オフライン モードの使用方法

Security Controls コンソールが切断モードになっている場合、このコンソールが新しい定義ファイル (エンジン コンポーネントとデータ ファイル) のダウンロードを試行しないことを意味します。一般的に、オフライン モードは、使用が承認された修正済みバージョンのデータを使用する必要があるサイトによって使用されます。 セキュリティ ポリシーによって、データ ファイルを Web からダウンロードせずに、スキャンおよび配布を実行する必要がある場合にも、オフライン モードが有効です。

コンソールをオフライン モードに切り替えるには、次の 2 つの方法があります。

  • [ツール] > [定義の自動更新] を選択し、コマンドが有効でないことを確認します。
  • [ツール] > [オプション] > [ダウンロード] を選択してから、[スキャン前に定義を自動更新する] チェック ボックスをオフにします。

コンソールがオフライン モードのときには、すべてのスキャンおよび配布中に、ローカル コンピュータに存在しているデータ ファイルが使用されます。 詳細については、「データ ファイルの管理」をご参照ください。

コンソールをオフライン モードに切り替えても、必ずしもコンソールがインターネットから切断されるわけではありません。 これは異なるシナリオであり、「オフライン コンソール構成の概要」をご参照ください。 また、オフライン モードはパッチと関係がありません。 インターネットまたは指定された配布サーバに接続している場合、[定義の自動更新] が無効でも、必要なパッチがダウンロードされます。

サイトでエージェントを使用する場合には注意が必要です

エージェントを使用する場合には、コンソールをオフライン モードに切り替えるときに注意が必要です。コンソールよりも新しい定義ファイルがエージェントに含まれ、エージェントが新しい結果をコンソール データベースに報告しようとする場合、更新がコンソールによって拒否されます。 これが発生する場合、新しい定義ファイルを手動でダウンロードし、コンソールの \DataFiles ディレクトリにコピーする必要があります。 配布サーバを使用している場合には、手動でコンソールと配布サーバを同期する必要があります。

この問題を防止するには、エージェントが配布サーバから定義ファイルを取得し、配布サーバのファイルがコンソールで使用されているファイルと正確に一致することを確認します。

.NET Framework の前提条件の問題の可能性

オフライン モードで実行するときには、完全バージョンの . NET Framework が利用可能であることが検出されない場合があります。完全バージョンの .NET Framework をダウンロードするためのリンクについては、「前提条件のインストール」をご参照ください。