ベンダからのパッチの手動取得 (サイドロード)
時として Security Controls でパッチをダウンロードできない場合があります。 これは、さまざまな理由で発生することがあります。 たとえば、パッチの中には、見つからない Windows 10 製品レベルを表す ISO であるものや、既にベンダによって削除された古いパッチや、アクセスするためにはベンダの Web サイトへのログインを必要とするパッチや、一時リンクからでないと入手できないパッチなどがあります。
自動的にダウンロードできないパッチがあると、[サイドロードが必要] という語句が、コンピュータ ビュー、パッチ ビュー、スキャン ビュー、および [配布構成] ダイアログの [ダウンロード ステータス] 列に表示されます。
自動的にダウンロードできないパッチを配布するためには、最初にそのパッチをサイドロード する必要があります。 サイドロードとは、パッチ ファイルを手動でダウンロードし、その内容を検証した後、コンソール コンピュータ上の適切なディレクトリにそのファイルを保存することです。 正確なプロセスを以下に示します。
- コンピュータ ビュー、パッチ ビュー、またはスキャン ビューでパッチを選択します。
- 下部ウィンドウで、[ダウンロード情報] をクリックします。
ベンダの Web サイトから当該パッチをダウンロードするための情報が、ブラウザに表示されます。 - コンソール コンピュータにパッチ ファイルを手動でダウンロードするための手順に従います。
ベスト アプローチは、サイドロードしたパッチ ファイル専用の新規フォルダを作成することです。 必ず、正しい言語バージョンのパッチをダウンロードしてください。 コンソールの優先言語は、「パッチ ビュー ダウンロード ステータス アイコン言語オプション」で指定します。 - グリッドでパッチを選択します。
- パッチを右クリックし、[パッチのサイドロード] を選択します。
[サイドロードするパッチを選択] ダイアログが表示されます。 - 前もって手動でダウンロードしたパッチ ファイルを選択し、[開く] をクリックします。
- パッチ ファイルのデジタル署名の検証が試行されます。
- 必要に応じて、Security Controls 内で使用される命名規則と一致するようにパッチ ファイルの名前が変更されます。
- パッチ ファイルがパッチ ダウンロード ディレクトリに移動されます。
ファイルが処理され、配布の準備が整えられます。 具体的には、次のような処理が行われます。
パッチ ファイルに署名が施されていない場合は、ファイルの詳細を手動で確認するよう求められます。 ユーザの利便のために、ファイルの SHA-256ファイル ハッシュが表示されます。
Security Controls 内で使用されるパッチ名が、ベンダによって付与された名前と異なることが、よくあります。これは、名前の重複を避けるためです。 予期されるファイル名を確認するための方法の1つは、コンピュータ ビューまたはパッチ ビューにパッチを配置してみて、そのファイル名情報を確認することです。
既定の場所は C:\ProgramData\Ivanti\Security Controls\Console\Patches です。
処理が完了すると、[サイドロードするパッチを選択] ダイアログが閉じ、パッチのダウンロード ステータスが [サイドロード済み] に変わります。
この時点で、パッチは標準の配布処理で配布できる状態になっています。