MS Teams ステージ
Ivanti Neurons Bots は Microsoft Teams と統合されています。 これにより Ivanti Neurons では、Neurons Bots を使用して MS Teams 経由でユーザにメッセージを送信できます。 メッセージには、対話先のユーザが次のステージ アクションをトリガできるように、あるいはフィードバックを提供できるように、アクション ボタンを含めることができます。 エンド ユーザと対話することは、より強力な修復を実現するための優れた方法です。 たとえば、中断を伴うメンテナンスを実行する前にユーザの許可を得るとともに、ユーザが状況に応じて最も適切な修復を選択できるようにします。 また、ユーザの入力やセンチメントを収集するためのオーケストレーション ツールとしても使用できます。
現在 Neurons Bots で利用可能な MS Teams ステージは次のとおりです。
- MS Teams インタラクション: Neurons Bots を使用して MS Teams 経由でユーザへのメッセージの送信やユーザからのフィードバックの受け取りを行うには、このステージを使用します。
- MS Teams メッセージ: Neurons Bots を使用して MS Teams 経由でユーザにメッセージを送信するには、このステージを使用します。
- MS Teams 評価: 定量的なセンチメントについての応答を取り込むには、このステージを使用します。
[調査メタデータ] ステージを使用すると、調査データをグループ化して、メタデータ別に比較できます。 たとえば、どのサービス デスク サポートが最も良い最低評価をもたらしているかを分析できます。
すべての MS Teams ステージには、ステージ設定に [カードの更新] オプションがあります。 このオプションを使用すると、ボットによって生成された1つの Teams カードを、ボットのさらに下の別のカードに置き換えることができます。 たとえば、Teams を使用してボットの進行の更新情報を提供したい場合、次の手順に従うことにより、複数のメッセージをユーザに送信するのではなく、1個のメッセージを送信してそれを更新できます。
- 任意のボットで、別の Teams ステージを追加して接続します。
- [ステージ設定] を開きます。
- [カードの更新] ドロップダウンで、置き換えたいカードの作成元のステージを選択します。
- [メッセージ] フィールドに、置き換え後のカードに設定したい新しいメッセージを入力します。
- ボットを [実行] します。
このボットが実行されると、新しいカードやメッセージが送信されるのではなく、既存の Teams カードがその新しいメッセージで更新されます。
どのカードも置換したくない場合は、[カードの更新] を [なし] (これが既定です) に設定したままにします。
構成の必要条件
Neurons Bots MS Teams ステージを使用するには、テナント環境に適した Ivanti Neurons Bot アプリを、Microsoft Teams 管理センターを介して、Microsoft Teams アプリ ストアから配布します。
Entra ID テナントからの MS Teams メッセージが信頼され、処理されるようにするための前提条件:
- Entra ID アプリの登録を作成します。 詳細については、「外部認証を構成または有効にする」をご参照ください。
- Entra ID 認証資格情報を作成します。 [Neurons プラットフォーム] > [認証資格情報] で構成します。
Teams ステージは、ユーザの自動検出をサポートしています。 これは、最初にインベントリ スキャンまたはコネクタの実行を通じて、デバイスの最新のユーザを明らかにすることで機能します。 そのユーザの電子メールが [ユーザ] レコードから取得されます。 電子メールは解決されて UserGID が取得され、これが Teams メッセージの送信に使用されます。
電子メール アドレスがコネクタ データに含まれているかどうかを確認するには、「コネクタの設定」の関連するコネクタ ヘルプ トピックの「コネクタの設定」セクションに移動します。
フォールバック メカニズムは、UserGID 属性をデバイス データから直接ルックアップするように構成されています。 これは、デバイスが Entra ID コネクタを介してインポートされるときに自動入力されます。 追加の権限が必要ですので、「Entra ID コネクタの設定」をご参照ください。 初期のコネクタ セットアップ権限は、こちらの「Microsoft Entra ID コネクタ」にあります。
環境チェックリスト
- Microsoft Office 365サブスクリプション。
- Ivanti Neurons Entra ID コネクタ。(Intune を通じた) Entra ID 権限割り当てにおいてデバイス権限を使用して構成済みであり、実行されており、したがってデバイス/ユーザ情報を取り込めること) 。
設定の必要条件
MS Teams ステージを使用する前に、以下の構成を済ませる必要があります。
- https://admin.teams.microsoft.com で、メニューから [Teams アプリ] > [設定ポリシー] を選択します。
- [インストール済みアプリを追加] パネルで Ivanti Neurons Teams ボットを見つけて、[追加] をクリックします。
- 完了後 [保存] をクリックします。 これで Ivanti Neurons Bot をユーザに配布できるようになりました。
- エンドポイントは、ローカル AD ドメイン内でも、ワークグループ内でもかまいません。
- Ivanti Neurons Entra ID コネクタが必要です。
- Windows 10でサポートされています。
- Microsoft Teams の設定時には、ユーザが組織によるデバイスの管理を許可する必要があります。
- Azure ポータルに移動します。
- Active Directory (AD) コネクタの設定方法の手順に従います。
- 設定時には、コネクタがデバイス ビューに Teams ユーザ情報を自動入力できるように、次のデバイス権限を含める必要があります。
- DeviceManagementApps.Read.All: Microsoft Intune アプリの読み取り
- DeviceManagementApps.ReadWrite.All: Microsoft Intune アプリの読み取りと書き込み
権限の発効に関しては、管理者の承諾を付与するのを忘れないでください。
- Ivanti Neurons プラットフォームで、コネクタを [追加]、[構成]、[保存]、および [実行] します。
Teams のテスト
Ivanti では、テスト環境を用意して、ターゲットとするユーザ アカウントおよびテスト デバイスのグループに対して MS Teams ボットをテストすることをお勧めします。
- Ivanti Neurons プラットフォームで [デバイス] に移動し、テスト パブリック グループにテスト エンドポイントを追加します。
- Ivanti Neurons プラットフォームで [Neurons Bots] に移動し、MS Teams ステージの1つを含む単純なボットを構築します。
- このボットを [ターゲット グループ] に割り当てます。
- ボットを [実行] します。