システム要件

Security Controls コンソールをインストールし、クライアント コンピュータで処理を実行するときには、次の要件を満たす必要があります。

制限事項

  • コンソール コンピュータでは、NTFS ファイル システムが必要です。
  • LDAP 証明書認証を使用しているドメイン コントローラにコンソールをインストールする場合は、SSL 証明書と Security Controls プログラム証明書の間の競合問題を避けるようにサーバを構成することが必要になる場合があります。
  • データベースを共有する 2 台以上のコンピュータでコンソールをインストールする場合、ユーザ認証資格の問題を回避するには、すべてのコンソール コンピュータで一意のセキュリティ識別子 (SID) が必要です。 仮想マシンのコピーを作成する場合や使用しないコンピュータが存在する場合は、SID が重複する可能性が高くなります。
  • コンソール コンピュータには、Security Controls をインストールする前に、できる限り完全にパッチを適用しておく必要があります。

プロセッサ

  • 最小: 2プロセッサコア 2GHZ 以上の速度
  • 推奨: 4プロセッサ コア 2GHz 以上の速度 (500～2500クライアント ライセンスの場合)
  • 高パフォーマンス: 8プロセッサ コア 2GHz 以上の速度 (10000クライアント ライセンス以上の場合)
  • エージェントレス パッチ評価 : 8プロセッサ コア以上 2GHz 以上の速度

メモリ

  • 最小: 2GB の RAM
  • 推奨: 4GB の RAM (500～2500クライアント ライセンスの場合)
  • 高パフォーマンス: 16GB の RAM (10000クライアント ライセンス以上の場合)

ビデオ

  • 最小1024 x 768の画面解像度
  • 1280 x 1024以上を推奨

ディスク領域

  • アプリケーション用に500MB
  • パッチ レジストリ用に最小10GB、100GB 以上を推奨

オペレーティング システム (次のいずれか)

  • Windows Server 2022ファミリ
  • Windows Server 2019ファミリ (Server Core および Nano Server (64ビット) を除く)
  • Windows Server 2016ファミリ (Server Core および Nano Server (64ビット) を除く)
  • Windows 11ファミリ
  • Windows 10 v1607 Pro、Enterprise、または Education Edition (64 ビット)

    • Windows 10 の v1607 より前のバージョンを使用することもできますが、WMF 5.1 が必要なため、別途インストールする必要がある場合があります。WMF 5.1 は Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

可能であれば、入手可能な最新バージョンを使用することを推奨します。

データベース

  • Microsoft SQL Server データベースの使用 [SQL Server 2014以降]

    • SQL Server データベースがない場合、前提条件ソフトウェアのインストール プロセス中に SQL Server Express Edition をインストールするオプションが提供されます。

  • 推奨: Microsoft SQL Server 2016 SP1以降
  • 最小規模: 30GB
  • 中規模: (500～2500クライアント ライセンス) 30～60GB
  • エンタープライズ規模: (10000クライアント ライセンス以上) 60～100GB

SQL 高可用性

Microsoft のベスト プラクティスに従って設定する場合、Security Controls ではSQL ミラーリングをサポートします。

自動フェールオーバーを行う場合は、監視サーバが必要です。 監視なしの場合は、手動切り替えが必要です。

SQL ミラーリングは、SQL Server 2014ではサポートされますが、SQL Express エディションではサポートされません。

前提条件ソフトウェア

  • Microsoft SQL Server の使用
  • Microsoft .NET Framework 4.8以降
  • Visual Studio 2015-2022用 Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ

Windows アカウント要件

  • Security Controls の全機能を利用するには、管理者権限のあるアカウントで実行する必要があります。

構成要件

  • 多数の Web URL をファイアウォール、プロキシ、Web フィルタ例外リストに追加できます。 Security Controls はこれらの URL を使用して、他ベンダからパッチ コンテンツをダウンロードします。

    • 追加すべき URL の完全なリストについては、「Ivanti コミュニティ (別のウィンドウで開きます)」をご参照ください。

  • コンソール コンピュータの資産スキャンを実行するときには、Windows Management Instrumentation (WMI) サービスを有効にし、コンピュータへのプロトコルを許可する必要があります。 Windows ファイアウォールでは、このサービスの名前は Windows Management Instrumentation (WMI)/Remote Administration です。

