コネクタの設定
Ivanti Neurons コネクタを使用すると、デバイス データやユーザ データなど、組織に関するデータを Ivanti Neurons プラットフォームにインポートできます。 コネクタは、どのデータを収集するか、どこから収集するか、いつ、どのくらいの頻度でその情報を Neurons にインポートするかについての詳細を保持します。
Neurons がサポートしているデータ ソースのほとんどに対して選択できるコネクタには、クラウドで実行されるコネクタと、オンプレミスのコネクタ サーバを使用するコネクタの2種類があります。他のデータ ソースの場合は、これらのコネクタ タイプのうち1つだけを使用できます。
クラウド コネクタは、Microsoft Azure や AWS などの、クラウドでホストされているサービスからデータをインポートします。これらを Neurons クラウド コネクタ サーバに追加します。オンプレミス コネクタは、Ivanti Endpoint Manager などの、オンプレミスのソース アプリケーションからデータをインポートするものであるか、または CSV コネクタなどの汎用のものです。オンプレミス コネクタの場合は、付属ユーティリティをインストールすることにより、ローカル コネクタ サーバをセットアップすることも必要です。
コネクタとローカル コネクタ サーバは、いつでも必要な方法でデータを収集するのに必要な数だけ備えることができます。各コネクタ サーバには複数のコネクタがあり、同じタイプや同じソース アプリケーションにアクセスするものもあります。
管理者以外のユーザ ロールでは、コネクタを表示して設定することが必要になる場合があります。 これを行うには、それらのロールにコネクタ権限が割り当てられる必要があります。 詳細については、「アクセス コントロール」をご参照ください。
オンプレミスのコネクタ サーバについて
オンプレミス コネクタの場合は、データ ソースにアクセスできるローカル Windows サーバにコネクタ サーバ ユーティリティをインストールする必要があります。 このユーティリティは、ソース アプリケーション (Endpoint Manager など) から Neurons にデータを中継できる、事前構成された Ivanti Neurons エージェントです。
ローカル サーバにインストールされているコネクタ サーバ ユーティリティと、Ivanti Neurons コンソールでセットアップされたコネクタの違いを理解することが重要です。 コネクタ サーバ ユーティリティは、ローカルで機能を実行した後、コネクタ内で構成されている情報を使用して Neuronsに接続します。
オンプレミスのコネクタ サーバは、通信に HTTPS (ポート443) を使用します。URL と IP アドレスの詳細については、コミュニティの記事「Ivanti Neurons URL および IP ホワイト リスト」をご参照ください。
オンプレミスのコネクタ サーバの場合、次の最小要件は必須です。
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Ivanti Neurons エージェント インストールと互換性のある Microsoft サーバ オペレーティング システム
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Intel Core i7プロセッサ (2.5 GHz)
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8 GB の RAM
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40 GB のディスク領域
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ブロードバンド インターネット接続
オンプレミスのコネクタ サーバは、クラウド コネクタには必要ありません。
基本操作
オンプレミスのソース アプリケーションへの接続を開始するには、まず Neurons にオンプレミスのコネクタ サーバの情報を自動入力する必要があります。
既定では、オンプレミスのコネクタ サーバが追加されるまで、新規ユーザには [コネクタ] > [コネクタ サーバ] ページに [クラウド] コネクタ サーバ オプションのみが表示されます。クラウド コネクタにはローカルのコネクタ サーバは必要ありません。 [コネクタ サーバ] ページで1つ以上のクラウド コネクタをただちに [クラウド] オプションに追加できます。クラウド コネクタを設定するには、下の「進行中のタスク」セクションをご参照ください。
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Ivanti Neurons アカウントに管理者としてログインします。
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[利用可能なコネクタ] ページで、[コネクタ ユーティリティをダウンロード] ボタンをクリックして、コネクタ サーバ ユーティリティをダウンロードします。
ユーティリティをダウンロードするためのプロンプトが表示されます。 [ダウンロード] をクリックします。 -
環境内の、ソース アプリケーションにアクセスできるサーバ上で、ダウンロードした実行可能ファイルを実行します。 コネクタ サーバがインストールされます。 ファイアウォールの要件については、コミュニティの記事「Ivanti Neurons での URL および IP のホワイト リスト」をご参照ください。
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Neurons の Web セッションに戻ります。 コネクタ サーバが [コネクタ サーバ] ページに表示されるまでに数分かかる場合があります。 完了すると、コネクタを追加して、特定の時間に特定のソースからのデータの収集を開始できます。 コネクタの設定については、次のセクションをご参照ください。
進行中のタスク
- [管理者] > [コネクタ] をクリックし、ページ上部のトグルが [コネクタ サーバ] に設定されていることを確認します。
- [サーバの追加] ボタンをクリックして、コネクタ サーバ ユーティリティをダウンロードします。
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ユーティリティをダウンロードするためのプロンプトが表示されます。 [ダウンロード] をクリックします。
- 環境内のサーバで、ダウンロードした実行ファイルを実行します。 コネクタ サーバがインストールされます。 データソースにアクセスできるデバイスで、コネクタ サーバを設定できます。 ファイアウォール要件については、コミュニティの記事「Ivanti Neurons での URL および IP のホワイトリスト」をご参照ください。
- Neurons の Web セッションに戻ります。 コネクタ サーバが [コネクタ] ページに表示されるには、数分かかる場合があります。 完了したら、コネクタを追加して、データの収集を開始できます。
- [管理者] > [コネクタ] をクリックし、ページ上部のトグルが [コネクタ サーバ] に設定されていることを確認します。
- コネクタの追加先とするコネクタ サーバをリストで見つけて、[コネクタの追加] をクリックします。 クラウド オプションを使用して、クラウド ホスト型サービス用のクラウド コネクタを追加します。
