永続タイプ

永続タイプでは、ユーザが値を指定するのではなく、値を自動的に生成できます。次の永続タイプを利用できます。

  • 作成日時 – レコードの作成日時を指定します。
  • 更新日時 – レコードの更新日時を指定します。
  • 作成 ID – 変更 ID などの一意の番号を指定します。
  • 作成者 – レコードの作成者を指定します。
  • 更新者 – レコードの更新者を指定します。

次のデータ型の永続タイプを指定できます。日時Int32、および オブジェクト (関係が「システム | ユーザ」ビジネス オブジェクトに対して作成されている場合)。

日時属性

日時属性には、2 つの主要なタイプがあります。日時を生成するには、永続タイプを指定する必要があります。リマインダーの送信時や社員の生年月日の入力時など、ユーザが日付を指定できるようにする場合は、永続タイプを指定する必要はありません。プロパティを空白にします。

日時属性の作成時には、レコード作成日時またはレコード更新日時を記録するかどうかを指定する必要があります。作成日時を選択すると、日時属性の値は変更されません。更新日時を選択すると、レコードが更新されるたびに値が変わります。

日時属性を作成するには:
  1. [ビジネス オブジェクト] ツリーで関連するビジネス オブジェクトを選択し、[処理] リストで [新しい属性] をクリックします。
    [属性] ツリーで既定の名前 [新しい属性] が選択された状態で、新しい属性が表示されます。
  2. 新しい属性名を入力して Enter キーを押します。
  3. これは「タイトル」プロパティとして入力され、一意でなくてもかまいません。「名前」は「タイトル」から自動的に生成されます (スペースは削除されます)。名前は一意でなければなりません。
  4. [プロパティ] グリッドの [データ型] プロパティの横で、[日時] を選択します。
    [永続タイプ] ダイアログが表示されます。

これは、自動的に生成された日付にのみ適用されます。誕生日や期限などの日付を指定する場合は、このプロパティを空白にします。

  1. 目的のオプションを選択して、[OK] をクリックします。
  2. 属性の残りの情報を入力します。

プロパティの内容については、該当するプロパティをクリックします。[プロパティ] グリッドの下部にヘルプが表示されます。

  1. をクリックします。

シリアル番号属性の作成

識別属性は内部シリアル番号またはユーザが操作せずに自動的に増加するすべての属性です。たとえば、会社が所有する各資産にシリアル番号を割り当てたり、社員番号やインシデント ID などを割り当てたりできます。

識別属性を作成するには:
  1. データ型が「Int32」の新しい属性を作成します。
    [永続タイプ] ダイアログが表示されます。
    これは、自動的に生成される数値にのみ適用されます。数値を手動で指定する場合は、このプロパティを空白にします。
  2. 目的のオプションを選択して、[OK] をクリックします。
  3. 属性の残りの情報を入力します。
  4. をクリックします。

ユーザ属性

特定のレコードを作成または更新したユーザ名をデータベース内に自動的に記録できます。たとえば、インシデントを登録したユーザ名や、そのインシデントにメモを追加したユーザ名を記録できます。この情報は該当するユーザのログイン情報から取得し、自動的に記録されます。ユーザ操作は不要です。

ユーザ属性を作成するには、目的のビジネス オブジェクトとシステム定義の「ユーザ」ビジネス オブジェクトとの間に関係を作成する必要があります。

関係の作成の詳細については、関係の作成をご参照ください。

ユーザ属性を作成するには:
  1. [ビジネス オブジェクト] ツリーで関連するビジネス オブジェクトを展開し、[システム] フォルダを展開します。
  2. ユーザを目的のビジネス オブジェクトにドラッグします。
    関係メッセージ ボックスが表示され、関連するビジネス オブジェクトからユーザにアクセスするための関係が作成されたことを通知します。「ユーザ」ビジネス オブジェクトから、関連するビジネス オブジェクトのすべてのインスタンスにアクセスするかどうかを確認するメッセージが表示されます。

ユーザと変更の間で関係を作成する場合は、[はい] を選択することが多いと考えられます。この場合、ユーザを選択してから、ユーザに関連付けられたすべての変更を表示することを選択します。一方、ユーザとメモの間で関係を作成する場合は、[いいえ] を選択することが多いと考えられます。ユーザを選択してから、ユーザに関連付けられたすべてのメモを表示することはほとんどありません。

  1. 必要に応じて、[はい] または [いいえ] をクリックします。
    [永続タイプ] ダイアログが表示されます。
  2. 目的のオプションを選択して、[OK] をクリックします。
  3. 残りのプロパティを指定し、指定した情報を保存します。