サポートされている言語

[表示オプション] ダイアログの [言語] リストをご参照ください。

オペレーティング システム (次のオペレーティング システムの 32 ビットおよび 64 ビット バージョン)

  • Windows Server 2012 Foundation Edition (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2012 Essentials Edition (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2012 Standard Edition (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2012 Datacenter Edition (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2012 R2 Essentials Edition (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2012 R2 Standard Edition (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows 10 Pro
  • Windows 10 Enterprise
  • Windows 10 Education
  • Windows Server 2016, Essentials Edition
  • Windows Server 2016 Standard Edition (Nano Server、32ビット サブシステムでサポートされている Server Core を除く)
  • Windows Server 2016 Datacenter Edition (Nano Server、32ビット サブシステムでサポートされている Server Core を除く)
  • Windows Server 2019ファミリ (Nano Server、32ビット サブシステムでサポートされている Server Core を除く)
  • Windows 11ファミリ
  • Windows Server 2022ファミリ

仮想マシン (次のいずれかによって作成されたオフライン仮想イメージ)

パッチ管理のみに適用

  • VMware ESXi 6.5以降 (仮想マシン上では VMware Tools が必要)
  • VMware vCenter (旧名称 VMware VirtualCenter) 6.0以降 (仮想マシン上では VMware Tools が必要)
  • VMware Workstation 9.0 以降

構成要件

  • リモート レジストリ サービスを実行する必要があります。
  • サーバ サービスを実行する必要があります。
  • NetBIOS (TCP 139) または Direct Host (TCP 445) にアクセス可能である必要があります。
  • Windows Update サービスは無効にしないでください。パッチを正常に配布するには、[手動] または [自動] に設定する必要があります。 また、各コンピュータの Windows Update 設定 ([コントロール パネル] > [システムとセキュリティ] > [Windows Update] > [設定の変更]) は [更新を確認しない] に設定してください。

    • Windows 10または Windows Server 2016を使用する場合は、グループ ポリシー エディタで [自動更新の構成の無効化] を選択することにより、自動更新を無効にできます。 サービスを無効にするためたの他の方法については、Microsoft のヘルプをご参照ください。

  • コンソールで対象コンピュータとの RDP 接続を作成するには、リモート デスクトップ接続を許可する必要があります。
  • リモート コンピュータのパッチ スキャンを実行するときの詳細な要件については、「パッチ スキャン要件」をご参照ください。
  • 資産スキャンを実行するときには、Windows Management Instrumentation (WMI) サービスを有効にし、コンピュータへのプロトコル (TCP ポート 135) を許可する必要があります。 Windows ファイアウォールでは、このサービスの名前は Windows Management Instrumentation (WMI)/Remote Administration です。 詳細については、「資産スキャン要件」をご参照ください。

サポートされている製品 (パッチ プログラム)

ディスク領域 (パッチ プログラム)

  • 空き領域は配布中のパッチのサイズの 5 倍と同じサイズでなければなりません。

サポートされている言語 (パッチ プログラム)

[表示オプション] ダイアログの、パッチ ビューでのダウンロード状態のインジケータ言語リストをご参照ください。

エージェント コンピュータでは、NTFS ファイル システムが必要です。

プロセッサ

  • 500 MHz 以上の CPU

メモリ

  • 最小: 256MB RAM
  • 推奨: 512MB RAM 以上

ディスク領域

  • Security Controls Agent クライアント用に50MB
  • 最小: パッチ レポジトリ用に2GB 以上
  • 推奨: 10GB

オペレーティング システム (ホーム エディションを除く次のいずれか)

  • Windows 10ファミリ
  • Windows 11ファミリ
  • Windows Server 2012ファミリ (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2012ファミリ R2 (Microsoft 拡張セキュリティ更新 (ESU) および Ivanti ESU が必要です。担当の Ivanti サプライヤまでお問い合わせください)
  • Windows Server 2016ファミリ
  • Windows Server 2019ファミリ
  • Windows Server 2022ファミリ

