ライセンス マネージャ
Ivanti Neurons for Spend Intelligence のライセンス マネージャ コンポーネントを使用して、ソフトウェアの契約およびライセンスをインポートして可視化することで、現在どこに投資しているのか、誰がどのようなソフトウェアを使用しているのか、準拠の問題があるとすればどこか、といった事項の把握に役立ちます。
Spend Intelligence コンポーネントには、左側のナビゲーション ウィンドウの [ソフトウェア] セクションからアクセスします。 Spend Intelligence コンポーネントの1つをクリックすると、Spend Intelligence ナビゲーション バーが表示され、Spend Intelligence の各ページを直接開けるようになります。
ライセンス マネージャ ダッシュボード
ライセンス マネージャ コンポーネントにアクセスするには、Spend Intelligence ナビゲーション バーで [概要] > [ライセンス マネージャ] をクリックします。 ライセンス マネージャ ダッシュボードが表示されます。次のタイルがあります。
- ライセンス: 現在利用できるライセンスの数が、タイプ別 (基本ライセンス、サブスクリプション、メンテナンス) に示されます。
このタイルをクリックすると、詳細を示す [ライセンス] ページが表示されます。 - 契約: 契約の合計数と、上位3ベンダのそれぞれの契約数が表示されます。
このタイルをクリックすると、詳細を示す [契約] ページが表示されます。 - 年初来の支出額: 暦年の開始日以降の推定ソフトウェア支出金額、価格情報がない取引数、前年の365日間のソフトウェア支出金額が表示されます。
このタイルをクリックすると、支出額ダッシュボードが表示されます。 - 取引: 取引の合計数と、上位3ベンダのそれぞれの取引数が表示されます。
このタイルをクリックすると、詳細を示す [取引] ページが表示されます。
これらのタイルの下には、いくつかのグラフが表示されます。
- 月間支出: 過去12か月の歴月別の推定支出が示される折れ線グラフ。 グラフにカーソルを合わせると、詳細が表示されます。 年間サブスクリプションは、更新月に追加されます。
- 契約別上位5ベンダ: 契約数別に上位5ベンダが表示されます。
- 取引別上位5ベンダ: ライセンス取引数別に上位5ベンダが表示されます。
データ グリッド
ライセンス マネージャでは、ボタンのページ制御、データを並べ替えてフィルタリングするための列見出しのアイコンを含むさまざまなデータグリッドがあります。 データグリッドの上にはアイコンがあり、Excel にデータをエクスポートしたり、グリッドに表示する列を選択したり、グリッドに適用されたフィルタをクリアしたりできます。 データグリッドの列の数が多く、画面の幅に収まらないときには、大きい画面では、横スクロールバーが表示されます。小さい画面では、 をクリックすると、追加の列が表示されます。
契約や取引の多数のデータ グリッドを使用することで、メモや URL リンクの追加および編集を個々のレコードに対して行えます。 これを行うには、目的のレコードの横のチェックボックスを選択し、[アクション] メニューの [メモの編集] または [URL リンクの編集] をクリックします。 これらの列を表示するには、列をデータグリッドに追加しなければならない場合があります。
価格、コスト、支出額
ソフトウェア ライセンスは費用が発生するものであり、ライセンス マネージャの主要な目的の1つは、これを追跡できるようにすることです。 ただし、ライセンス マネージャは財務パッケージではなく、正確な数値を示すことを目的としたものではありません。表示される値は兆候を示すもので、全体像を確認し、費用の発生を捉える際に役立ちます。
価格はベンダがソフトウェアに設定した金額です。コストは実際に支払った金額です。 支出は、一定期間にソフトウェアに費やした金額を示します。また、コストと価格の両方で構成される場合があります。
一般的に、関連付けられたコスト値とともに ライセンス取引または契約をインポートした場合、これらの値が支出計算で使用されます。 関連付けられたコスト値なし でライセンス取引または契約をインポートした場合、ライセンス マネージャは、インポートされた顧客価格リスト内の値を使用します。関連付けられた顧客価格が見つからない SKU がある場合、ライセンス マネージャは、多数のソフトウェア SKU の価格がいくつかの通貨で登録されている Ivanti SKU ライブラリ内の、システム通貨の値を探します。 ライセンス マネージャがコストを特定できないソフトウェア項目は、ライセンス マネージャ ホーム ダッシュボードの [年初来の支出額] タイルでハイライト表示されます。
