FCM for Android の構成

Firebase Cloud Messaging (FCM) により、Avalanche のスマート デバイス サーバがご使用の Android デバイスとの通信を確立することができます。スマート デバイス サーバで FCM サポートを有効にするには、Google から認証資格情報を取得し、ご使用のサーバを認証する必要があります。このプロセスには、Firebase プロジェクトの作成、Avalanche アプリのプロジェクトへの追加、FCM 認証資格情報の取得、および Avalanche への FCM 認証資格情報の提供があります。この手順を完了するには、Google アカウントが必要です。

現在、Avalanche は、通信で FCM を使用できるように、標準 Avalanche イネーブラと Android Enterprise イネーブラの2つのアプリを提供しています。いずれのアプリも1つの Firebase プロジェクトでサポートされます。

以前に Avalanche で GCM を使用していて、FCM に移行する場合は、『Google's Migration Guide』をご参照ください。

FCM は6.3以降のイネーブラでのみ動作します。

FCM ポート

FCM を使用する場合は、 ネットワーク上でポート5228、5229、5230が開いている必要があります。これらのポートを、IP 制限なしでホワイトリストに含めておくことをお勧めします。組織で接続を制限する必要がある場合、詳細については、Firebase 記事「FCM ポートと組織のファイアウォール」をご参照ください。

FCM の設定

Avalanche 用の Firebase プロジェクトを作成するには

1.ブラウザで https://console.firebase.google.com に移動します。

2.[プロジェクトの追加] をクリックします。

3.プロジェクト名として AvalancheFCM と入力します。

4.(任意) プロジェクト用に Google アナリティクスを設定します。

5.[プロジェクトの作成] をクリックします。

Avalanche アプリを Firebase プロジェクトに追加するには

1.AvalancheFCM Firebase プロジェクトで、[プロジェクト設定] に移動します。

2.[基本] タブで、ご使用のアプリに Android アプリを追加するためのオプションを選択します。

3.標準 Avalanche イネーブラを使用している場合は、パッケージ名に com.wavelink.android と入力します。
-または-
Android Enterprise イネーブラを使用している場合は、パッケージ名に com.ivanti.enterprise と入力します。

4.[アプリの登録] をクリックします。

5.google-services.json をダウンロードし、[次へ] をクリックします。

6.[続行してコンソールへ] をクリックします。

FCM 認証資格情報を取得するには

1.AvalancheFCM Firebase プロジェクトで、[プロジェクト設定] に移動します。

2.[サービス アカウント] タブで、[新しい秘密鍵の生成] をクリックします。

3.[鍵の生成] をクリックします。
サービス アカウントの秘密鍵がダウンロードされます。

Avalanche に既存の FCM 認証資格情報を指定するには

1.Avalanche コンソールから、[プロファイル] タブに移動します。

2.編集するスマート デバイス サーバ プロファイルの名前をクリックします。

3.[編集] をクリックします。

4.[Google Firebase Cloud Messaging] セクションで、Google-Services File の横の [追加] をクリックします。

5.Avalanche アプリを Firebase プロジェクトに追加した際にダウンロードした google-services.json ファイルを開きます。

6.サービス アカウント ファイルの横の [追加] をクリックします。

7.サービス アカウントの秘密鍵 JSON ファイルを開きます。

8.プロファイルの上部にある [保存] をクリックします。

9.配布を実行します。

Android デバイスは、Avalanche と通信するために、Google Cloud サービスを使用できます。スマート デバイスに接続するには、スマート デバイス サーバの SSL 証明書も必要です。証明書については、「SSL 証明書の取得」をご参照ください。

スマート デバイス サーバ ログに403エラーが出力されている場合は、https://console.developers.google.com/apis/library/fcm.googleapis.com で Firebase Cloud Messaging API を有効にしなければならない場合があります。