アプリケーション サービス サーバのセットアップ
Web サーバを設定して構成すると、アプリケーション サービス サーバの設定と構成ができます。
各インスタンスにつき、各サービスのインスタンスが1つだけ実行されることを確認してください。アプリケーション サービス サーバにてサービスを実行している場合、Web サーバ上で、同時に実行することはできません。
通常、アプリケーション サービス サーバは、Service Desk Framework Web アプリケーションと必要な次のサービスをホストします。
まず Microsoft .Net 3.5 をインストールする必要があります。詳細については、「Windows Server のインストールの前提条件」をご参照ください。
- バックグラウンド サービス - ナレッジおよびフリー テキスト検索データベースをメンテナンスし、ライセンスを管理するとともに、通知を送信し、エスカレーション ポイント計算を実行できます。
- CI リンク サービス – CI リンク サービスは CI 構造コンポーネントによって使用されます。
- 構成マネージャ – 複数のデータ ソースの資産データを統合します。
- データ インポート サービス – データ インポートをスケジュールします。
- イベント マネージャ サービス – Ivanti Event Manager が使用するイベント テーブルのポーリングと管理を制御します。
- ナレッジ管理エンジン – ナレッジ データベースの構築をスケジュールし、有効期限切れの記事のステータスを「作成」にリセットし、今後のナレッジ構築に含まれないようにします。
- メール マネージャ - 受信サービス – メールボックスの電子メール メッセージを読み取り、メッセージの内容に基づいてさまざまなビジネス関数を実行します。
- メール マネージャ - 送信サービス – Service Desk システムから指定された受信者宛てに、データを含む電子メール メッセージを作成して送信します。
- 管理情報エンジン – Ivanti Management Information がトレンド図に表示できる、指標データのアーカイブを毎日作成します。
- クエリ レポート スケジュール サービス – スケジュールされたレポートとクエリの実行をスケジュールします。
Ivanti Service Desk および資産マネージャには Microsoft .Net 4.6が必要です。インストールしているサーバに Microsoft .Net 4.6がない場合は、インストール処理の最後に再起動する必要があります。
アプリケーション サービス サーバを設定するには:
- サーバ管理者としてアプリケーション サービス サーバにログインします。
- Web サーバの場合と同様に、インストーラから [サーバ (クライアントを含む)] オプションをインストールします。
詳細については、Ivanti Web サーバのセットアップをご参照ください。 - 構成センター を使用して、アプリケーション プール (アプリケーション プールの作成を参照) と Framework アプリケーション (Web アプリケーションの作成を参照) を作成します。
- Service Desk Framework アプリケーションが Web サーバと同じデータベースに接続していることを確認します。
あるいは、カスタム インスタンスを作成し、[既存] リンクを使用して、Web サーバ上の既存の Service Desk Framework を使用できます。
サービスを作成するには:
- Ivanti 構成センターで、目的のインスタンスを開きます。
- [利用可能なサービス] 見出しの下で、目的のサービスの横にある [作成] をクリックします。
[サービスの作成] ダイアログが表示されます。 - [Service Desk Framework URL] フィールドに、サービスが使用する Service Desk Framework のアドレスを入力します。
- [次のユーザで Service Desk にログイン] フィールドに、このサービスがログインする際に使用する Service Desk または資産マネージャ システム ユーザ アカウント名を入力します。
- 次の該当するセクションで詳述されているように、ダイアログの残りのフィールドを入力し、[OK] をクリックします。
サービスが作成され、[構成されたサービス] セクションが更新されます。
サービス名の横の [編集] リンクを使用して、既存のサービスの設定を変更できます。サービス名の横のその他のリンクでは、サービスの [起動]、[停止]、および [削除] ができます。複数のサービスを構成した場合は、[構成されたサービス] タイトルの下のリンクをクリックすると、一括してサービスの [すべて起動]、[すべて停止]、[すべて再起動]、および [すべて削除] ができます。
ログ重要度の設定
サービスによっては、[サービス] ダイアログで [ログ重要度] を設定できます。これにより、サービスで記録する診断ログのレベルを指定できます。
データ インポート サービス、Mail Manager - 受信サービス、および Mail Manager - 送信サービスのログ メッセージを記録する場所を指定できます。[ログ ファイルに追加] フィールドを False に設定すると、ログ メッセージが Windows イベント ログに記録されます。True に設定すると、ログ メッセージがアプリケーション サーバの C:\ProgramData\LANDesk\ServiceDesk\instance.Framework\Logfiles\ にある個別のログ ファイルに記録されます。ログ ファイル名は、<instance>.<service>-<date>.log の形式 (例: servicedesk.InboundMail-20150921.log) です。
その他のサービスのフィールド
一部のサービスでは、次の追加の値を設定できます。
ポーリング時間 (分) – クエリ レポート スケジュール サービスとメール マネージャ サービスの場合、サービスのポーリング頻度を指定できます。
Crystal Reports ユーザ名と Crystal Reports パスワード – メール マネージャ - 送信サービスの場合、Crystal Reports で使用するデータベース ユーザ名とパスワードを指定できます。
システム トレイ アプリケーションとしてのサービス
アプリケーション サービス サーバで実行されるアプリケーションの一部は、システム トレイ アプリケーションとしても実行できます。複数のインスタンスがサーバ上にある場合は、システム トレイ アプリケーションを使用できません。
システム トレイ アプリケーションの設定については、構成設定ツールをご参照ください。