パッケージ

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パッケージ ビュー

パッケージ ビュー。[パッケージ] ナビゲーション ボタンを選択すると、管理対象のエンドポイントに後から配布できるパッケージをアップロード、削除、および表示できます。パッケージは次のいずれかにすることができます。

  • ソフトウェア エージェント: User Workspace Manager ソフトウェアの実行可能コンポーネント。User Workspace Manager 製品構成設定に従い、処理を実行します。エージェント パッケージは MSI ファイルまたは Ivanti Cloud エージェントのいずれかです。
  • 構成ファイル: User Workspace Manager 製品のすべてのユーザ定義設定から構成されるインストール パッケージ。構成パッケージは、aemp などの MSI またはネイティブファイル形式です。
  • 前提条件: User Workspace Manager を実行するために必要なコンポーネント。MSI、EXE ファイル、または Ivanti Cloud オプション ファイルです。
  • 証明書: システム内のセキュリティと権限付与を強化する pfx ファイル。
  • パッチ: MSP ファイルであり、ファイルの更新または既存のMSIファイルの更新が含まれます。

User Workspace Manager インストーラは、自動的に、User Workspace Manager 配布エージェントおよび製品エージェントを含む、エージェント パッケージと前提条件を 管理センター データベースに読み込みます。

構成パッケージを個別に追加するには、製品コンソールから 管理センター に保存するか、[パッケージの追加] 処理を使用して、ローカルまたはネットワークにファイルとして保存された構成を選択します。MSI ファイルとしてローカルまたはネットワークに保存される追加の製品エージェントも、[パッケージの追加] 処理を使用して追加できます。[割り当て] 列は、現在配布グループ内に割り当てられているパッケージを示します。セキュリティ オプションでは、特定のパッケージの所有権を変更し、パッケージを管理する権限をユーザとグループに割り当てることができます。

アクション

  • パッケージの追加: [パッケージの参照] ダイアログが開きます。ローカルディスクまたはネットワークに移動して、エージェント MSI ファイル、構成 MSI または a?mp ファイル、あるいはパッチ MSI ファイルを選択し、サーバの使用可能なパッケージのリストに追加できます。ファイルを選択すると、[エージェント アップロード] ダイアログが表示され、データベースにパッケージをインストールできます。複数のパッケージをアップロード対象に選択できます。
  • 証明書の追加: [証明書を参照] が起動します。これを使用することで、ローカル ディスクをナビゲートし、サーバ上の利用可能な証明書のリストに追加する証明書 pfx ファイルを選択できます。ファイルを選択すると、[証明書パスワード] ダイアログが表示され、pfx ファイルのパスワードを入力できるようになります。パスワードは証明書ごとに個別に入力する必要があるため、一度に入力できる証明書は1つだけです。
  • ロックを元に戻す: 選択すると、構成のロックを削除します。[ロックを元に戻す] ダイアログが表示されます。[はい] を選択すると、ロックが削除され、編集が保存されます。[いいえ] を選択すると、編集を元に戻し、作業中の構成を削除します。[キャンセル] は処理をキャンセルします。

    構成が開くと、編集ができる場所で、作業中の構成が作成されます。作業中の構成を配布することはできません。ロック解除されるまで、この状態で残ります。

  • 削除: データベースからハイライトされたパッケージを削除します。パッケージが配布グループに割り当てられている場合、グループから削除され、グループ コンピュータからアンインストールされます。
  • システム管理者、パッケージ管理者、および PackageModifier 権限のユーザのみがパッケージを削除できます。

    注意:依存関係がある、削除するパッケージを選択する場合、すべての依存関係も削除されます。
    たとえば、8.7を選択し、8.7に8.7 SP1および8.7 SP1 HF1という依存関係がある場合、これらの依存関係も削除されます。[パッケージの削除] ダイアログには、すべての依存関係のリストが表示され、これらのいずれかがエンドポイントに配布されるかどうかを示します。

