USB を使用した設定の配布

Android では、Velocity クライアントは、配布ファイルがないか、最初の外部ストレージ パーティションを探します。 これは、USB でデバイスを接続するときに表示されるストレージです。 これは、SD カードや外部ストレージでないにもかかわらず時として「SD カード」や「外部」という名前が付いていることがありますが、通常は「内部ストレージ」と呼ばれます。 最初のストレージ パーティション内で、配布ファイルは次の場所にあることが必要です。

Android/data/com.wavelink.velocity/files

デバイスに SD カードがある場合、リムーバブル SD カードではなく、デバイスのストレージにディレクトリを作成したことを確認します。

Windows では、Velocity クライアントは、配布ファイルがないか、%Programdata%\Wavelink\Velocity ディレクトリを探します。

Android デバイス上の配布ファイルの場所が、バージョン2.1.11で変更になりました。 クライアントが新しいバージョンにアップグレードされた後、最初にクライアントが起動されたときに、可能であれば、既存の Android デバイス上の古い場所 (/com.wavelink.velocity) にあるファイルが現在の場所にコピーされます。
Android 11以降を実行しているデバイスの場合、Velocity クライアントは古い場所にあるファイルにアクセスできません。 ファイルを手動で移動するか、Velocity File Assistant アプリをインストールして、クライアントがアクセスできる場所にファイルをコピーできます。 詳細については、「Velocity File Assistant」をご参照ください。

USB でプロジェクトを Velocity Client に配布するには

1.コンソールで、[配布] ボタンをクリックして、プロジェクトを配布します。

2.USB ケーブルを使用して、配布ファイルがあるコンピュータにデバイスを接続するか、ファイルを USB ドライブにコピーし、USB ドライブをデバイスに接続します。

Android デバイスの場合: 最初の外部ストレージ パーティションで、ファイル (.wldep.wlxgp、または .wlvpk) を Android/data/com.wavelink.velocity/files ディレクトリにコピーします。

Windows デバイスの場合: 配布ファイル (.wldep.wlxgp、または .wlvpk) を %Programdata%\Wavelink\Velocity ディレクトリにコピーします。

iOS デバイスの場合: iTunes がインストールされた Mac または Windows コンピュータにデバイスを接続し、配布ファイル ( .wldep または .wlxgp) をデバイスの Velocity ディレクトリにコピーします。 Mac で Finder を使用する手順については、「Finder を使用して Mac と iPhone、iPad、iPod touch との間でファイルを共有する」をご参照ください。Windows コンピュータまたは Mac コンピュータでの iTunes の使用手順については、「iTunes を使用してコンピュータと iOS デバイスまたは iPadOS デバイスとの間でファイルを共有する」をご参照ください。iOS 版 Velocity Client では Web セッションのみがサポートされているため、TE プロファイルは iOS デバイスには表示されません。

3.デバイスで Velocity クライアントを起動します。

アプリが自動的にプロジェクトの詳細をインポートし、使用可能なプロファイルのリストに新規ホスト プロファイルを表示します。 ホスト プロファイルの名前をタップして接続します。

ファイルが正しい場所にコピーされていない場合や、クライアントが配布ファイルのインポートに失敗した場合は、Android デバイス ユーザがデバイス上のファイルの場所に移動し、配布ファイルをタップすることで、配布ファイルを起動できます。 これで Velocity クライアントが起動し、ファイルがインポートされます。