Windows Autopilot

Endpoint Manager 2021.1 SU1では、新しい合理化されたより強力な Windows Autopilot エクスペリエンスが導入されます。Windows Autopilot により、新しいデバイスの設定や既存のデバイスの再割り当てができます。Autopilot は完全なプロビジョニング ツールではありません。Windows 10/11が既にインストールされ、次回のデバイス起動時に、Windows アウトオブボックス エクスペリエンス (OOBE) 設定を実行できることが前提です。

Windows Autopilot でデバイスをプロビジョニングするときには、次の2つの主なフェーズがあります。

  1. リージョンまたはキーボード レイアウト選択など、通常ユーザに表示される選択した設定項目を自動的に適用します。

  2. デバイスを Windows MDM に登録し、構成されたアプリケーションをインストールし、ポリシーを適用し、デバイスを Active Directory に参加させます。

前提条件とインストールの手順を完了した後は、Endpoint Manager の Autopilot サポートを使用できます。仕組みは次のとおりです。

  1. Autopilot 配布の対象となるデバイスを含む Azure AD グループを作成します。すべてのデバイスを Autopilot の対象にする場合は、この手順を省略できます。

  2. ドメイン参加タイプの設定、デバイスのプロビジョニング方法、エンドユーザ エクスペリエンス、および AD グループ割り当てを定義する配布プロファイルを作成します。

  3. アプリケーションを配布プロファイルの一部として配布しない場合は、アプリケーション定義を作成します。

  4. デバイス ハードウェア ハッシュが入力された .CSV ファイルを入手するか、OEM パートナーにデバイス ハッシュを直接組織の Azure AD テナントに入力してもらい、デバイスをインポートします。配布プロファイルがある Azure AD デバイス グループにインポートされたデバイスを追加します。

  5. 変更を Azure AD と同期します。デバイスが AD と同期すると、配布できます。