  • 構成のエクスポート (構成のみ): [名前を付けて保存] ダイアログボックスが開きます。場所を参照し、選択した構成のコピーを Windows Installer File (MSI) として保存します。
  • セキュリティ: [[ObjectName] のセキュリティ] ダイアログボックスを開きます。使用可能なセキュリティ ロールのリストで、[許可/拒否] 設定を変更し、現在のオブジェクトの所有者を変更できます。
  • 名前の変更: [パッケージ名の変更] ダイアログボックスが開き、パッケージの名前を変更できます。
  • 説明の編集: パッケージの説明をカスタマイズできます。

パッケージ アップロード

パッケージは、[処理] パネルの [パッケージの追加追加] オプションからアクセスされる、パッケージのアップロード ウィザードを使用して、管理サーバにアップロードされます。

システム管理者パッケージ管理者、および PackageCreatorPackageModifier 権限のユーザのみがパッケージをアップロードできます。

このダイアログは、次の条件の下で、パッケージをデータベースにアップロードする目的でのみ必要です。

  • 製品エージェント パッケージの異なるバージョンを更新する。
  • ディスクに保存された構成パッケージをアップロードする。
  • 配布するパッチをアップロードする。

パッケージの追加

  1. [パッケージ ライブラリ] ノードに移動し、処理] パネルで、[パッケージの追加] を選択します。

    [パッケージの参照] ダイアログが表示されます。

  2. パッケージの場所に移動し、アップロードするパッケージを選択します。
  3. [開く] をクリックします。

    [パッケージのアップロード詳細] ダイアログが表示されます。

  4. パッケージ詳細を確認し、[次へ] をクリックして、アップロードを続行します。

    [パッケージのアップロード前提条件] ダイアログが表示されます。(エージェントのみ)

    エージェントで必要なすべての前提条件のリストが表示されます。インストール済みの前提条件には緑色のチェックが表示されます。前提条件が不足している場合は、[処理] 列に [参照] オプションが表示され、不足している前提条件を検索して、管理センター に追加します。

  5. すべての前提条件が見つかったら、[次へ] をクリックします。パッケージがアップロードされ、ダイアログの下部のステータスバーが進行状況を示します。完了したら、[パッケージ アップロード完了] ダイアログが表示されます。
  6. [完了] をクリックして、パッケージ アップロード ウィザードを終了します。

パッケージ割り当て

エージェント、パッチ、または構成パッケージが管理サーバにアップロードされると、配布グループに割り当てることができます。

ナビゲーション ペインで [ホーム] ボタンを選択し、[サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [パッケージ] を選択します。

各製品の割り当てられたパッケージが作業領域に一覧表示されます。

パッケージ タイプ: 各パッケージのエージェントまたは構成、製品バージョン番号、アーキテクチャ プラットフォーム、および説明が表示されます。

アクション

  • クイック セットアップ: 選択すると、ハイライトされた製品のクイック セットアップ ウィザードが表示されます。クイック セットアップ ウィザードを使用すると、製品のすべてのパッケージをグループに割り当てることができます。

    パッケージ タイプをダブルクリックして、クイック セットアップを実行することもできます。

  • エージェント バージョンの変更 (エージェントの場合にのみ使用可能であり、Ivanti Cloud には当てはまりません) - 配布グループに割り当てるエージェントを選択する場合に選択します。

    注意:最新のソフトウェア パッチでは、配布をサポートし、エンドポイント再起動回数を減らすために、Deployment Agent バージョン8.6が必要です。
    Deployment Agent 8.6が選択したエージェントの前提条件である場合、作業領域の上部に警告メッセージが表示されます。

