SSL 証明書の取得
次の場合には、証明書を取得する必要があります。
•Avalanche Web コンソールと Avalanche Web サーバ間の接続を保護する場合。このステップは、一般用途の場合は推奨され、Android Enterprise の場合は必須です。詳細については、「HTTPS 接続で Web コンソールにアクセスする」をご参照ください。
•Avalanche と中央ファイルストアの間の接続を保護する場合。中央ファイル ストアを使用する場合、この手順は必須です。詳細については、「中央ファイル ストアの使用」をご参照ください。
•スマート デバイスとスマート デバイス サーバ間の接続を保護する場合。Android デバイスまたは iOS デバイスを Avalanche に接続する場合、この手順は必須です。詳細については、「スマート デバイス サーバの証明書のインポート」をご参照ください。
•プリンタ デバイスと、プリンタ デバイス サーバ間の接続を保護する場合。プリンタ管理の場合、このステップは必須です。詳細については、「プリンタ デバイス サーバ プロファイル」をご参照ください。
•リモート コントロール サーバとデバイス間の接続を保護する場合。リモート コントロールを使用する場合、この手順は必須です。詳細については、「リモート コントロールの使用方法」をご参照ください。
安全な接続を目的に SSL 証明書を使用する場合、サード パーティ認証局 (DigiCert 社やベリサイン社など) から証明書を購入することを強くお勧めします。認証機関を利用すると、サーバ情報が信頼できる機関によって検証され、信頼できることを顧客に示すことができます。
Avalanche Web サーバ、スマート デバイス サーバ、または Remote Control サーバを異なるシステムにインストールする場合は、ワイルドカード証明書、またはコンポーネントがインストールされている各システムの証明書が必要です。
証明書を生成する最初の手順は、証明書署名要求 (CSR) を生成することです。CSR は対象のコンピュータによって生成される必要があります。CSR を生成しているサーバは、認証局からアクセスできる必要があります。
次の手順では、Internet Information Services (IIS) Managerを使用して、証明書署名要求を生成する方法について説明します。Ivanti の Avalanche には OpenSSL が含まれず、自動的にインストールもされません。お客様は、すべての関連付けられたライセンスに対する責任があります。別のツールを使用する場合は、該当するツールのユーザ ガイドに記載されている、証明書要求の作成手順をご確認ください。
IIS を使用して CSR を生成するには
1.Windows スタートメニューで、[Internet Information Services (IIS) Manager] を開きます。
2.[接続] ウィンドウで、証明書の対象となるサーバをクリックします。
3.中央ウィンドウで、[サーバ証明書] をダブルクリックします。
4.処理ウィンドウで、[証明書要求の作成] をクリックします。
[証明書の要求] ウィンドウが表示されます。
5.サーバの完全修飾ドメイン名と、会社の必要な情報を入力し、[次へ] をクリックします。
6.[暗号化サービス プロバイダ] ドロップダウン メニューで、[Microsoft RSA SChannel Cryptographic Provider] を選択します。
7.[ビット長] ドロップダウンメニューで、2048を選択します。
8.[Next] をクリックします。
9.CSR の場所とファイル名を指定します。
10.[完了] をクリックします。
11.テキスト エディタを使用して、CSR ファイルを開きます。
12.開始タグと終了タグを含むテキストをコピーします。
13.使用している認証局から注文フォームを開きます。
14.CSR テキストを注文フォームに貼り付け、注文を完了します。
証明書が生成されると、証明書と追加の証明書をパスに含む zip ファイルが認証局から電子メールで送信されます。Avalanche で証明書を使用するには、証明書が PKCS#12 形式で、秘密鍵を含んでいなければなりません。
Avalanche コンソール、リモート コントロール、またはスマート デバイス サーバで証明書を使用するには、証明書の形式が PKCS #12であり、かつ秘密鍵が含まれている必要があります。認証機関が .p12
ファイルを付与した場合でも、Avalanche で使用する前に、秘密鍵を .p12ファイルにインポートする必要があります。
証明書を PKCS #12形式にエクスポートするには
1.Windows の [スタート] メニューから、[コンピュータ証明書の管理] をクリックします。
2.Personal ディレクトリを右クリックし、[すべてのタスク] > [インポート...] を選択します。
[証明書のインポート ウィザード] が表示されます。
3.[Next] をクリックします。
4.認証局から受け取った .crt ファイルを参照します。
5.ドメイン名を含む .crt ファイルを開き、[次へ] をクリックします。
6.[次へ] をクリックして、証明書ストアの場所を承諾します。
7.[完了] をクリックします。
8.[コンピュータ証明書の管理] ウィンドウで、証明書を右クリックして、[すべてのタスク] > [エクスポート] を選択します。
[証明書のエクスポート ウィザード] が表示されます。
9.[Next] をクリックします。
10.[はい。秘密鍵をエクスポートする] を選択し、[次へ] をクリックします。
11.[個人情報交換 - PKCS #12 (.PFX)] を選択します
12.[可能な場合には認証パスにすべての証明書を含める] チェックボックスをオンにします。
13.[Next] をクリックします。
14.証明書のパスワードを入力して、確認します。[次へ] をクリックします。
15.証明書の場所とファイル名を指定して、[保存] をクリックします。
16.[完了] をクリックします。
Avalanche で証明書を使用できます。
証明書の実装については、次のセクションをご参照ください。
•スマート デバイス サーバの証明書のインポート
•中央ファイル ストアの使用
•HTTPS 接続で Web コンソールにアクセスする
•リモート コントロールの使用方法