データベース ビュー入門

このセクションでは、SQL Server データベース クエリでデータベース ビューを使用して Ivanti Security Controls のカスタム レポートを生成する方法を説明します。

Ivanti Security Controls をインストールすると、Security Controls の SQL Server データベースに多数の定義済みビューが作成されます。 正確に必要な情報が抽出されるように作成したカスタム クエリで、これらのビューを参照できます。 カスタム クエリを実行し、その結果を選択した形式でエクスポートすることで、Ivanti Security Controls の独自のカスタム レポートを効率的に作成できます。

独自のデータベース クエリを作成する利点は次のとおりです。

  • Security Controls データベースから、必要とする正確な情報を探索できます。
  • Ivanti Security Controls に用意されている定義済みレポートを超えたレポートを作成できます。 多くの組織にとって定義済みのレポートで十分ではあるものの、コンピュータのステータスについてより具体的な情報を提供する1つ以上のカスタム レポートの作成が必要になることがあります。

  • クエリ結果をエクスポートし、その情報を選択した形式で提示できます。

もちろん、Security Controls ビューを使用せずにカスタム クエリを作成するという選択肢もあります。 ただし、Security Controls ビューの使用をカスタム クエリに追加すると、ほかの利点が数多く得られます。

  • 将来のバージョンの Ivanti Security Controls でビュー スキーマから取り除かれるものはありません。付加的な変更がなされるだけです。
  • 将来のバージョンの Ivanti Security Controls で、データベースのテーブルが変更になる場合があります。 テーブルではなく Security Controls ビューをクエリで参照することにより、将来のバージョンにアップグレードした際にカスタム クエリが壊れないことが保証されます。

  • クエリの複雑さが軽減され、より簡単にクエリを作成できます。
  • 一部の作業をビューが行います。 カスタム クエリで多数の Security Controls データベース テーブルを参照する必要がありません。 ビューが複数のテーブルを結合して関連情報を収集するとともに、複数のテーブルから異なる列をプルします。

  • Ivanti では将来のバージョンでも継続的に SecurityControls ビューの構築を進めていきますので、より多くの機能が提供されます。
  • カスタム クエリは、Ivanti コミュニティの信頼できるメンバーで共有できます。

カスタム レポートの作成プロセスは次のとおりです。

  1. Ivanti Security Controls に備わっている SQL Server データベース ビューについて理解します。
  2. Ivanti Security Controls ビューを参照し、かつ必要な情報を生成するデータベース クエリを作成します。
  3. クエリ結果をユーザがわかりやすい形式でエクスポートします。

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