電子メール属性のビジネス オブジェクト属性へのマッピング

メールを使用して受信電子メールを処理する前に、電子メール メッセージ属性から、インシデント、問題、およびコール プロセスの属性へ、情報のマッピング方法を選択する必要があります。

プロセスの作成については、『デザイナー ガイド』の「プロセス デザイナー」のセクションをご参照ください。ビジネス オブジェクトと属性の修正については、『デザイナー ガイド』の「オブジェクト デザイナー」のセクションをご参照ください。

受信電子メールの新しいマッピングの作成

受信電子メール属性は、すべての既存のプロセスの属性にマッピングできます。たとえば、受信電子メールのタイトル属性をサマリ属性にマッピングできます。

選択したプロセス モジュール (インシデント モジュールなど) のテンプレートを作成した場合、プロセスと平行して使用するテンプレートを指定することもできます。

まず、テンプレート デザイナー コンポーネントを使用してテンプレートを作成してから、メールでテンプレートを選択する必要があります。テンプレートについては、『デザイナー ガイド』をご参照ください。

情報は設定したマッピング処理に従ってコピーされます。次の 3 つのマッピング処理のいずれかを選択できます。

マッピング処理タイプ

アイコン

情報を目的の属性に転送します。

作成時にのみマッピング

プロセスが受信電子メールによって初めて作成されたときにのみマッピングされます。

更新時にのみマッピング

受信電子メールが関連するプロセスを更新するたびにマッピングされます。

両方でマッピング

プロセスが受信電子メールによって初めて作成されたときと、受信電子メールが関連するプロセスを更新するたびにマッピングされます。

新しいマッピングを作成した後は、[処理] リストを使用してマッピング処理を変更できます。

新しいマッピングを作成するには:
  1. メール コンポーネント () を起動します。
  2. [電子メール セットアップ] ツリーで [マッピング] フォルダをクリックし、[処理] リストで [新しいマッピング] をクリックします。
    [マッピング] ウィンドウが表示されます。
  3. 新しいマッピングの [タイトル] を入力し、電子メール属性をマッピングする既存のプロセスを [プロセス] リストから選択します。
  4. 必要に応じて、[テンプレート] リストで、該当するテンプレートを選択します。
    [ビジネス属性] リストが更新されます。テンプレートで一覧表示された属性に既定の情報を入力する場合は、属性の横に緑色のチェック マークが表示されます。例:

ローカル属性 (関連する属性ではなく、ビジネス オブジェクト固有の属性) が一覧表示されます。また、追加情報を処理するためのメモや、電子メールに添付される添付ファイルも一覧表示されます。
電子メールが添付ファイルとして含まれる受信電子メールの場合、添付された電子メールは .eml 添付ファイルとしてプロセスに追加され、添付ファイルのタイトルが添付された電子メールの件名に設定されます。これで、電子メール クライアントを使用して、この添付ファイルを開くことができます。

電子メールの本文が HTML フィールドにマッピングされている場合、電子メール本文の画像は HTML フィールドに含まれます。電子メールの本文が HTML 以外のフィールドにマッピングされている場合、電子メール本文の画像は添付ファイルとしてプロセスに追加されます。HTML フィールドの作成については、『デザイナー ガイド』をご参照ください。

  1. [返信を送信するとき] ドロップダウン リストで、受信電子メールに対する返信メッセージを生成するタイミングを次のリストから選択します。

なし – 返信メッセージを送信しません。

作成時 – 新しいプロセスが登録されたときに返信メッセージを送信します。

更新時 – 既存のプロセスが修正されたときに返信メッセージを送信します。

両方 – 新しいプロセスが登録されたときと、既存のプロセスが修正されたときに返信メッセージを送信します。

返信メッセージは [処理設定] を使用して設定します。詳細については、受信電子メール処理設定をご参照ください。

  1. マッピングする電子メール属性を [メッセージ属性] ツリーから、[ビジネス属性] ツリーの該当する属性にドラッグします。

    [マッピング処理] ダイアログが表示されます。
  2. 目的のマッピング処理を選択して、[OK] をクリックします。
    [マッピング処理] ダイアログが終了し、[ビジネス属性] ツリーのマッピング アイコンが更新されます。
  3. 必要に応じて、ステップ 6 から手順を繰り返します。
  4. をクリックして、新しいマッピングを保存します。

新しいマッピングを保存した後は、マッピングに対して選択したプロセスを変更できません。同じプロセスで追加のマッピングを作成できますが、マッピングごとに個別のメール ボックスが必要です (マッピングごとのメールボックスの構成)。

既存のマッピング上のマッピング処理を削除または変更するには、マッピング処理を右クリックして、コンテキスト メニューを表示します。