構成要件

  • ワークステーション サービスを実行する必要があります。
  • 互換性のあるテスト済みプラットフォーム: Ivanti コミュニティ (別のウィンドウで開きます)
  • Ivanti Security Controls Agent UIエンジンを実行するには（コンピュータ上でのエージェントの使用を参照）、クライアント コンピュータに.Net v8が必要です。

オペレーティング システム

次のシステム (64ビットのみ) の、ベンダがサポートしているすべてのサーバ、ワークステーション、クライアント、およびコンピュータ ノードのバリアント

libicu パッケージと OpenSSL 1.0.2以降は、すべてのディストリビューションおよびバージョンで必要です。

コンテンツレス

  • CentOS 7
  • Oracle Linux 7、8、9 (Red Hat Compatible Kernel と Unbreakable Enterprise Kernel の両方)

    • 両方のカーネルを搭載したコンピュータがある場合、両方のカーネルがスキャンされパッチが適用されます。 ただし、非実行カーネルは実行されておらず、そのため脆弱ではないため、そのアドバイザリは常に [インストール済み] と報告されます。

  • Red Hat Enterprise Linux 7、8、9

コンテンツ ベース

  • CentOS 7
  • Red Hat Enterprise Linux 7および8

ポート要件

Secure Shell (SSH) およびポート22番は、エージェントを Linux コンピュータにプッシュインストールするときに使用されます。

認証要件

SSH 接続でプッシュ インストールを成功させるには、SSH 認証タイプのパスワード認証が必要です。 すべての Linux エンドポイントで、/etc/ssh/sshd_config 内の PasswordAuthentication が yes に設定されていることを確認してください。

この構成ファイルを編集した後、sshd サービスを再起動して変更を有効にします。

構成要件

Security Controls コンソールから Linux コンピュータにエージェントのプッシュ インストールを実行するためには、root アカウントを使用するか、またはパスワードなしの sudo アクセスを使用して、コンピュータに接続できます。セキュリティ上の理由から、sudo アクセスを使用する方法が、推奨されるベスト プラクティスです。 sudo アクセスを実装するには、手動で root として各 Linux コンピュータにログオンし、visudo を起動した後、以下の手順を行います。

  • ファイルに次のコマンドを追加します。

    • <installUser> ALL=(ALL) NOPASSWD: /bin/sh /tmp/ivanti-[A-Za-z0-9][A-Za-z0-9][A-Za-z0-9][A-Za-z0-9]/install.sh *

    このコマンドは、コンソールが Linux コンピュータに対してエージェントのプッシュ インストールを実行できるように、sudo (super user do) を使用してコンソールにルート権限を付与します。

  • ファイル内の、Defaults requiretty と書かれている行を探し、存在する場合は、Defaults !requiretty に変更します。

    • これで、コンピュータ上のあらゆるユーザを対象に requiretty フラグを無効にすることで、既知のオペレーティング システムのバグが迂回され、ただのログイン セッション以外の手段から sudo で実行できるようになります。 必要に応じて、Defaults:><installuser> !requiretty に変更することで、インストール ユーザだけを対象にこのフラグを無効にすることができます。

    このフラグは、Red Hat および CentOS のほとんどの現行バージョンでは、設定されていません。

    コンソールから Linux コンピュータへのアクセスに root も sudo も使用しないことを選択する場合は、各コンピュータに手動でエージェントをインストールできます。

接続が切断されている環境に Linux コンピュータがある場合は、切断環境での構成手順を実行し、それと同時に、各コンピュータを sudo アクセス用に構成できます。

既定のポート要件は次のとおりです。 複数のポート番号が設定可能である

一部のロックダウンされた環境では、既定の動的ポート範囲49152 - 65535でのトラフィックを特に許可しなければならない場合があります。

プロトコル ポート ソース 宛先 暗号化 説明
UDP 9 Security Controls コンソール エージェントレス システム いいえ Wake-on-LAN (WoL) およびエラー レポート
TCP 22 Security Controls コンソール Linux エージェント システム はい コンソールが Linux コンピュータにエージェントをプッシュ インストールできる
TCP 80