バンドルに関連付けられたコストと価格は、バンドルのコンポーネント間で均等に分割されます。
支出額ダッシュボード
Spend Intelligence ナビゲーション バーの [支出額] をクリックすると、次のタイルを含む [支出額] ダッシュボードが表示されます。
- 有効な契約コスト: 上位3ベンダの金額を含む、まだ有効期限が到来していない契約のすべての取引の財務的価値の合計が表示されます。
- 取引支出額: すべての取引の財務的価値の合計が示されます。また、ライセンス、サブスクリプション、メンテナンスの取引金額が個別に示されます。
- 更新コスト: 取得原価に基づいて、まもなく有効期限切れになるライセンスを更新するための推計コストが表示されます。
これらのタイルの下にはデータグリッドがあり、取引の支出額に関する詳細が表示されます。 このデータ グリッドには次のタブがあります。
- コストがある取引: コスト データのソースを含む、コスト データがある取引が SKU 別に一覧表示されます (取引、ユーザ価格、または SKU)。
- コストがない取引: 取引自体、顧客の価格リスト、Ivanti SKU ライブラリのいずれにもコスト データがない取引の SKU の一覧が表示されます。
- 支出額の概要: 購入したすべてのライセンス、サブスクリプション、メンテナンスの一覧が表示されます。 これは、使用している国、それらの資格のコストなど、資格の概要を示しています。
[数量] 列の数字をクリックすると、対応する取引が表示されます。
通貨の指定
すべての金額値の表示と、ライセンス マネージャでのすべての財務上の計算では、単一の通貨が使用されます。 この通貨を指定するには、[ライセンス マネージャ構成] ページで、サポートされている通貨のリストから通貨を選択します。
インポートする金額値はすべて、[ライセンス マネージャ構成] ページで指定した通貨建てにしてください。
使用される通貨を指定するには:
- Spend Intelligence ナビゲーション バーで [構成] > [ライセンス マネージャ] をクリックします。
[ライセンス マネージャ構成] ページが表示されます。 - [変更] をクリックし、[取引通貨] ドロップダウンで任意の通貨を選択し、[保存] をクリックします。
ライセンス
Spend Intelligence ナビゲーション バーで [資格] > [ライセンス] をクリックすると、ライセンスの詳細を示すデータ グリッドが表示されます。 このデータ グリッドには次の2つのタブがあります。
- ライセンス: ライセンス: ベンダ、製品、エディション、バージョン、メトリクスの特定の組み合わせごとに、利用できるライセンスが表示され、それぞれの組合せの無制限ライセンス用に追加の1行が表示されます。
ライセンス数の列に示されている数字をクリックすると、対応する取引が表示されます。 このタブを使用して、ライセンスの可用性を判別します (下記参照) 。 - 比較: 負債 (1つのソフトウェア タイトルに必要なライセンスの数) と資格 (その同じタイトルに対して有しているライセンスおよびサブスクリプション) との比較に役立ちます。
[使用中のライセンス] 列の数字をクリックすると、このソフトウェアがインストールされているデバイスのリストが表示されます。 ユーザ別またはそれに類似したタイプのメトリクスの場合、ユーザがそのソフトウェアを複数のデバイスにインストールしていると、インストール済み環境の数が、実際の負債の数よりも多く表示される可能性があります。 このタブを使用して、ライセンスの可用性 (下記参照) とインストール件数のバランスをとります。
注意: [比較] タブの値、特に [残余] 列の値の取り扱いには、細心の注意が必要です。 この列に示されているのは、ライセンス状況についての示唆にすぎません。 [比較] タブの使用法についての詳細は、 「負債と資格の比較」をご参照ください。
各タブで製品名をクリックすると、関連する製品ファミリーの詳細が表示されますので、データの文脈に沿った詳細を確認できます。 製品ファミリーの詳細については、下記をご参照ください。
負債と資格の比較
インベントリ情報をインポートするコネクタを設定済みであり (「コネクタの設定」参照)、ライセンスと契約のデータをインポート済みであれば (「ソースのインポート」参照)、[ライセンス] データ グリッドを使用して、負債 (インストールしたソフトウェア) と資格 (所有しているライセンス) の対比を調べることができます。
Ivanti Neurons for Spend Intelligence が提供するのは、ライセンスとインストール データの動的な概要であり、正式な実効ライセンス状況ではありません。
ライセンス義務と資格を比較するには、2つのステージがあります。まず、空きライセンスがあるかどうかを確認してから、これらの空きライセンスを検出されたインストールに照合します。
