オフライン オプション タブ
マルチユーザ環境でスケジュール競合の可能性を回避するために、セットアップ ウィザードを完了し、設定を保存するまでは、[オフライン オプション] タブを使用できません。
[オフライン オプション] タブは2つの関連する目的で使用されます。
- オフライン モード領域は、インターネットに接続されていない環境をサポートします。
- ローカル ソース フォルダ領域は、ソフトウェア更新コンテンツを指定できる別の場所です。
この領域では、オフライン モードで Patch for Configuration Manager を実行できます。 オフライン モードを設定するには、[オフラインで実行する] チェックボックスをオンにします。
Patch for Configuration Manager がオフライン モードのときには、コンソールでは、新しいカタログと更新ファイルのダウンロードを試行しません。一般的に、このモードは、使用が承認された修正済みバージョンのデータを使用する必要があるサイトによって使用されます。 セキュリティ ポリシーによって、データ ファイルを Web からダウンロードせずに、処理を実行する必要がある場合にも、オフライン モードが有効です。
オフライン モードで動作するときには、次の固有の制限があります。
- [ダウンロード] ボタンの使用または更新の右クリック操作によって、直接更新をダウンロードすることはできません。
- ローカル ソース フォルダに手動でダウンロードまたは移動された更新を発行することはできません。
オフライン モードのときには、インターネットに接続されたコンピュータからカタログ ファイルと更新バイナリ ファイルをダウンロードし、ファイルをコンソール コンピュータに移動する必要があります。 ダウンロード処理をサポートするユーティリティが提供されています。 詳細については、「オフライン ネットワークでのファイルの管理」をご参照ください。
- この領域では、更新を格納するローカル ソース フォルダを定義できます。 複数の目的でこのフォルダを定義して使用できます。
- 発行する前に更新をこのフォルダに手動でダウンロードできます。 発行中、更新はベンダの Web サイトではなく、フォルダから取得されるため、処理が高速化されます。
- 安全で独立したネットワークがある場合は、接続されたネットワークのコンピュータから更新をダウンロードし、使用の承認を受けた後で独立したネットワークに更新を移動できます。
- 発行されたすべての更新のアーカイブを作成できます。
- ローカル ソース フォルダを使用する: 有効にすると、更新の発行を試行するたびに、ローカル フォルダのソース ファイルが最初に検索されます。 バイナリ ファイルがフォルダにあり、ダイジェストが検証された場合、そのバイナリ ファイルは発行された CAB ファイルに追加されます。 バイナリ ファイルがフォルダにないか、ダイジェストが検証されていない場合、更新ファイルは Web からダウンロードされます。
- 更新 URL からダウンロードを試行する前に、このフォルダのソフトウェア更新コンテンツを常に確認する: 更新ファイルの保存に使用するローカル フォルダまたはネットワーク共有の完全パス名を指定します。
複数の方法で、更新を手動でフォルダにダウンロードできます。 更新を選択し、ツールバーの [ダウンロード] ボタンをクリックするか、更新を右クリックして、[ローカル ソース フォルダにダウンロード] を右クリックできます。 また、更新エディタの [バイナリ ファイル] タブの [ダウンロードの確認] を使用できます。 詳細については、「パッチを編集する方法」をご参照ください。
このフィールドに入力する完全パス名は、UNC パスでなければなりません。
- 発行中にダウンロードされたすべての更新をローカル ソース フォルダに配置する: 有効にすると、フォルダにない更新が発行中にそのフォルダにコピーされます。 これにより、発行されたすべての更新のアーカイブを作成できます。