別のオペレーティング システムの設定を [すべて] に変更する場合は、オペレーティング システムのいずれかに適用された設定を継承するか、新しい設定を構成するかどうかを選択します。 [すべて] タブと個別のオペレーティング システム タブは同時に表示できません。ただし、一部の Windows 設定を複製した場合、最初は、[すべて] タブも含めて複数の OS タブが表示される場合があります。設定を保存する前に、[すべて] タブを保持して個別のオペレーティング システム タブを削除するか、あるいは [すべて] タブを削除します。タブを削除しない場合は、OS タブが自動的に削除され、[すべて] タブのみが残ります。 |
フォルダ | パーソナライズ、または個人設定から除外するフォルダ。フォルダ パスを入力するか、省略記号 (...) を選択して、フォルダを参照します。フォルダ パスは、システム変数または文字の CSIDL で開始する必要があります。ワイルドカードはサポートされません。 複数のオペレーティング システムの項目が必要な場合は、必要な項目を強調表示し、ドロップダウンからオペレーティング システムを選択して、[コピー先] をクリックします。項目をパーソナライズせず、親項目のフォルダかレジストリ パスが含まれるために、個人設定に含まれる場合は、その項目の [除外] チェックボックスをオンにします。 |
ファイル名 | パーソナライズ、または個人設定から除外するファイル。[ファイル名] フィールドの省略記号をクリックし、ファイルを参照するか、フォルダ パスとファイル名を手動で入力します。ファイル名では次のワイルドカードを使用できます。*、?、および [ ] ワイルドカードを使用して、項目を含めたり除外したりするときには、より具体的なフォルダやレジストリ パスが優先されることに注意してください。パスの長さが同じ場合は、除外が優先されます。詳細については、「追加と除外」をご参照ください。 |
キー | パーソナライズ、または個人設定から除外するレジストリ キー。[キー] フィールドの省略記号をクリックすると、レジストリ ブラウザが開き、キーを選択できます。あるいは、手動でレジストリ キー パスを入力します。次のワイルドカードを使用できます。*、?、および [ ] |
値 | パーソナライズ、または個人設定から除外するレジストリ キー値を入力します。次のワイルドカードを使用できます。*、?、および [ ] レジストリキー値テキストには、バックスラッシュ文字 \ を入力することはできません。 |
既定で利用可能な Windows 設定グループを以下に示します。グループ名をクリックすると、そのグループでどの Windows 設定が管理されているかを確認できます。
各グループの詳細、および使用法に関するアドバイスについては、
ユーザが異なるオペレーティング システムとアプリケーションの管理されたエンドポイント間を移動するときには、一部の構成されたショートカットが環境によっては有効ではないことがあります。ユーザが Windows 設定グループを使用してフォルダを管理している場合、
ショートカットまたはリンク | サポートされているオペレーティング システム |
---|---|
存在しないターゲットを参照する Windows ファイル システムの標準ショートカット | すべてのサポートされているオペレーティング システム |
存在しないパスを参照する、タスクバーに固定された項目 | すべてのサポートされているオペレーティング システム |
存在しないパスを参照する、スタート メニューに固定された項目 | Windows 7、Windows Server 2008 R2 |