無制限ライセンスについて検討する際には、無制限ライセンスは通常は特定のサイトや地域に関連付けられていることを念頭に置き、制約を確認してから、利用可能ライセンス数の計算において適宜使用してください。
ライセンスの可用性の判別
最初の手順は、[ライセンス] データ グリッドの [ライセンス] タブを使用して、ある製品に対して持っている資格を計算することです。これは、より新しいバージョンに適用可能なライセンスを判別した後、付随するアップグレード調整を実施することによって行います。 ライセンスをインポートするときには、[ライセンス] タブでベンダ、製品、エディション、バージョン、メトリクスが同じであるすべての取引が1行にまとめられます。 それぞれの組合せの無制限ライセンス用に追加の1行も表示されます。
ベンダが違えば使用される用語も違いますが、Ivanti Neurons for Spend Intelligence 内においては、ライセンスのタイプは、基本ライセンス、サブスクリプション、アップグレード、メンテナンスのいずれかです。 メンテナンスは、アクティブまたは期限切れのいずれかで識別され、そのライセンスの日付範囲内で利用可能な、製品の最新バージョンに関連付けられます。 これは、インポートしたライセンス データの集計後の概要だと考えてください。
負債と資格 (権利) を比較するための最初の段階は、インポートしたライセンスに基づいて最適な資格を判別することです。 多くの場合、ソフトウェアを使用する権利は、特定のバージョンのソフトウェアのライセンスを購入したために発生するものではありません。 そのソフトウェア タイトルの前のバージョンのライセンスを購入してから、アップグレードを購入した可能性があります。 または、元々はソフトウェアを購入したが、メンテナンス料 (Microsoft のソフトウェア アシュアランスなど) を支払ったことで新たなバージョンの権利が提供され、追加購入なしで最新バージョンを使用する資格を得ている可能性もあります。
例
たとえば、[ライセンス] データグリッドの [ライセンス] タブに、製品 V1 の基本ライセンスが 100 ライセンスあり、[使用可能] 列に 100 と表示されていて、同じ製品の V2 のアクティブなメンテナンス ライセンスが 50 ライセンスあり、[使用可能] 列に 0 と表示されている場合は、アップグレード調整を行える場合があります。 これらのアクティブ メンテナンス ライセンスにより V2を50インスタンス実行する資格があることを確認後、[アップグレード調整] を2つのバージョンに追加できます。V2の行に50を追加し、V1の行から50を差し引くことによって、両方のバージョンを50インスタンスずつ実行する資格があることが示されます。
バージョン |
基本ライセンス |
アクティブ メンテナンス |
アップグレード調整 |
利用可能 |
---|---|---|---|---|
V2 |
0 |
50 |
+50 |
50 |
V1 |
100 |
0 |
-50 |
50 |
|
|
|
合計: 0 |
|
アップグレード調整を行う場合は、追加したライセンス数と同じ数だけ差し引いてください。 データ グリッドの下の [合計] 値は、常に 0 になっている必要があります。
アップグレード調整の設定
ベスト プラクティスは、一度に1つの製品のアップグレード調整を設定することです。 [ライセンス] データ グリッドから直接アップグレード調整を設定することもできますが、通常は製品ファミリーのページから設定したほうが、関心のある製品だけが表示されますので、設定が容易です。
アップグレード調整を設定するには:
- Spend Intelligence ナビゲーション バーで [資格] > [ライセンス] をクリックします。
[ライセンス] ページが表示されます。 - [ライセンス] タブで、アップグレード調整を設定する [製品] をクリックします。
製品ファミリーのページが表示され、そのファミリーの全製品のデータ グリッドが示されます。 - 調整する製品の横のチェックボックスを選択します。
正の調整を行うたびに、その数と一致するように負の調整を行う必要があります。したがって、調整が必要な行をすべて選択してください。 この手順は、何度でも繰り返し実行できます。したがって、必要なら、更新対象の最下部から開始し、アップグレード調整を繰り返して、最も古いバージョンを最新バージョンにまでアップグレードします。 - [アクション] メニューで、[アップグレード調整の編集] をクリックします。
[アップグレード調整の編集] ページが表示されます。 - [アップグレード調整] 列に、+ と - の演算子だけを使用して単純な計算を入力します。
その列からカーソルを出すと、[利用可能] 列が更新されます。 - アップグレード調整の合計が必ず0になるように注意しながら、各製品に対して必要なだけ手順を繰り返します。