  • 構成の変更 (構成のみ): 選択すると、構成ファイルとバージョンを配布グループに割り当てることを指定します。
  • リビジョンの変更 (構成のみ): 選択すると、配布グループに別のバージョンの構成ファイルを割り当てできます。
  • 証明書を変更 (証明書のみ): 選択すると、配布グループに別の証明書を割り当てできます。
  • 常に最新を使用する (構成のみ): 選択すると、[構成割り当てられた構成を使用可能な最新バージョンで置換できます。[はい] をクリックして確認します。
  • 削除 (Ivanti Cloud には当てはまりません) - ハイライト表示されたパッケージを配布グループから削除する場合に選択します。パッケージはインストール スケジュールに従ってアンインストールされます。

    このビューで行った変更は送信する必要があります。作業領域の下部で [確認して送信] をクリックし、保留中の変更をレビューして、送信します。

    注意: エージェントのインストール、アンインストール、およびアップグレードでは、コンピュータの再起動が必要になる場合があります。

クイック セットアップの使用

クイック セットアップ ウィザードを使用して、パッケージを割り当てます。

[エージェント バージョンの変更] と [構成ファイルの変更] ページを個別に使用できます。

  1. 管理コンソールを開き、ナビゲーション ペインで、[ホーム] を選択します。
  2. [サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [コンピュータ] に移動します

    [パッケージ] 作業領域には、すべての User Workspace Manager 製品と付けられたパッケージが一覧表示されます。

  3. Environment Manager など、作業領域で必要な製品をハイライトします。
  4. [処理] パネルで、[クイック セットアップ] を選択します。

    [この配布グループによって使用されるパッケージの変更] ダイアログが表示されます。

  5. リストから目的のバージョンを選択し、[次へ] をクリックします。
  6. [完了] をクリックします。
  7. すべてのパッケージを割り当て、[確認して送信] をクリックします。

    [変更の送信] ダイアログで、すべてのパッケージが一覧表示されます。個別のパッケージを削除する場合は、パッケージの横の [元に戻す] をクリックします。ダイアログを閉じ、後からパッケージを送信できるようにするには、[キャンセル] をクリックします。

  8. パッケージ詳細が正しいことを確認し、[送信] をクリックします。

    パッケージは次回のポーリング期間に管理されたコンピュータにダウンロードされ、配布エージェント ダウンロード フォルダに格納されます。エージェントおよび構成パッケージは、配布グループ インストール スケジュールに基づいてインストールされます。

パッケージ インストール

パッケージが配布グループに割り当てられると、管理されたエンドポイントにインストールできます。

他のパッケージをインストールする前に、配布エージェントをコンピュータにインストールする必要があります。あるいは、パッケージを手動でコンピュータにインストールするか、Microsoft System Center Configuration Manager (SCCM) などのサードパーティ配布ツールを使用してインストールできます。

ホーム ナビゲーション ビューで、次の場所のいずれかに移動します。

[サーバ] > [すべてのコンピュータ]: すべてのコンピュータのグローバル概要を表示し、コンピュータをハイライトして、[パッケージ] タブを選択すると、コンピュータに割り当てられたパッケージのリストが表示されます。

[サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [コンピュータ]: 配布グループ内のすべてのコンピュータのグローバル概要を表示し、コンピュータをハイライトして、[パッケージ] タブを選択すると、コンピュータに割り当てられたパッケージのリストが表示されます。

複数の配布グループへのパッケージの割り当て

2023.3から、インストール用のパッケージを複数の [配布グループ] に割り当てることができます。

  1. [パッケージ] タブで、割り当てるパッケージを右クリックして、[グループに割り当てる] をクリックします。

  2. [パッケージをグループに割り当てる] ダイアログで、次のフィールドの内容を確認し、完成させます。

    • パッケージ: 配布されるパッケージの名前が自動入力されます。

    • バージョン: 配布されるパッケージ バージョンが自動入力されます。

    • 次のグループに割り当てます: パッケージの配布先となるグループを選択します。

  3. [OK] をクリックして、変更を保存して確定します。

パッケージ タブ

[パッケージ] タブには、選択したコンピュータに割り当てられたすべてのパッケージが表示されます。この表示には、エージェントまたは構成アイコンの使用によって示されるパッケージ タイプ、製品名、パッケージ名、インストールされたバージョン番号、インストール ステータス、およびステータス メッセージが含まれます。

