Wi-Fi ペイロード

Wi-Fi ペイロードは、ワイヤレスネットワークに接続するための設定をスマートデバイスにプロビジョニングします。これには、SSID とパスワード、暗号化タイプ、認証タイプ、およびプロキシ設定が含まれる場合があります。複数の Wi-Fi ペイロードが同じデバイスに配布された場合、ネットワークが接続される優先度はデバイスレベルで決まり、Avalanche で設定できません。

Avalanche でスマートデバイスプロファイルから Wi-Fi ペイロードが削除されても、影響を受ける Android デバイスから Wi-Fi 設定が削除されるわけではありません。デバイスレベルで設定を削除する場合は、目的のデバイスに対してワイプを実行するか、デバイスを登録解除するか、または設定を手動で削除する必要があります。

選択したセキュリティタイプによって、Wi-Fi ペイロードには次のオプションがある場合があります。

Android

Wi-Fi ペイロードが Android デバイスに配布されると、他の手動の自動スキャン Wi-Fi 接続よりも優先されます。デバイスは常にまず Avalanche ペイロードからワイヤレスネットワークに接続しようとし、その後に他のネットワークを試行します。

ペイロード名	ペイロードの名前。
サービスセット ID	ワイヤレスネットワークの SSID。
自動接続	Wi-Fi ネットワークが使用可能な場合、自動的に Wi-Fi ネットワークに接続するようにデバイスを構成します。
非表示のネットワーク	ネットワークが開いていないかブロードキャストされていない場合、デバイスで Wi-Fi ネットワークを検索できます。
セキュリティタイプ	Wi-Fi ネットワークの暗号化タイプ。
プロキシ	Wi-Fi 接続でプロキシサーバを使用します。このオプションを選択すると、追加のプロキシ設定が表示されます。手動 (Android 4.0以降) •プロキシサーバとポート。完全修飾プロキシサーバアドレスとポート番号。 •プロキシバイパス。プロキシサーバ経由でリダイレクトされないトラフィックのホスト名または IP アドレス。たとえば、Active Directory は、認証資格情報の検証のためプロキシバイパスとして設定する必要があります。自動 (Android 5.0以降) •プロキシサーバ URL。自動的にプロキシ設定を取得できるプロキシサーバの URL。
エンタープライズ設定	802.1x EAP 暗号化を使用する場合に、[エンタープライズ設定] を使用してプロトコルと認証設定を構成します。プロトコル。ネットワークでサポートされている認証プロトコル、および第2フェーズ ID 認証のタイプを指定します。認証。ネットワークに接続するための認証資格情報と認証資格情報証明書を指定します。詳細については、「認証資格情報証明書ペイロード」をご参照ください。

iOS

ペイロード名	ペイロードの名前。
サービスセット ID	ワイヤレスネットワークの SSID。
自動接続	Wi-Fi ネットワークが使用可能な場合、自動的に Wi-Fi ネットワークに接続するようにデバイスを構成します。
非表示のネットワーク	ネットワークが開いていないかブロードキャストされていない場合、デバイスで Wi-Fi ネットワークを検索できます。
セキュリティタイプ	Wi-Fi ネットワークの暗号化タイプ。
パスワード	Wi-Fi ネットワークへのアクセスに必要なパスワード。このフィールドは、セキュリティタイプとして [WEP]、[WPA/WPA2]、または [任意 (パーソナル)] が選択されている場合に表示されます。
エンタープライズ設定	Wi-Fi ネットワーク上のプロトコル、認証、および証明書を構成します。このパネルは、セキュリティタイプとして[WPA Enterprise]、[WPA/WPA2 Enterprise]、または [任意 (エンタープライズ)] が選択されている場合に表示されます。
プロキシ	Wi-Fi 接続でプロキシサーバを使用します。このオプションを選択すると、追加のプロキシ設定が表示されます。手動 •プロキシサーバとポート。完全修飾プロキシサーバアドレスとポート番号。 •ユーザ名。プロキシサーバに接続するためのユーザ名。 •パスワード。プロキシサーバへのアクセスに必要なパスワード。自動 •プロキシサーバ URL。自動的にプロキシ設定を取得できるプロキシサーバの URL。