-
をクリックし、今後の参考用に、行ったアクションについてのメモ書きを追加します。
既存のメモは、 で表示されます。 このアイコンにマウス ポインタを合わせると、メモがポップアップで表示されます。 - すべての調整を行ったら、[保存して閉じる] をクリックします。
アップグレード調整とメモが保存され、[利用可能] 列が更新されます。
ライセンス数とインストール数の一致
ある製品に対してどのようなライセンスがあるかを判別した後、 これらのライセンスと、インストール済みの製品とのバランスをとる必要があります。 例えば、以前のバージョンの製品を実行している場合に、より新しいライセンスをダウングレードすることで信頼性を補填できる場合があります。これは、[ダウングレード調整] を追加することによって行えます。 [ライセンス データ] グリッドの [比較] タブを使用します。
ダウングレード調整を行う場合は、追加したライセンス数と同じ数だけ差し引いてください。 データ グリッドの下の [合計] 値は、常に 0 になっている必要があります。
ダウングレード調整の設定
アップグレード調整の設定と同様、ベスト プラクティスは、一度に1つの製品のダウングレード調整を設定することです。 [ライセンス] データ グリッドから直接ダウングレード調整を設定することもできますが、通常は製品ファミリーのページから設定したほうが、関心のある製品だけが表示されますので、設定が容易です。
ダウングレード調整を設定するには:
- [ライセンス] データ グリッドで、ダウングレード調整を設定する [製品] をクリックします。
製品ファミリーのページが表示され、そのファミリーの全製品のデータ グリッドが示されます。 - [比較] タブをクリックし、調整する製品の横のチェックボックスを選択します。
正の調整を行うたびに、その数と一致するように負の調整を行う必要があります。したがって、調整が必要な行をすべて選択してください。 - [アクション] メニューで、[ダウングレード調整の編集] をクリックします。
[ダウングレード調整の編集] ページが表示されます。 - [ダウングレード調整] 列に、+ と - の演算子だけを使用して単純な計算を入力します。
その列からカーソルを出すと、[残余] 列が更新されます。 - ダウングレード調整の合計が必ず0になるように注意しながら、各製品に対して必要なだけ手順を繰り返します。
-
をクリックし、今後の参考用に、行ったアクションについてのメモ書きを追加します。
既存のメモは、 で表示されます。 このアイコンにマウス ポインタを合わせると、メモがポップアップで表示されます。 - すべての調整を行ったら、[保存して閉じる] をクリックします。
ダウングレード調整とメモが保存され、[残余] 列が更新されます。
無制限ライセンスに相当する行については、[残余] 列には [無制限] と表示され、その [ダウングレード調整] 値には何も効果がなく、保存もされません。 無制限ライセンスは、特定のサイトや地域に関連付けられていることがよくあるため、制約を確認し、利用可能ライセンス数の計算においては適宜使用してください。
残余の把握と対処
[ライセンス] データ グリッドの [比較] タブにある [残余] 列に示されるのは、実効ライセンス状況ではなく、ライセンス状況についての示唆です。
[残余] 列の負の値は、不足があることを示唆しています。ただし、この一見したところ不足と判別される分も、広範なサブスクリプションや、より新しいバージョンからのダウングレード パスによって補填できる可能性があります。 同様に、[残余] 列の正の値は、余りがあることを示唆していますが、これらの追加ライセンスは特定の場所に紐づけられている可能性や、以前のバージョンの補填に使用されている可能性があります。 製品名をクリックすると、製品ファミリー ページ (以下を参照) が表示されます。詳細情報が表示され、製品ファミリーの所有するライセンスを把握できます。
[残余] の値は、メトリクスが次のタイプであるライセンスのみの値です。
- デバイス別、または – 各インストールと一致するにはライセンスが必要です。
- ユーザ別、または – ソフトウェアの各ユーザと一致するにはライセンスが必要です
コア別、プロセッサ別といったメトリック タイプの場合、[残余] 列には [N/A] と表示されます。