インストール ステータスは、割り当てられたパッケージの進行状況を示します。失敗ステータスの場合、[ステータス メッセージ] 列に理由が表示されます。パッケージのいずれかが失敗状態の場合、[コンピュータ] リストのコンピュータが赤色で表示されます。

例 - Ivanti Cloud エージェントの配布

Ivanti Cloud エージェントは、デバイス データを直接収集し、デバイスに関する情報をリアルタイムで提供します。他のパッケージと同じように、管理センター を使用して配布グループ経由でエンドポイントに配布できるようになりました。

Ivanti Cloud エージェントは、現在のところ物理環境のみでサポートされています。仮想環境ではサポートされていません。

管理センター への Ivanti Cloud エージェントのアップロード

  1. Ivanti Cloud エージェントとオプション ファイルを、お客様に割り当てられた Ivanti Cloud テナントからダウンロードします。
    次の両方のファイルが必要になります。

    • IvantiCloudSetup.exe

    • IvantiCloudSetup.exe.options
      オプション ファイルは、テナントに関する詳細を含んでおり、エージェントをインストールするのに必要です。

  2. ナビゲーション ペインで [パッケージ] をクリックし、[処理] パネルで [パッケージの追加] をクリックします。

  3. 参照で IvantiCloudSetup.exe ファイルを選択し、[開く] をクリックします。

  4. [パッケージのアップロード詳細] 画面に、選択したファイルの詳細が一覧表示されます。[次へ] をクリックします。

  5. [パッケージのアップロード前提条件] 画面に、必要な前提条件の名前、プラットフォーム、およびバージョン番号が一覧表示され、それぞれの状態 ([インストール済み] または [見つからない]) が表示されます。
    [参照] をクリックし、IvantiCloudSetup.exe.options ファイルを選択します。[開く] をクリックしてファイルをアップロードし、[次へ] をクリックします。

  6. これで Ivanti Cloud エージェントと前提条件ファイルがパッケージ リストに追加され、エンドポイントに配布できる状態になりました。


エンドポイントへの Ivanti Cloud エージェントの配布

  1. ナビゲーション ペインで、[ホーム] > [サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [パッケージ] の順にクリックします。
    [パッケージ] 作業領域に、Ivanti 製品とそれぞれに割り当てられたパッケージが一覧表示されます。

  2. [パッケージ] 作業領域で [Cloud Agent] パッケージをダブルクリックして、クイック セットアップ ガイドを起動します。

  3. 次のダイアログが表示されます。

必要なエージェントが選択されていることを確認し、[完了] をクリックします。

  1. [確認して送信] をクリックして、一覧表示されたパッケージを確認します。

  2. パッケージ詳細が正しいことを確認し、[送信] をクリックします。

Cloud エージェントは次回のポーリング期間にエンドポイントにダウンロードされ、配布エージェント ダウンロード フォルダに格納されます。

  1. 進捗バーと、作業領域の配布ステータス レポートを通じて、インストールのステータスが報告されます。

    • Ivanti Cloud エージェントがサイレント インストールされ、更新も自己更新で行われます。

以前のパッケージへのロールバック

以前のパッケージにロールバックできます。配布グループ パッケージをご参照ください。

パッケージの削除

Ivanti Cloud エージェントは、Ivanti Cloud ポータル経由でアンインストールします。管理センター 経由ではアンインストールできません。

証明書は Management Center によってアンインストールされることはありません。

管理サーバからパッケージを削除することができます。パッケージを削除すると、完全に管理サーバから削除され、配布グループから割り当て解除されます。

  1. ナビゲーション ペインで [パッケージ] を選択します。
  2. 削除するパッケージが関連付けられている製品に移動します。
  3. 削除するパッケージを強調表示します。
  4. [処理] パネルで [削除] を選択します。

    警告メッセージが表示されます。

  5. [はい] をクリックします。

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