ロックダウン一般ウィザード
このセクションの内容
- ロックダウン一般ウィザード
- ツリー コントロール
- ダイアログボックス
- 編集コントロール
- リスト コントロール
- コンボボックス コントロール
- メニュー コントロール
- ツールバー コントロール
- ウィンドウ コントロール
- MSAA コントロール
ロックダウン一般ウィザード
一般ウィザードでは、オペレーティング システムとアプリケーション インターフェイスの Windows オブジェクトをブロックまたは削除できます。ウィザードはドラッグアンドドロップ Spy ツールを使用して、ロックダウンするオブジェクトを特定します。
Environment Manager エージェントは、標準ウィンドウ コントロールの基本属性に基づいて、コントロールをブロックまたは削除します。
コントロール | 説明 |
---|---|
プロセス名 | ロックダウンが関連するアプリケーションの実行ファイル。 |
コントロール テキスト | 該当する場合、Windows コントロールによって表示されるテキスト。たとえば、ボタンをロックダウンしている場合は、コントロール テキストはボタンに書かれている内容になります。たとえば、[名前を付けて保存] ボタンのコントロール テキストは [名前を付けて保存] です。チェックボックスの場合、コントロール テキストは関連付けられたラベルです。 |
親テキスト | Windows コントロールの親ウィンドウに関連付けられたテキストは、ダイアログボックスのヘッダー テキストに表示されます。[フォント] ダイアログボックスの [OK] ボタンをロックダウンしている場合は、親テキストが [フォント] になります。 |
コントロール ID | Windows コントロールを特定するために割り当てられ、使用される ID。ID はアプリケーション間で共通です。たとえば、Microsoft Word の [名前を付けて保存] ダイアログの [キャンセル] ボタンのコントロール ID が2で、Application Control の [名前を付けて保存] ダイアログボックスの同じボタンも2です。メモ帳の [印刷] ダイアログボックスの [キャンセル] ボタンのコントロール ID も2です。 |
クラス名 | Windows コントロールが属する特定のタイプまたはクラス。編集、ボタン、SysListView32などのクラスです。 |
MSAA タイプ | Microsoft Active Accessibility で使用されるアプリケーションまたはオペレーティング システム タイプ。各要素タイプには名前と数値の ID があります。たとえば、Scroll Bar (3) や Radio Button (45) などです。 |
Windows スタイル | オブジェクトの Microsoft Windows スタイル参照番号。コントロール ID のように、この参照は、異なるアプリケーションの同じオブジェクトで共通です。 |
Spy Tool を使用してコントロールが選択されると、一般ウィザード ダイアログボックスにコントロールが表示されます。取り込まれるウィンドウ コントロールは、選択したコントロールまたはコントロールのタイプによって異なります。
ツリー コントロールやウィンドウ コントロールなお、さまざまなアプリケーションおよびオペレーティング システム機能に関連するロックダウンのコントロール タイプは異なります。各コントロール タイプには異なる特性と設定があります。
Adobe Reader などの一部のアプリケーションは、Spy tool によって認識されない可能性があるカスタム コントロールを使用します。これらのコントロールは、Environment Manager でロックダウンできません。
ツリー コントロール
Windows エクスプローラの詳細インターネット オプションのフォルダ構造のような、階層構造のことを指します。
2つのロックダウン方法を適用できます。
-
ツリー項目の削除 - ダイアログボックスには、ツリーの各ノードが一覧表示されます。該当するチェックボックスをオンにすると、構成が配布されるときに、アプリケーションのツリーからノードが削除されます。
一部のリスト項目を削除すると、アプリケーションで未定義の動作が発生することがあります。
削除された項目が、アプリケーションの実行に重要な機能を無効にしないことを保証します。 - ウィンドウ コントロール非表示 - ツリーを含むウィンドウ コントロール全体がビューから削除されます。
