構成レイヤ
構成レイヤでは、複雑な構成を独立して作成し、各構成項目のソースを管理する1つの配布可能な構成に統合できます。
レイヤにより、個別の事業単位またはチームは、エンドポイントにまとめて配布される構成を管理できるため、変更が迅速かつ簡単に導入できることが保証されます。
このセクションの内容
コンポーネント
ホスト構成
ホストは、レイヤが追加される初期構成です。これは、レイヤ型構成で編集可能な唯一の構成です。ノードおよびライブラリ項目を追加、編集、削除できます。
ホストは、使用している Environment Manager のバージョンと互換性がある任意の AEMP ファイルにすることができます。ホストは他の構成と同じです。レイヤを含む構成を説明するために使用される用語です。
レイヤ
レイヤは、ホストに追加された構成です。ホストと同様に、レイヤは、使用している Environment Manager のバージョンと互換性がある任意の AEMP ファイルにすることができます。
レイヤがホストに追加されるときには、ノードとライブラリが読み取り専用であり、レイヤ型構成から編集または削除することはできません。これらはそのレイヤの一部のままであり、ホストとは独立しています。レイヤからのノードとライブラリ項目は、レイヤ型構成で削除または編集できません。独立してレイヤを編集してから、もう一度追加して、レイヤ型構成を更新する必要があります。
2つのタイプのレイヤがあります。
- ライブラリ レイヤ - 次の項目から構成されます。
- 再利用可能なノード
- 再利用可能な条件
- ブロックされたテキスト ライブラリ
- ユーザ メッセージ
- 実行ユーザ ライブラリ
- 完全構成 - ライブラリレイヤに含まれるすべてと次の項目。
- コンピュータ トリガー
- ユーザ トリガー
- 内容
レイヤ型構成
レイヤ型構成は、ホストと1つ以上のレイヤから構成される AEMP ファイルです。レイヤは、読み取り専用で、編集できないという点で、ホストとは独立しています。レイヤ型構成は、ノードとライブラリ設定のコレクションであるという点で、他の AEMP ファイルと同じです。
レイヤ型構成は、レイヤの個別の識別情報を失わずに、複数の構成を1つの AEMP ファイルに統合する方法を提供します。また、別の構成のレイヤにすることができます。
次の例では、ホスト構成に、コンピュータの起動トリガーのホスト ノードが含まれます。2つの構成がレイヤとして追加されます。それぞれにコンピュータの起動トリガーのノードがあります。
追加されたレイヤは分析され、ホストと統合されます。
レイヤは1つの構成を作成します。それぞれのノードは、個別のレイヤにあるように配置されます。Layer 1および2は読み取り専用です。レイヤ型構成では、ノードを編集したり削除したりすることはできません。ホスト構成のノードは、必要に応じて、編集および削除できます。レイヤ型構成に追加されたノードは、ホストに追加されます。レイヤの子ノードとして、ホストからノードを参照することもできます。
ネストされたレイヤ
次のように、レイヤ型構成は他のホストに追加することができ、他のレイヤ内で何度もネスト、参照することができます。
ホスト構成には3つのレイヤがあります。Layer 3は、2つのレイヤ間に依存関係を作成する Layer 4を含むレイヤ型構成です。
ホストでは、直接、このタイプの依存関係を作成できません。上記の例では、Layer 1を Layer 2に移動できません。このためには、まず、Layer 1を Layer 2に追加してから、Layer 2をホストに追加する必要があります。
レイヤから除外
レイヤがホストに追加されるときには、次の設定はレイヤに含まれません。
- カスタム設定
- 監査
- 個人設定サーバ
レイヤ型構成では、これらのセクションの設定がホストで設定されます。
トリガー環境処理および条件
ホストおよび各レイヤからのトリガー環境処理と条件は、レイヤ型構成に追加されます。環境処理および条件の動作に変更はありません。
レイヤのトリガー環境を表示するには、対応するトリガーを強調表示し、ドロップダウンから必要なレイヤを選択します。

- コンピュータ
- アプリケーション起動時
- 利用可能なネットワーク
- シャットダウン
- ユーザ
- ログオフ
- ネットワーク接続
- ネットワーク切断
- セッションの再接続
- セッション切断
- セッション ロック
- セッション ロック
ユーザ メッセージ、ブロックされたテキスト ライブラリ、実行ライブラリ
レイヤ型構成には、すべてのレイヤからのユーザ メッセージ、ブロックされたテキスト ライブラリ、および 実行ユーザ ライブラリのエントリがあります。これらの動作は、基本的に、レイヤ型構成のノードと同じです。レイヤからのライブラリは読み取り専用であり、新しい項目がレイヤ型構成で追加されると、ホストに追加されます。
ライブラリのいずれかを表示すると、どのメッセージがどのレイヤに属しているのかを確認できます。これらは、レイヤ型構成から編集または削除できません。該当するレイヤを削除、編集、再度追加する必要があります。
次の例では、ホストに属しているため、ログオフ メッセージを編集できます。2つの他のメッセージはレイヤの一部であるため、編集できません。すべてのメッセージは、ホストと他のレイヤのロックダウン条件で参照できます。