ロックダウン管理
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ロックダウン
ロックダウンは、アプリケーションおよびオペレーティング システム機能、キーボード ショートカット、Microsoft Office アプリケーション メニュー、ツールバー、リボンへのアクセスを制限または無効化するメカニズムです。条件をトリガーに適用することで、ユーザ処理とアプリケーションの使用を制御できます。例:
ユーザが Internet Explorer 設定を使用して、閲覧履歴を削除できないようにする
- ユーザがネットワーク設定を変更できないようにする
- Print Screen などのショートカットキーをロックダウンする
- ロックダウン処理は、ユーザ トリガー内のノードにのみ適用でき、コンピュータ トリガーでは使用できません。
設定の組み合わせを使用すると、組織内のコンピュータ使用のポリシー全体を定義し、コンピュータが適切に使用され、システムが危険にさらされていないことを保証できます。
この機能は、[ツール & ウィザード] リボンまたは作業領域のショートカットメニューからアクセスできます。
一般ウィザードを使用したロックダウンの作成
- ロックダウンするアプリケーションを開き、ブロックする項目に移動します。たとえば、Internet Explorer でセキュリティ オプションをロックダウンするには、[インターネット オプション] ダイアログを開きます。
- Environment Manager コンソールで、[ポリシー構成] ナビゲーション ボタンを選択します。
- ユーザ トリガーのいずれかで、新しいノードを作成するか、ロックダウン処理を追加する既存のノードを選択します。
- [ツール & ウィザード] リボンの [ロックダウン] グループで、[一般ウィザード] を選択します。
- [一般] タブで、ロックダウンの名前と任意の説明を入力します。
-
[ロックダウン] タブで、[Spy Tool] ボタンを押し続けます。
Environment Manager コンソールが最小化され、開いているアプリケーションが表示されます。
- カーソルをドラッグして、ロックダウンが必要なアプリケーションにコントロールを移動します。赤色の枠線は、コントロールが選択されていることを示し、使用可能なロックダウン オプションが表示されます。
- 選択するには、マウスボタンを放します。
コントロールは Environment Manager に戻り、ロックダウンのオプションを定義できます。構成がユーザに配布されると、ロックダウンが適用されます。
さまざまなアプリケーションおよびオペレーティング システム機能に関連するロックダウンのコントロール タイプは異なります。各コントロール タイプには異なる特性と設定があります。「一般ウィザード」をご参照ください。
編集またはコンボボックス コントロール ロックダウンの構成
- 一般ウィザードで Spy Tool を使用して、編集またはコンボボックス コントロールを選択します。
- [編集コントロールのフィルタリング] を選択します。
- [編集コントロール] ダイアログボックスの [一般] タブで、ロックダウンの説明を追加し、任意のメモを追加します。
- [ロックダウン] タブを選択します。
- ロックダウンが期限切れになった時に表示されるメッセージを選択します。ドロップダウンから既存のメッセージを追加するか、省略記号 (...) をクリックして新しいメッセージを作成できます。
- [追加] をクリックして、ブロックされたテキスト ライブラリを構成します。
- [OK] をクリックして、保存します。
ブロック テキストとブロックされたメッセージ ライブラリを設定するには、「メッセージ ライブラリ」をご参照ください。
キーボード ウィザード
キーボード ウィザードでは、キーまたはキーの組み合わせを、管理されたコンピュータのキーボードで使用できないようにします。キーはコンピュータ全体でロックダウンされるか、特定のアプリケーションに制限されます。
- [ポリシー構成] ナビゲーション ボタンを選択します。
- ユーザ ノードのいずれかで、新しいノードを作成するか、ロックダウンを追加する既存のノードを選択します。
- [ツール & ウィザード] リボンの [ロックダウン] グループで、[ロックダウン ウィザード] を選択します。
- [キーボード ロックダウン] ダイアログが表示されます。
- 次の情報を構成します。
- ロックダウンされるキーまたはキーの組み合わせ - 最初のフィールドにカーソルを置き、ロックダウンされるキーまたはキーの組み合わせを押します。
- 同じキーの左右バージョンを独立して処理するかどうかを定義します。チェックボックスをオンにすると、キーを個別に特定します。たとえば、左 Ctrl と右 Ctrl です。
- ラジオボタンを選択して、ロックダウンをすべてのアプリケーションに適用するか、選択したアプリケーションに適用するかどうかを制御します。省略記号 (...) を使用して、アプリケーションを参照するか、Spy Tool を任意のアプリケーションまでドラッグします。
- [OK] をクリックします。
構成が保存され、配布されると、定義通りにキーまたはキーの組み合わせが無効になります。
Office ウィザード
Office ウィザードを使用すると、特定の Microsoft Office 機能をロックダウンします。Microsoft Office アプリケーションのツールバー、メニュー、およびリボン項目を無効にできます。
- [ポリシー構成] ナビゲーション ボタンを選択します。
- ユーザ ノードのいずれかで、新しいノードを作成するか、ロックダウンを追加する既存のノードを選択します。
- [ツール & ウィザード] リボンの [ロックダウン] グループで、[Office ウィザード] を選択します。
- [ようこそ] 画面で [次へ] をクリックします。すべてのサポートされた、インストール済みの Microsoft Office アプリケーションが一覧表示されます。
- ロックダウンするアプリケーションを選択し、[次へ] ボタンをクリックすると、アプリケーションが開き、すべてのメニューオプションが一覧表示されます。
- 無効にするメニュー項目を選択します。検索機能を使用して、特定の項目を検索します。
- [次へ] をクリックして、ツールバーまたはリボン項目のリストを表示します。
- 無効にするツールバーおよびリボン オプションを選択します。特定のオプションを検索するには、検索機能を使用できます。
- ロックダウンするすべてのメニューおよびツールバーまたはリボン項目が選択された後、[次へ] をクリックします。[概要] 画面には、ロックダウン対象に選択したコントロール数の詳細が表示されます。
- 必要に応じて、[ロックダウン設定を永久的に適用しない] チェックボックスを選択します。