Security Controls コンソール

配布サーバ: HTTP

いいえ

HTTP を使用する場合にのみ、配布サーバがパッチをコンソールと同期するために必要
Security Controls コンソール 配布サーバ: HTTP いいえ HTTP を使用する場合にのみ、配布サーバがパッチをコンソールと同期するために必要
エージェント システム 配布サーバ: HTTP いいえ HTTP を使用する場合にのみ、配布サーバがパッチをコンソールと同期するために必要
Security Controls コンソール パッチ リポジトリ/パッチ構成 いいえ HTTPS URL が使用できないときにパッチをダウンロード
TCP 135 Security Controls コンソール エージェントレス システム いいえ WMI プロトコルを許可する。資産スキャンで必要

UDP および

TCP

(または3つのすべてのポートで TCP 445を使用可能)

137-138

139

Security Controls コンソール

エージェントレス システム

いいえ

エージェントレス スキャンと配布が動作するために必要 (Windows ファイル共有/ディレクトリ サービス)
Security Controls コンソール 配布サーバ: UNC いいえ エージェントレス スキャンと配布が動作するために必要 (Windows ファイル共有/ディレクトリ サービス)
エージェント システム 配布サーバ: UNC いいえ エージェントレス スキャンと配布が動作するために必要 (Windows ファイル共有/ディレクトリ サービス)
エージェントレス システム 配布サーバ: UNC いいえ エージェントレス スキャンと配布が動作するために必要 (Windows ファイル共有/ディレクトリ サービス)
TCP 443

Security Controls コンソール

配布サーバ: HTTPS

はい

HTTP を使用する場合にのみ、配布サーバがパッチをコンソールと同期するために必要 (Cloud 同期) 。
エージェント システム 配布サーバ: HTTPS はい HTTP を使用する場合にのみ、配布サーバがパッチをコンソールと同期するために必要 (Cloud エージェント) 。
Security Controls コンソール パッチ リポジトリ/パッチ構成 はい パッチとコンテンツのダウンロード
Security Controls コンソール VMware vCenter はい vCenter Server への接続時に使用される
Security Controls コンソール ESXi ハイパーバイザ はい ESXi ハイパーバイザへの接続時に使用される

TCP

(または UDP 137-138および TCP 139)

 445

Security Controls コンソール

エージェントレス システム

はい (SMBv3)

エージェントレス スキャンと配布が動作するために必要 (Windows ファイル共有/ディレクトリ サービス)
Security Controls コンソール 配布サーバ: UNC はい (SMBv3) エージェントレス スキャンと配布が動作するために必要 (Windows ファイル共有/ディレクトリ サービス)
エージェントレス システム 配布サーバ: UNC はい (SMBv3)

エージェントレス スキャンと配布が動作するために必要 (Windows ファイル共有/ディレクトリ サービス)
TCP 902 Security Controls コンソール VMware vCenter / ESXi ハイパーバイザ はい (TLS) オフラインの仮想マシンおよびテンプレートへのディスク マウントに使用される
TCP 3000 Chrome ブラウザ拡張 エージェント システム   ブラウザ拡張から Application Control エージェントと通信できる。BrowserCommsPort 設定で構成可能
TCP 3001 Chrome ブラウザ エージェント システム   Chrome ブラウザ制御拡張をインストールできる。BrowserAppStorePort 設定から構成可能
TCP 3121

エージェント システム

Security Controls コンソール

はい

 

パッチ配布およびエージェント通信をコンソールに返す Deployment Tracker ステータス更新で必要

エージェントレス システム

Security Controls コンソール

はい

 

パッチ配布およびエージェント通信をコンソールに返す Deployment Tracker ステータス更新で必要
TCP 4155 Security Controls コンソール エージェント システム はい リスニング エージェントがコンソールからコマンドを受信できる
TCP 5985 Security Controls コンソール エージェントレス システム はい ITScripts 機能を使用できる

構成可能なポート

Security Controls Cloud の場合、許可 URL の例外リストに次の URL を追加します。

  • isec.ivanticloud.com
  • isecagent.blob.core.windows.net

使用状況によっては、「Ivanti Security Controls の URL 例外リスト」(別のウィンドウで開きます) にリストされているように、他の URL を含めることも必要になる場合があります。