配布履歴
配布履歴には、デバイスに対する最近の配布操作のステータスが表示されます。 配布履歴の最大のメリットの1つは、パッチ配布中に発生した可能性のある例外に焦点を絞り、問題をすばやくトラブルシューティングできることです。 これは非常に重要です。環境における重大な問題に発展する前に、潜在的な問題をすばやく特定できるからです。
配布履歴には、メイン メニューから [パッチ管理] > [配布履歴] を選択してアクセスします。
デバイスの概要
このグリッドには、Ivanti Neurons クラウドまたはオンプレミス ソシューションによって配布されたすべてのパッチのリストが含まれています。 このグリッドの中の情報は、6ヶ月保持された後、自動的に削除されます。 列の選択アイコン (検索ボックスのすぐ左にあります) を使用すると、以下の中からグリッドに表示する列を指定できます。
- Id とアドバイザリ名: アドバイザリの ID と名前。 Id またはアドバイザリ名をクリックすると、Patch Intelligence でパッチ詳細ページを表示できます。
- パッチ名: デバイスに配布されたパッチの名前。 パッチ名をクリックすると、Patch Intelligence でパッチ情報ページを表示できます。
- プラットフォーム: デバイスで使用されているオペレーティング システムのタイプ。 サポート対象のオペレーティング システムは Windows、macOS、Linux です。
- デバイス名: デバイスの名前。 名前をクリックすると、[デバイス詳細] ページを表示できます。
- ポリシー: デバイスが現在割り当てられているエージェント ポリシー。 名前をクリックすると、ポリシー構成を表示できます。
- ステータス: 報告された最新の配布状態が表示されます。 表示される値は次のとおりです。
[ステータス] 列で問題を突き止め、優先アクションを実行します。
- 開始していない: パッチ配布操作がまだ開始されていません。
- 実行中: パッチ配布操作が現在進行中です。
- 保留中の再起動: パッチは配布されましたが、操作を完了するには、まだデバイスの再起動が必要です。
- 成功: パッチはデバイスに正常に配布されました。
- 失敗: パッチ配布操作が失敗しました。
- パッチ結果: 配布ステータスの追加のコンテキストが示されます。 コード値をクリックすると、コードに関する詳細を知ることができます。 共通のリターン コードには、次のようなものがあります。
- アクセスが拒否されました: アクセスが拒否されました。
- ディスク満杯エラー: ディスクに十分な容量がありません。
- ファイルが見つかりません: 指定したファイルをシステムが見つけることができません。
- インストール失敗: インストール中に重大なエラーが発生しました。
- サポートされていないインストール言語: インストール パッケージの言語がシステムでサポートされていません。
- 開けませんでした: デバイスまたは指定したファイルをシステムが開けません。
- パッチ ターゲットが見つかりません: アップグレードしようとしているプログラムが見つからないか、アップグレードによってプログラムの別のバージョンが更新される可能性があるため、Windows インストーラ サービスによってアップグレードをインストールすることができません。 アップグレードしようとしているプログラムがコンピュータ上に存在することと、正しいアップグレードが存在することを確認してください。
- 成功: 操作が正常に完了しました。
- 成功。再起動が必要です: 要求した操作が成功しました。 システムを再起動するまで変更は有効になりません。
- 配布日: デバイスでパッチ配布が開始された日時。
- 経過時間: パッチがデバイスに配布されるのにかかった時間。
- KB 番号: ナレッジ ベース番号。 番号をクリックすると、Patch Intelligence でパッチ詳細ページを表示できます。
- パッチ リリース日: パッチがリリースされた日。
- 配布構成: 配布が行われたときに割り当てられたパッチ構成。 名前をクリックすると、パッチ構成を表示できます。
フィルタリング、並べ替え、検索、エクスポート
![閉じた](Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
表の真上にあるスマート フィルタ領域のオンとオフを切り替えます。 表に現在適用されているフィルタを確認できます。
表に示される情報は簡単にフィルタリングでき、関心のある配布エントリのみに絞り込むことができます。 このための方法の1つに、スマート フィルタの使用があります。 スマート フィルタには複数の既定のフィルタが含まれています。 独自のカスタム フィルタを定義することもできます。
既定のフィルタ
スマート フィルタには複数の既定のフィルタが含まれています。 既定のフィルタは変更も削除もできません。 既定のフィルタには、次のようなものがあります。
- 2日以上にわたり進行中: 配布開始から2日以上経過しているパッチのみが表示されます。
カスタム フィルタ
独自のカスタム フィルタを作成できます。 これは、表示したいエントリを正確に指定できるパワフルなツールです。 各カスタム フィルタは1つ以上のルールで構成されます。 フィルタには必要な数だけルールを定義できます。
新しいフィルタを作成するには:
- [フィルタ] をクリックします。
表の上にスマート ファイル定義領域が表示されます。 - 表をフィルタリングして、定義済みのデバイス セットを表示します。
これは、列フィルタと、既存のスマート フィルタを使用して行います。 - [スマート フィルタ] > [(最新からの) 新しいスマート フィルタの追加] を選択します。
現在の表で使用されているフィルタリング条件に基づいて、新しいフィルタが作成されます。 - フィルタの内容が分かるような名前を入力します。
- [フィルタを追加] をクリックします。
スマート フィルタを削除するには、[スマート フィルタ] を選択し、ドロップダウン メニューから [既存のスマート フィルタを削除する] を選択し、リストから削除するフィルタを選択します。 確認のダイアログで [削除] を選択して、保存されたリストからフィルタを削除します。
![閉じた](Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
任意の列見出しで並べ替えアイコン を選択すると、昇順 (
) または降順 (
) で並べ替えられます。並べ替えを削除するには、列見出しを右クリックし、コンテキストメニューから [並べ替えのクリア] を選択します。
![閉じた](Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
[検索] フィールドを使用して、キーワードを入力します。一覧には、キーワードを含むパッチのみが表示されます。キーワードはすべてのパッチ内から検出された大文字と小文字を区別しないテキストと一致します。例: CVE 番号、パッチ名、ブルースクリーンなど。
検索の使用例:
- セキュリティ エンジニアとして、脆弱性を低減するために IT オペレーション チームに適用してもらう必要のあるパッチを把握するための CVE を提供したいと思います。 検索機能では、CVE を検索し、必要なパッチを確認できるため、セキュリティ チームとオペレーション チームの両方にとって有益です。
- サポート技術者として、エラー0x80040119に関連して発生する Outlook 2016の PST 破損の問題を修正するパッチが利用可能かどうかを把握したいと思います。 検索機能は、特定のパッチの症状または問題を検索できるサポート スタッフにとっての利点があります。
検索フィルタを削除するには、[フィルタをクリア] アイコン をクリックします。
![閉じた](Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
表の内容を CSV ファイルにエクスポートできます。 すべての項目を表にエクスポートすることも、選択した項目だけをエクスポートすることも選択できます。
CSV ファイルは、ISO 標準を使用して作成され、ローカルのダウンロード フォルダに保存されます。 Excel を使用してファイルを表示する場合は、データをデバイスのロケールに変換できるので、より人間が判読しやすい形式でデータを表示できます。
パッチに適用された並べ替えまたはフィルタリングはエクスポートされた出力に保持されます。 [列の選択] で選択されている項目には関係なく、すべての列が含まれます。
エクスポートするパッチの最初の列チェックボックスをオンにします。 あるいは、ヘッダー セルのチェックボックスをオンにして、すべてのパッチを選択します。
[エクスポート] をクリックして CSV ファイルを作成します。