追加のライセンスを購入するのは、残余を改善する方法の1つにすぎません。使用していないソフトウェアをアンインストールすることによっても改善できる場合があります (ただし、あるソフトウェアをかつてインストールし、そのためのライセンスが必要であった場合は、常にベンダ固有のライセンス規則を確認して、ライセンスの再割り当ての際に満たす必要のある条件を理解しておいてください)。 [比較] タブに追加できる列の1つに、[再利用の機会] があります。これは、最近使用されていないソフトウェアのインストール数を示します。 この列の数字をクリックすると、再利用の機会が大きいデバイスが表示されます。 詳細については、「ソフトウェア インサイト」トピックのソフトウェアの使用状況と、ライセンスの再利用の機会の識別をご参照ください。 意思決定理由を伝えるためのさらなる情報として、製品の [サポート終了] 日を [比較] タブに追加することもできます。
[比較] タブの値を使用すると、情報が表示されます。 ライセンスに関する最善の決定は、資格と義務を強力に理解していることが前提です。
Ivanti Neurons for Spend Intelligence のライセンス マネージャ コンポーネントで提供されるライセンスおよびインストール データの動的概要を解釈し、ライセンスの現在の状態を把握する方法に関する動画をご覧ください。
ライセンス調整機能を使用して、IT 資産に十分なライセンスがあるかどうかを判断する方法を紹介している動画をご覧ください。
製品ファミリー
データグリッドに製品名が表示される場合は、製品名をクリックすると、対応する製品ファミリー ページを表示できます。これは、製品のすべてのバージョンとエディションに関する情報を単一のダッシュボードに統合した内容です。 このようにして、すべてのバージョンとエディションの義務と資格が示されるため、製品のライセンス状況を適切に把握することができます。これにより、1つのバージョンの不足数を別のバージョンの余り数で補うことができるかどうかなどを特定できます。
製品ファミリー ページには次の項目を示すタイルが表示されます。
- ファミリーの製品の各ライセンス タイプの数
- (オンプレミス ソフトウェア) インストール、関連付けられた再利用の機会、サポート終了のインストールの数、または (SaaS ソフトウェア) アクティブなユーザと非アクティブなユーザの数
- ファミリーの合計ライセンス コストの推計
これらのタイルの下の、当該ファミリーのライセンス データ グリッドに表示されるタブは、上述の「ライセンス」セクションで説明されているものと同じです。
契約
契約はソフトウェアを購入するフレームワークであり、ソフトウェアの使用条件を統制します。 契約はベンダと契約番号の組み合わせで特定されます。
Spend Intelligence ナビゲーション バーの [資格] > [契約] をクリックすると、[契約] データ グリッドが表示され、契約のステータス (契約が [アクティブ] か [期限切れ] か) など、契約の詳細が示されます。
[取引] 列の数字をクリックすると、特定の契約に関連付けられた取引が表示されます。 このデータ グリッドの [アクション] メニューでは、契約の他の取引を作成したり、既に契約に関連付けられた取引を編集または削除できます。 詳細については、取引と製品タイプをご参照ください。
契約の作成、編集、削除
通常は、「ソースのインポート」で説明されているように契約をインポートすることにより、システムで契約を管理します。 ただし、契約ダッシュボードからも契約を作成、編集、削除できます。 この方法で行った変更には [手動の変更] インポート ソースが関連付けられます。
契約を作成するには:
- [契約] データ グリッドで、[アクション] メニューをクリックし、[契約書の作成] をクリックします。
[契約の作成] パネルが表示されます。 - ベンダと契約番号を入力します。
これらのフィールドの組み合わせは一意でなければなりません。 - 必要に応じて、残りのフィールドを入力します。
フィールド ラベルの前の i アイコンにカーソルを置くと、フィールドを入力する方法に関する情報が表示されます。 - [作成] をクリックします。
契約が作成されます。
SKU ライブラリに存在するようにベンダ名を入力することをお勧めします。 このため、ベンダ名を入力すると、SKU ライブラリの一致するベンダがドロップダウンに表示され、そこから選択できます。
契約は1つずつ編集するか、一度に複数の契約を編集できます。
契約を編集するには:
- [契約] データ グリッドで、編集する契約のチェックボックスを選択します。
- [アクション] メニューの [編集] をクリックします。
[契約の編集] パネルが表示されます。 - 必要に応じてフィールドを更新します。
同時に複数の契約を編集している場合は、まず変更するフィールドのラベルの横にあるチェックボックスをオンにします。 これらの選択したフィールドを変更すると、選択したすべての契約が変更されます。選択していないフィールドは、すべての契約で変更されません。 フィールドを選択して空欄にする場合は、選択したすべての契約のそのフィールドの値が消去されます。 ベンダも契約番号も編集できません。 - [保存] をクリックします。