- 使用可能なコネクタのリストから、作成するコネクタのタイプを選択します。 重要: Jamf Pro コネクタの場合は、Jamf Pro でオプションを有効にしてから、Neurons でそのオプションを設定する必要があります。詳細については、Jamf Pro コネクタをご参照ください。 同様に、一部の Microsoft クラウド コネクタでは、使用前に Entra ID でアプリを作成する必要があります。詳細については、「Entra ID での Microsoft クラウド コネクタ向け API アプリの作成」をご参照ください。
- コネクタのオプションを構成します。 個々のコネクタの詳細については、このトピックの下部にある完全なリストをご参照ください。
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コネクタをただちに実行するには、ページの右上にある [保存して実行] をクリックします。
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コネクタを保存し、スケジュールされた時刻まで実行しないようにするには、[アクティブ] チェックボックスをオンにし、[保存] をクリックします。
- コネクタの進行状況を監視するには、ページの上部にあるトグルを [コネクタ] に設定します。 コネクタのリストには、現在のステータス、処理されたレコード数、インポートに失敗したレコード数に加え、前回の実行、次回の実行、スキャン期間が表示されます。 大量のデータがある場合、インポートに時間がかかることがあります。
[デバイス] ページで、インポートされたレコードを確認することもできます。 詳細については、「デバイス」をご参照ください。
- [管理者] > [コネクタ] をクリックし、ページ上部のトグルが [コネクタ] に設定されていることを確認します。
- 変更するコネクタを見つけて、右端の列にある アイコンをクリックします。
- [今すぐ実行] を選択します。 コネクタはすべての現在のデータを同期します。
- [管理者] > [コネクタ] をクリックし、ページ上部のトグルが [コネクタ] に設定されていることを確認します。
- 変更するコネクタを見つけて、右端の列にある アイコンをクリックします。
- [無効にする] または [削除] を選択します。削除する場合は、[データのワイプ] を選択することもできます。ワイプすると、コネクタによってインポートされたすべてのデータが削除されます。 このオプションを選択しなければ、コネクタを削除した後も、データは Ivanti Neurons 内に保持されます。
コネクタを無効にした場合、再有効化するには、同じメニューに移動して、[有効にする] を選択します。
コネクタによって Ivanti Neurons にインポートされたデータを削除できます。 このアクションは、特定のコネクタによってインポートされたデータをすべてワイプしますが、それ以外の、検出された、インベントリに入れられた、あるいは設定済みの他のコネクタによってインポートされたデータはすべてそのままにします。 その特定のコネクタによってインポートされたのが、ある特定のレコードの唯一のデータであった場合、そのレコード全体が削除されます。
コネクタを削除する際に、あるいはコネクタ サーバをアンインストールする際に、インポートされていたデータをワイプすることもできます。
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[管理者] > [コネクタ] の順にクリックし、ページ上部のトグルが [コネクタ] に設定されていることを確認します。
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データをワイプするコネクタを見つけて、右端の列にある アイコンをクリックします。
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[データのワイプ] を選択します。
- [管理者] > [コネクタ] をクリックし、ページ上部のトグルが [コネクタ サーバ] に設定されていることを確認します。
- アンインストールするコネクタ サーバを見つけて、右上隅にある アイコンをクリックします。
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リストされているコネクタによってインポートされたすべてのデータをワイプするには、[データのワイプ] を選択します。 このオプションを選択しなければ、コネクタ サーバおよび関連付けられているコネクタをアンインストールした後も、それらのコネクタによって取得されたデータは Ivanti Neurons に保持されます。
- コネクタが関連付けられている場合は、[削除] または [すべて削除」 をクリックします。 コネクタによって取得されたデータは、Ivanti Neurons に保持されます。
コネクタによってインポートされる属性の概要と、属性がターゲット属性にどのようにマップされるかについては、「コネクタ データのマッピング」をご参照ください。
使用できるコネクタについては、次のページをご参照ください。
- Adobe コネクタ
- Amazon Web サービス (AWS) コネクタ
- Catchpoint コネクタ - ベータ版
- CDW CSV インポート コネクタ
- CrowdStrike コネクタ
- Cynerio コネクタ
- Dell 保証コネクタ
- 汎用ファイル インポート (CSV) コネクタ
- Google Chrome Enterprise コネクタ
- Google Workspace コネクタ
- Insight コネクタ
- Intel Endpoint Management Assistant コネクタ
- Ivanti Avalanche コネクタ
- Ivanti Cherwell Service Management コネクタ
- Ivanti Data Center Discovery コネクタ
- Ivanti Desktop & Server Management コネクタ
- Ivanti Endpoint Manager コネクタ
- Ivanti Endpoint Security コネクタ
- Ivanti Neurons for ITSM コネクタ
- Ivanti Neurons for MDM コネクタ
- Ivanti Neurons for Service Mapping コネクタ - ベータ版
- Ivanti Patch for Configuration Manager
- Ivanti Pulse Profiler コネクタ
- Ivanti Security Controls コネクタ
- Jamf Pro コネクタ
- Lenovo 保証コネクタ - ベータ版
- Microsoft 365コネクタ
- Microsoft Active Directory コネクタ
- Microsoft Azure コネクタ
- Microsoft Configuration Manager コネクタ
- Microsoft Defender for Endpoint コネクタ
- Microsoft Entra ID コネクタ
- Microsoft Intune コネクタ
- Okta コネクタ
- OneLogin コネクタ
- Qualys コネクタ
- Rapid7 コネクタ
- Salesforce コネクタ
- ServiceNow コネクタ
- Tenable.io コネクタ
- VMware vCenter コネクタ
- Workspace ONE コネクタ