ダイアログボックス
WordPad の [オブジェクトの挿入] ダイアログボックスなど、アプリケーションとは別に開くウィンドウを指します。
[ダイアログ非表示] ロックダウンが適用されるときには、ダイアログは表示されません。関連するメニューオプションが表示されますが、使用は冗長です。
編集コントロール
ヘルプシステムの [検索] フィールドなど、テキストを入力できるフィールドを指します。フィールド全体をロックダウンするか、個別の単語を禁止して、ユーザに表示される適切な情報メッセージで置換できます。
2つのロックダウン方法を適用できます。
- 編集コントロールのフィルタリング - 指定された単語と語句をブロックまたは置換し、警告ボックスの内容を定義します。
- ウィンドウ コントロール非表示 - フィールド全体がビューから削除されます。
リスト コントロール
Internet Explorer セキュリティ設定や、Windows エクスプローラのメイン ウィンドウのファイルとフォルダのリストなど、項目のリストを指します。リスト コントロールはデスクトップに関連し、アイコンをロックダウンすることもできます。
-
リスト項目の削除 - ダイアログボックスには、リストの各項目が一覧表示されます。該当するチェックボックスをオンにすると、アプリケーションのツリーからノードが削除されます。
一部のリスト項目を削除すると、アプリケーションで未定義の動作が発生することがあります。削除された項目が、アプリケーションの実行に重要な機能を無効にしないことを保証します。
- ウィンドウ コントロール非表示 - リストを含むウィンドウ コントロール全体がビューから削除されます。
コンボボックス コントロール
ナビゲーションを支援するためにテキストを入力できるリストボックスを指します。たとえば、メモ帳の [フォント] コンボボックスです。フィールドにテキストを入力すると、入力されたテキストと一致するフォントが自動的にリストに表示されます。
- 編集コントロールのフィルタリング - 指定された単語と語句をブロックまたは置換し、警告ボックスの内容を定義します。
-
リスト項目の削除 - ダイアログボックスには、コンボボックスの各項目が一覧表示されます。該当するチェックボックスをオンにすると、アプリケーションのボックスから項目が削除されます。
一部のリスト項目を削除すると、アプリケーションで未定義の動作が発生することがあります。削除された項目が、アプリケーションの実行に重要な機能を無効にしないことを保証します。
- ウィンドウ コントロール非表示 - コンボボックス コントロール全体がビューから削除されます。
メニュー コントロール
ファイル、編集、表示などのアプリケーション メニューを指します。カーソルを特定のメニューにドラッグするか、メニューバーを強調表示して、すべてのメニューを選択します。
ダイアログボックスには、選択された各メニューと使用可能なオプションが一覧表示されます。メニュー全体をロックダウンするか、個別のメニュー オプションを選択します。メニューおよびオプションは表示されますが、動作しません。
ツールバー コントロール
Internet Explorer で選択したツールバーや [戻る] ボタンなど、アプリケーションのツールバーおよびツールバー オプションを指します。
ダイアログボックスには、ツールバーの各オプションまたはアイコンが一覧表示されます。ツールバー全体をロックダウンするか、個別のオプションんを無効にすることができます。ロックダウン オプションは表示されますが、動作しません。
ウィンドウ コントロール
ボタン、チェックボックス、ラジオボタンなどの Windows 要素を指します。ウィンドウ コントロールは、テキストやアイコンなどの静的項目にも適用できます。
ウィンドウ コントロール非表示ロックダウンをウィンドウの要素に適用すると、オプションが完全に削除されます。上記の画面の図では、構成が保存され、配布されると、[有効] ボタンが非表示になります。
MSAA コントロール
Assistive Technology 製品がアプリケーションの標準およびカスタム ユーザ インターフェイス要素を操作できるように設計された、Microsoft Active Accessibility (MSAA) 技術を指します。このコントロールにより、ハイパーリンクや Windows の最大化および最小化ボタンなどの各種アプリケーション要素がロックダウンされます。
MSAA コントロールが無効な項目は無効ですが、ユーザには表示されます。