使用開始の手順
ここでは、PowerShell コンソールから実行する API 呼び出しを使い始めるための基本的な手順を示します。
- Security Controls コンソールから、Windows PowerShell コンソールを起動します。
PowerShell コンソールの起動時、必ず [管理者として実行する] を指定してください。 - 次の PowerShell コマンドを実行して STProtect API モジュールを読み込みます。
- その他、必要な Windows または他社のモジュールがあれば読み込みます。
環境内の他のデバイスと対話するために、他のモジュールに含まれているコマンドレットが必要になる場合があります。 例: - Servermanager: SQL クラスタとの対話に必要です。
- Failoverclusters: Windows 機能である RSAT-Clustering を読み込みます。
- 個々のコマンドまたはスクリプト化したコマンドを実行します。
- 終了後、Windows PowerShell コンソールを閉じます。
PowerShell コンソールを閉じると、インポートしたモジュールも、メモリに保存した項目も、すべて消去されます。 開始したスキャン操作や配布操作は、PowerShell を閉じても停止しません。
PS C:\Import-Module STProtect –PassThru
STProtect API モジュールには、Security Controls. 内の数多くの機能領域との対話を可能にする API 呼び出しが含まれています。 オプションの –PassThru
オプションを指定することで、モジュールがどのように読み込まれたかについて、診断情報のフィードバックが得られます。
スクリプト作成時は、常に、このモジュールを最初に読み込んでください。 このモジュールが常に読み込まれるようにする方法の1つは、このモジュールのインポート コマンドを PowerShell ユーザ プロファイルに追加することです。
使用可能なコマンドの完全なリストについては、「PowerShell コマンドに関する詳細なヘルプ情報の表示方法」をご参照ください。
よく使われるコマンド例をいくつか、以下に示します。
パッチ スキャンを実行する
Start-PatchScan –MachineGroups “My Machine”
パッチ スキャンを開始して、結果を表示する
Start-PatchScan -MachineGroups “My Machine” | Watch-PatchScan
見つからないパッチを配布する
Start-PatchDeploy –Uid 12345678-3BD2-A0ED-FFCC-9876DE8EBBAA