エージェント再起動オプション

このタブは、Windows パッチの配布中に適用される再起動オプションには影響しません。 Windows コンピュータの場合、それらの再起動オプションは、パッチ タスク内で指定するパッチ配布テンプレート上で構成します。
Linux コンピュータの場合、パッチ再起動の有無とタイミングは、パッチ タスク内で指定するパッチ配布テンプレートで指定します (「Linux パッチ配布構成の作成と編集」を参照) が、カウントダウンなどは、このタブの [Server/Linux パッチ] セクションで指定します。

このタブでは、以下のいずれかが発生した場合にエージェント コンピュータをどのように再起動するかを指定できます。

  • エージェントがアップグレードされた
  • エンジン コンポーネントがインストールされた、またはアップグレードされた

エージェントがサーバにインストールされているのか、ワークステーション コンピュータにインストールされているのかによって、さまざまな再起動オプションを指定できます。

フィールド

説明

再起動しない

このセーフ リブート機能は、各コンピュータの再起動が不要であることを指定します。 このタブのその他のオプションは無視されます。

原則として、特定のコンピュータ (サーバなど) の可用性が懸念される場合にのみ、このオプションを有効にすべきです。

必要時に再起動する

このセーフリブート機能は、各コンピュータの再起動が必要であるかどうかは Security Controls が決定することを指定します。

インストール後

再起動後のコンピュータの状態を指定できます。

  • 再起動:コンピュータが再起動し、電源オンの状態になります。
  • 再起動し、可能な場合はスリープ状態にする:コンピュータが再起動し、スリープ状態になります。 再起動の完了から、コンピュータがスリープ状態になるまでには、約 2 分間遅延します。 Microsoft スケジューラを対象コンピュータごとに使用し、再起動後にスリープ状態を開始します。 スリープ状態の詳細については、「スリープと休止に関する注記」をご参照ください。
  • 再起動し、可能な場合は休止状態にする:コンピュータが再起動し、休止状態になります。 再起動の完了から、コンピュータが休止状態になるまでには、約 2 分間遅延します。 Microsoft スケジューラをターゲット Windows コンピュータごとに使用し、再起動後に休止状態を開始します。
  • 対象コンピュータが休止を許可するように構成されていない場合、代わりに、再起動後にコンピュータをスリープ状態にしようとします。 コンピュータがスリープ状態にならない場合、処理は実行されません。 休止状態の詳細については、「スリープと休止に関する注記」をご参照ください。
  • 再起動し、シャットダウンする:コンピュータが再起動し、電源が切れます。 再起動の完了から、コンピュータがシャットダウンするまでには、約 2 分間遅延します。 このオプションは、メンテナンス タスクを完了し、コンピュータをシャットダウンするために、再起動しなければならない場合に有効です。 Microsoft スケジューラをターゲット Windows コンピュータごとに使用し、再起動後にシャットダウンを開始します。
  • シャットダウンのみ、再起動しない:コンピュータの電源が切れます。 このオプションは、夜間や週末に重要度の低いコンピュータの電源を確実に切り、電力を節約したい場合にも有効です。

Security Controls の電源管理機能の詳細については、「電源管理の概要」をご参照ください。

既定値を使用する

このボタンは [再起動と電源処理] ボックスに関連付けられています。 [既定値を使用] をクリックすると、ダイアログの残りのすべてのオプションが、現在選択されている [再起動と電源処理] で推奨される値に変更されます。

ユーザがログインしている場合

コンピュータを再起動することを選択した場合、アクティブ セッションを持つログオン ユーザが受け取る警告の量を指定できます。 また、どの程度ユーザが再起動プロセスを制御できるかを選択することもできます。 これらのオプションは、ロックされたコンピュータやオフラインの RDP セッションなど、非アクティブなセッションには適用されません。

  • ログオフ時に再起動が発生することをユーザに通知します。
  • 数分経過した後に再起動を強制実行します。
  • 特定した日時が経過した後に再起動を強制実行します。
  • 再起動の前に、ユーザの Windows コンピュータにカウントダウン ダイアログを表示します。 ユーザに表示されるダイアログ ボックスをプレビュー表示するには、[サンプル カウントダウンを表示する] をクリックします。 右側の言語ボックスを使用すると、このダイアログを別の言語でプレビュー表示できます。
  • シャットダウン シーケンスが開始されたときに、標準の Windows シャットダウン メッセージを表示する期間を選択します。
  • ユーザは指定された最大時間までタイムアウトカウントダウンを延期できます。 期間または再起動を実行する特定の最新時刻として、最大時間を指定できます。
  • タイムアウトのキャンセルをユーザに許可します。 タイムアウトがキャンセルされた場合、そのユーザがログオフするか、または手動でコンピュータを再起動するまで、パッチは配布されません。
  • 再起動のキャンセルをユーザに許可します。 コンピュータが再起動されるまでは、パッチがインストールされません。

Linux コンピュータのユーザには、上に示すようなカウントダウンのダイアログは表示されず、通知が表示されます。 この場合は、stagentctl コマンドライン ユーティリティを使用してタイムアウトを延期することになります。