エージェント設定:再起動設定
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管理者が再起動のエクスペリエンスを制御するための設定がより一層改善しています。再起動設定により管理者は、スケジュール済みのタスク全体にわたって一貫性のある、再起動ポリシーを作成できます。これらの設定は、クライアント上の既定のエージェント設定よりも優先されます。
NOTE: 再起動設定は、デバイス リストから起動する再起動タスクには適用されません。デバイス リストのコンピュータを右クリックし、[再起動] をクリックすると、ただちにデバイスの再起動が実行され、[エージェント構成] ダイアログボックスのすべての再起動設定とグローバル設定は無効になります。
[全般] ページについて
[全般] ページを使用して、再起動処理を開始するタイミングを指定します。ダイアログボックスの他のページのオプションを選択すると、設定の概要が [全般] ページに表示されます。
[全般] ページには次のオプションが含まれます。
- 名前:ダイアログのすべてのページ指定する再起動設定の一意の ID を入力します。
- 再起動が必要かどうかを判断するとき
- 常に再起動する:Windows OS も Ivanti エージェントも再起動が必要であることを示していない場合でも、強制的に再起動します。たとえば、ウイルスまたはマルウェアがある場合は、パッチをインストールし、セキュリティの理由から強制的に再起動することが考えられます。
- 再起動が必要かどうかを検出する: Windows OS と Ivanti エージェントの両方に問い合わせ、いずれかが再起動を推奨した場合は、再起動を開始します。たとえば、管理者がデバイスにエージェントをインストールした場合、エージェント構成を完了するにはデバイスの再起動が必要になる場合があります。
- 常に再起動しない:すべての他の再起動設定を無効にし、Windows OS または Ivanti が再起動を推奨する場合でも、Ivanti タスクによってコンピュータが再起動しないようにします。
- Windows Update の再起動通知を表示しない:Windows Update サービスによって、タスク トレイに再起動通知が表示されません。エンドユーザには、Windows Update の再起動メッセージが表示されません。
[確認メッセージ] ページ
[確認メッセージ] ページでは、エンドユーザのデバイスに表示される再起動ダイアログをカスタマイズできます。確認メッセージの外観をカスタマイズしたい場合は、ブランディング オプションを構成することもできます。
レガシの通知ダイアログ ボックス (既定)
既定のアクション センター通知 (2020.1 SU1以降):
NOTE: 確認メッセージは、ユーザがログインし、コンピュータがロックされていない状態の場合にのみ表示されます。それ以外の場合は、確認メッセージが表示されずに、コンピュータが再起動することがあります。
[確認メッセージ] ページには次のオプションが含まれます。
- 再起動前にユーザに確認する: 再起動が行われる前の再起動確認メッセージでユーザに対して表示するカスタム メッセージを入力するには、クリックします。下記のオプションに加えて、[登録されたアプリケーションを自動的に再起動する] いうオプションも用意されています (既定では無効になっています)。このオプションが有効になっていると、再起動後、Windows 再起動マネージャに登録済みのアプリケーションが再度立ち上がり、アプリケーションの現在の状態が再開されるため、再起動時の不便の解消に役立ちます。
- 既定のメッセージを使用する:クリックすると、入力したカスタム メッセージが破棄され、既定のメッセージを復元します。
次の時間ユーザが延期することを許可する (スヌーズ): 通知に [スヌーズ] ボタンを追加します。このボタンの動作は、ユーザに表示されるのがレガシ通知なのか、Windows アクション センター通知なのかによって異なります。
レガシ通知: [延期] ボタンをクリックすると、延期の回数およびこの期間内での待機時間をユーザが選択できるようになります。
アクション センター通知: [スヌーズ] ボタンをクリックすると、管理者が指定した期間、通知が閉じます。指定した期間が過ぎると、通知が再度表示されます。たとえば、これを10分に設定すると、[スヌーズ] ボタンがクリックされてから10分後に通知が再度表示されます。その期間内にユーザが [スヌーズ] ボタンをクリックしないと、その期間の終わりに再起動が自動的に行われます。