値が保存され、データ グリッドが更新されます。
リンクされた取引がない契約は削除できます。
契約を削除するには:
- [契約] データ グリッドで、削除する契約のチェックボックスを選択します。
- [アクション] メニューの [削除] をクリックします。
確認後、契約が削除されます。
[インポート ソース] ページの [手動の変更] タイルで をクリックして、次の操作を行います。
- 手動で作成したすべての契約と取引を削除する
- すべての更新された契約と取引を元に戻す
- すべての削除された契約と取引を復元する
取引と製品タイプ
Spend Intelligence ナビゲーション バーで [資格] > [取引] をクリックすると、取引に関する詳細情報を示すデータ グリッドのある [取引] ページが表示されます。 このデータ グリッドには、製品、数量、発効日、コスト、および取引のリンク先である契約など、インポートされた各取引が表示されます。
特定の取引の詳細を表示するには、データ グリッド左手にある [詳細] をクリックします。
Microsoft 取引概要の詳細を表示するには、[データ ツール] > [Microsoft 取引の概要] をクリックします。 このページには、契約タイプごとの数量や使用国など、組織が資格を有している Microsoft ソフトウェアについての集計ビューが表示されます。
ソフトウェアの購入方法を標準化するときや、確実に最も適切な契約を実施しようとするときには、この情報が役立ちます。
取引の作成、編集、削除
通常は、上記の手順でインポートして、システムで取引を管理します。 ただし、取引ダッシュボードまたは支出額ダッシュボードから取引を作成、編集、削除することもできます。 この方法で行った変更には [手動の変更] インポート ソース (「ソースのインポート」参照) が関連付けられます。 取引を作成、編集、または削除するたびに、Ivanti Neurons for Spend Intelligence のダッシュボードの値が再計算されます。 これらの計算が完了した後、ダッシュボードを更新すると、SKU ライブラリまたは確定版ソフトウェアの保管庫の一致する項目のデータなどの更新されたデータが表示されます。
取引を作成するには:
- [取引] データ グリッドの [アクション] メニューで、[作成] をクリックします。
[取引の作成] パネルが表示されます。 - ベンダを入力します。
- わかっている場合は、SKU コードを入力します。
ベンダと SKU コード の両方の一致が SKU ライブラリで見つかった場合、パネルでは一致する SKU のすべてのフィールドが更新されます。 - 必要に応じて、残りのフィールドに入力します。
- [製品タイプ] に [ベンダ] と [SKU コード] に基づいた値が自動的に入力されていない場合は、ライセンス マネージャに表示される結果に影響するため、必ず適切な値を選択してください。 詳細については、下の「製品タイプの選択」をご参照ください。
- [1回限り] 以外の [コストの頻度] を選択する場合は、[適用開始日] と [適用終了日] を設定する必要があります。
- [無制限] チェックボックスをオンにすると、[数量] は1に設定され、変更できません。
- [作成] をクリックします。
取引が作成され、システムのデータが更新されます。 データ処理が完了すると、通知を受け取ります。- 既に存在する [契約番号] を指定した場合は、取引がその契約にリンクされます。
- 存在しない [契約番号] を指定した場合は、有効期限のない新規契約が、その [契約番号] で作成されます。
- [契約番号] を指定しなかった場合は、取引はどの契約にもリンクされません。
SKU ライブラリに存在するようにベンダ名を入力することをお勧めします。 このため、ベンダ名を入力すると、SKU ライブラリの一致するベンダがドロップダウンに表示され、そこから選択できます。
製品タイプの選択
[製品タイプ] は購入したライセンスのタイプを示し、資格を判定するためにシステムで使用されます。 たとえば、特定のバージョンのソフトウェア タイトルを使用できる基本ライセンス、特定のバージョンにアップグレードできるアップグレード ライセンス、メンテナンス契約の有効期間中に新しいライセンスにアップグレードできるメンテナンス ライセンスの取引があります。 ライセンス マネージャでは異なるタイプのライセンスが異なる方法で処理されるため、適切な値を選択することが重要です。 ベンダは使用可能なライセンスの種類ごとに異なる名前を使用することがあります。このため、製品タイプがベンダと SKU コードに基づいて自動的に入力されなかった場合、ドロップダウンから正しい値を選択する必要があります。 次の表を使用して、取引の説明と最も一致する License Manager 製品タイプを決定できます。
