バックアップ ファイルの作成

最初に、コア コンポーネント用のバックアップ コンテナを作成する必要があります。 現在ログオンしているユーザのアカウント データは、コア バックアップに含まれます。 追加のユーザ アカウントごとのバックアップも実行する必要があります。 したがって、バックアップは次のようなプロセスになります。

  1. コア コンポーネントをバックアップします。
  2. 追加のユーザ アカウントごとのバックアップを行います。
  3. 追加のユーザ アカウントのバックアップは、コア コンポーネントの復元を行った後で行うこともできますが、他の管理者が対応可能な場合の推奨事項は、コア バックアップ直後にそれらの管理者にログオンしてもらって、それぞれのユーザ アカウントのバックアップを実行してもらうことです。

コア コンポーネントのバックアップ

このセクションでは、最新の Security Controls コンソールのコア コンポーネントをバックアップするためのステップバイステップの手順を説明します。 コア コンポーネントのリストについては、「よくある質問」というセクションをご参照ください。

ローカル ドライブまたはネットワーク ドライブにバックアップ アーカイブ ファイルを格納できるだけの十分な空き領域があることを確認してください。 20GB 以上の空き領域があると万全です。

  1. Ivanti Security Controls を閉じます。
  2. [開始] > [Ivanti Security Controls] > [移行ツール] の順に選択して移行ツールを起動します。
  3. [バックアップ] を選択します。
  4. [コア] モードを選択します。
    これで、Security Controls のすべてのコア コンポーネントがバックアップ アーカイブ ファイルに保存されるようになります。 加えて、現在コンソール コンピュータにログオンしているユーザのデータもアーカイブ ファイルに保存されるようになります。
  5. (任意) [アーカイブ ファイル名をバックアップする] の既定の場所と名前を変更する場合は、[参照] ボタンをクリックして別の場所を選択します。
    [アーカイブ ファイル名をバックアップする] ボックスに直接入力して、別の場所と名前を指定することもできます。ファイル名には .bak 拡張子を含めてください。
  6. パスフレーズの入力と確認入力により、バックアップ ファイルをセキュリティで保護します。
    このパスフレーズは、復元プロセス時に使用します。 セキュリティで保護されたコンテナにデータが保存され、正しいパスフレーズを入力することによってのみデータにアクセスできるようになります。
  7. [コア設定のバックアップ] をクリックします。
    移行ツールによりコア コンポーネントのバックアップが行われている間、ステータス メッセージが表示されます。.
  8. バックアップの正常終了を示す確認メッセージが表示されるまで待ってから、ユーザ データのバックアップ手順を示した次のセクションに進んでください。

ユーザ データのバックアップ

推奨されるのは、コア バックアップの後すぐに、残りのすべてのユーザ アカウントのバックアップを行うことです。 しかし、対応可能でない管理者が1人以上いる場合、それらの管理者は後日、それぞれのユーザ アカウントのバックアップと復元を行うことができます。 ただし、念頭においていただきたいのは、すべてのユーザ アカウントのバックアップが完了するまで、既存のコンソールをオフにできないということです。 また、Security Controls 管理者がそれぞれのアカウントのバックアップと復元を新しいコンソールで行わないうちに、定期的にスケジュールされているタスクを実行した場合、そのタスクは、新しいコンソール上ではなく、古いコンソール上で実行されることになります。 こうした問題を避けるには、すべての Security Controls ユーザ アカウントのバックアップと復元を適時に行う必要があります。

  1. 必要に応じて、[開始] > [Ivanti Security Controls] > [移行ツール] の順に選択して移行ツールを起動します。
  2. [バックアップ] を選択します。
  3. [ユーザ] モードを選択します。
    これにより、コンソール コンピュータに現在ログオンしているユーザに関連付けられている全 Security Controls データがバックアップされます。
  4. ユーザのバックアップ アーカイブ ファイルの場所と名前を入力します。
    ユーザを一意に特定する名前を指定してください。 [参照] ボタンを使用して場所とファイル名を指定することもできます。
  5. パスフレーズの入力と確認入力により、バックアップ ファイルをセキュリティで保護します。
    このパスフレーズは、復元プロセス時に使用します。
  6. [ユーザ設定のバックアップ] をクリックします。

移行ツールによりユーザ データのバックアップが行われている間、ステータス メッセージが表示されます。. ユーザのバックアップが完了すると、確認メッセージが表示されます。

ユーザ アカウントごとに、このセクションを繰り返します。 完了後、移行ツールを閉じます。

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