[自動再起動] ページで自動再起動が有効になっていない場合、ここで設定した時間に従い無期限にユーザに対して確認メッセージが表示され、[再起動] ボタンと [延期] ボタンの両方が有効になります。
- 再起動が必要な場合にシステム トレイ アイコンを表示する:システム トレイにアイコンを表示し、ユーザが再起動プロンプトにアクセスできるようにします。たとえば、ユーザが4時間再起動を延期し、1時間後に時間ができた場合、システム トレイのアイコンを使用すると、確認画面で指定した時間よりも前に再起動できます。
- ウィンドウ キャプションのカスタマイズ:クリックすると、再起動プロンプトのタイトルバーに表示されるテキストを入力できます。
通知の構成の詳細については、「管理されたデバイスでの通知メッセージのカスタマイズ」をご参照ください。
[自動再起動] ページ
[自動再起動] ページを使用すると、強制再起動の状況を指定できます。
[自動再起動] ページには次のオプションがあります。
- 次のオプションのいずれかが選択されている場合に自動的に再起動する:選択したオプションのいずれかが満たされている場合 (一番最初に該当したオプション) に、再起動が実行されます。
- 次の時間ログアウトしている場合:ユーザが指定された時間の間ログアウトしている場合に、コンピュータが再起動します。
- 次の時間ロックされているまたはログアウトしている場合: 指定した時間、コンピュータがロックされている、またはログアウトしている場合に、コンピュータが再起動されます。昼休みの間や、ユーザが会議で席を外している間など、コンピュータがロックされている間に再起動したい場合は、このオプションを使用します。
- 次の時間再起動確認メッセージに応答がない場合:ユーザが指定された時間の間延期または再起動しない場合に、コンピュータが再起動します。
再起動の期限が過ぎた場合:ユーザが期限の前に再起動しない場合に、コンピュータが再起動します。たとえば、3日以内に適用する必要がある重要なセキュリティ更新がある場合、期限を3日に設定します。再起動の期限は、[確認メッセージ] ページの [次の時間ユーザが延期することを許可する] の時間以上でなけらばなりません。
設定した期限よりも前であれば、再起動通知の [延期] ボタンをクリックできます。[延期] ボタンの上のテキストに、延期可能な期間が示されています。期限後は [延期] ボタンが削除され、特定の時間に必須再起動が自動的に行われることが通知テキストに示されます。
- 指定した期間内に自動再起動を制限する: 再起動の期限になった場合でも、その期間内にある場合にのみ、コンピュータが再起動します。週次スケジュールを設定することで、メンテナンス期間を指定します。週次スケジュールを設定し、メンテナンス期間を指定します。たとえば、業務時間中に再起動できないPOSコンピュータがある場合は、週末に再起動するように設定できます。
[何もしない] ページ
[何もしない] ページでは、[再起動] ダイアログの他のページの設定を上書きすることができます。
[何もしない] ページには次のオプションがあります。
- 指定したプロセスが実行中の場合は再起動または再起動の確認メッセージの表示をしない:重要なプロセスを指定し、これらのプロセスが実行中でない場合に、再起動が実行されないようにします。
- 追加...:[プロセス フィルタの指定] ダイアログボックスが開きますので、プロセスの名前を入力し、プロセスが実行中であればいつでもフィルタを適用するのか、プロセスが全画面で実行中の場合にのみフィルタを適用するのかを指定できます。たとえば、プレゼンテーション中にコンピュータが再起動されないようにするには、PowerPoint が開いているときには再起動が実行され、PowerPoint が全画面で実行中の場合には再起動が実行されないように、フィルタを適用できます。
- 編集...:[プロセス フィルタの指定] ダイアログボックスが開き、リストにあるプロセスのフィルタを変更できます。
- 削除...:プロセスをこのリストから削除します。
- インポート...:[インポート] ダイアログボックスが開き、[配布とパッチ] など、他の設定で [何もしない] リストからプロセスを選択できます。