製品タイプ |
説明 |
例 |
---|---|---|
未定義 |
既定値。[ライセンス] と同様に扱われます。 |
|
ライセンス |
特定のバージョンのソフトウェア タイトルを使用できる基本ライセンス。 |
基本ライセンス、永続ライセンス、Evergreen ライセンス、Adobe AOO ライセンス |
アップグレード |
基本ライセンスがある場合に、あるバージョンのソフトウェア タイトルから特定の後のバージョンにアップグレードできるライセンス。 |
Microsoft Step Up |
メンテナンス |
基本ライセンスがある場合、現在のバージョンのソフトウェア タイトルから、メンテナンス契約の期間中にリリースされる任意の新規バージョンにアップグレードできるライセンス。 一般的に、終了するメンテナンス契約と次の開始される契約との間に不一致がないことを確認する必要があります。 |
Software Assurance、VMware Basic/Production Support、Oracle Software Update & Support |
ライセンスとメンテナンス |
メンテナンス付き基本ライセンス。メンテナンス契約の有効期間中に、ソフトウェア タイトルをインストールし、新規バージョンにアップグレードできます。 |
Microsoft License & Software Assurance |
アップグレードとメンテナンス |
基本ライセンスがある場合、前のバージョンのソフトウェア タイトルから、現在のバージョン、そしてメンテナンス契約の期間中にリリースされる任意の新規バージョンにアップグレードできるライセンス。 |
Microsoft Upgrade & Software Assurance、Upgrade Advantage |
定額制サービス |
所定の期間に SaaS アプリケーションを使用するライセンス。 |
クラウド ライセンス、Microsoft 365、Adobe Creative Cloud、定額制サービスの更新 |
ライセンス以外 |
対応するインストールを追跡できない場合など、追加の資格をカウントしない取引で使用します。 これにより、取引を記録できますが、追跡された使用状況と照合する目的では使用されません。 |
Work From Home ライセンス、Disk Kit、Document Kit |
取引の編集と削除
取引ダッシュボードまたは支出額ダッシュボードか、契約取引データ グリッドでは、取引を1件ずつ編集するか、複数の取引を一度に編集できます。
取引を編集するには:
- [取引] データ グリッドで、編集する取引のチェックボックスを選択します。
- [アクション] メニューの [編集] をクリックします。
[取引の編集] パネルが表示されます。 - 必要に応じてフィールドを更新します。
同時に複数の取引を編集している場合は、まず変更するフィールドのラベルの横にあるチェックボックスをオンにします。 これらの選択したフィールドを変更すると、選択したすべての取引が変更されます。選択していないフィールドは、すべての取引で変更されません。 フィールドを選択して空欄にする場合は、選択したすべての取引のそのフィールドの値が消去されます。 - [保存] をクリックします。
値が保存され、ダッシュボードが更新されます。
取引を編集するときには、[取引の編集] パネルに表示されるコスト値が [取引] データグリッドの値とは異なる場合があります。このような値は、コスト データが取引自体に含まれていない場合に、SKU ライブラリまたは価格リストから取得された値である可能性があります。
取引を削除するには:
- [取引] データ グリッドで、削除する取引のチェックボックスを選択します。
- [アクション] メニューの [削除] をクリックします。
確認後、取引が削除されます。
[インポート ソース] ページの [手動の変更] タイルで をクリックして、次の操作を行います。
- 手動で作成したすべての契約と取引を削除する
- すべての更新された契約と取引を元に戻す
- すべての削除された契約と取引を復元する
有効期限
期限切れになった、または間もなく期限切れになる契約と取引については、Spend Intelligence ナビゲーション バーで [データ ツール] > [有効期限] をクリックして [有効期限] ダッシュボードを確認します。 このページに含まれているタイルには、ライセンスおよび契約の最近訪れた有効期限と間もなく訪れる有効期限の数が、更新コストの示唆とともに表示されます。 タイルの下にあるのは、次の2つのタブがあるデータ グリッドです。
- 契約: 間もなく期限切れになる契約の詳細が表示されます。
- ライセンス取引: ライセンス自体または親契約が間もなく期限切れになる取引の詳細が表示されます。