エージェント設定:インベントリ設定

[ツール] > [構成] > [エージェント設定] > [インベントリ設定]

[インベントリ設定] ダイアログボックスを使用して、管理されたデバイスでのインベントリ エージェント動作をカスタマイズします。

インベントリ設定の [一般設定] ページについて

[一般設定] ページでは、ごく一部のインベントリ関連のクライアント設定を制御します。

  • スケジュール タスクの履歴メンテナンスを有効にする:スケジュール タスクの履歴をクライアント データベースに保持する日数を設定します。
  • ソフトウェア パッケージのインストール後にインベントリ スキャナを自動的に実行する:パッケージがインストールされた後、インベントリ データを更新する場合に、これを使用します。通常のインベントリ スキャン時間が終了するまで待機する必要がありません。インストール後に、スキャン遅延を構成します。

[ロケーション報告] ページの [インベントリ設定] について

[ロケーション報告] ページを使用し、ロケーション報告を有効にして、収集間隔を設定します。

位置情報報告を有効にし、更新されたエージェントをデバイスに展開する場合、デバイスのユーザが Windows 8 の [アプリで自分の位置情報を使うことを許可する] プライバシー設定を選択しない限り、位置情報は報告されません。

標準のデータ収集間隔は 4 時間です。

NOTE: 位置情報報告が有効なデバイスには、Microsoft .NET 4.0以降または macOS 10.10以降をインストールする必要があります。エージェントの一部として .NET をインストールできます。これを行うには、エージェント構成の開始ページで .NET インストール オプションを選択します。

[スキャナ設定] ページについて

[スキャナ設定] ページでは、スキャナの動作をカスタマイズします。

  • すべての実行されたファイルを送信する:監視されたソフトウェア リストのファイルのデータだけではなく、すべての実行されたファイル データを表示する場合は有効にします。
  • ファイル使用状況データを送信する:インベントリ スキャンは、ソフトウェア監視によって収集されたソフトウェア使用状況データを返します。
  • 完全ファイル スキャンを強制的に実行する:すべてのファイル拡張子をスキャンします。スキャンの速度が低下し、インベントリ スキャン ファイルが非常に大きくなる可能性があります。一般的には、これを有効にすることは推奨されません。
  • LDAppl ファイルを自動更新する:管理されたデバイスは、ソフトウェア リストの管理ツールで行った変更など、インベントリ スキャナが検索する対象の情報を格納します。このオプションはそのリストをコアサーバと同期し、ローカル リストが常に最新になるようにします。
  • ログオン/ロック イベント日付を送信しない:スキャナは OS ログオン/ロック イベント データを返すことがあります。プライバシーの懸念がある場合や、このデータが必要ない場合は、このオプションを無効にします。
  • Web サービスに送信する:スキャン ファイルをコアサーバのフォルダにコピーするのではなく、スキャン ファイルを直接 Web サービスに送信します。これはより効率的で、新しい既定の設定です。
  • 変更履歴の保存:インベントリ スキャナは差分スキャンを使用して、XML ファイルの変更を追跡します。既定では、データ ファイルは90日分のデータを保持します。変更履歴の詳細については、「デバイスのインベントリ変更ログの表示」をご参照ください。
  • ソフトウェア スキャンの頻度:ソフトウェアの変更をスキャンする頻度。既定は1日です。ソフトウェア スキャンは基本インベントリ スキャンより低速で、デバイスのパフォーマンスに影響することがあります。
  • データファイルの拡張子:会社の組織固有のデータ ファイルがある場合は、ここで指定できます。先頭のピリオドも含め、各データファイル拡張子はスペースで区切ります。[継承された拡張子] フィールドには、ソフトウェア リストの管理ツールで設定されたグローバル データファイル拡張子を示します。

ソフトウェア使用状況監視ページ

[ソフトウェア使用状況監視] ページは、ソフトウェア ライセンス監視の使用統計情報を追跡するために使用します。この機能では、ソフトウェア ライセンス監視からの使用状況統計情報、追加インベントリ情報、およびアプリケーション ブロッキング機能の 3 種類のデータに関する情報を収集します。

非永続仮想デスクトップ インターフェイス (VDI) ディスク イメージにエージェントを展開するときには、ソフトウェア監視データ ファイルが保存される UNC パスを設定する必要があります。パスを設定しない場合、監視データはソフトウェア ライセンス監視によってレジストリに保存されます。非永続環境では、イメージをリセットするとこのデータが失われます。詳細については、「非永続 VDI イメージへのエージェント配布」をご参照ください。

[ソフトウェア使用状況監視] ページには、次のオプションがあります。

  • ソフトウェア監視を使用する:ソフトウェア ライセンス監視、インベントリ スキャン、およびアプリケーション ブロック機能を使用したアプリケーション ブロックによるソフトウェアの追跡が可能になります。
  • ソフトウェア使用状況の統計情報をネットワーク ロケーションに記録する:このエージェント構成を非永続 VDI イメージに展開する場合は、このオプションを選択して関連オプションを構成します。
  • ソフトウェア監視データ ファイルが保存されている UNC パス:次の形式で使用する UNC パス:\\servername\sharename。
  • ドメインおよびユーザ名:UNC パスへのアクセスを許可するユーザ認証資格情報。
  • パスワードパスワードの確認:入力したユーザ アカウントのパスワード。

[スケジュール] ページ

[スケジュール] ページでは、インベントリ スキャナが実行されるタイミングを設定します。

  • ユーザ ログイン時:ユーザが管理デバイスにログインしたときにインベントリ スキャナを起動します。
    • 最大ランダム遅延:タスクを実行できる時間範囲を指定します。この遅延によって、ログイン時に実行されるタスクが同時に実行されないため、遅延間隔が十分に長くなることが想定されます。
  • IP アドレス変更時 (ミニ スキャンのみ):IP アドレスはミニ スキャンのみをコア サーバに送信します。このため、IP アドレスの変更時のインベントリ速度が著しく上がります。
  • 設定の変更:設定を変更し、時間、曜日、月、ユーザのログインの有無、IP アドレスの変更、および利用可能なネットワーク帯域幅にもとづいてカスタム スケジュールを設定します。デフォルトのスケジュールでは、IP アドレスがある場合にスキャンを実行し、最大1時間のランダムな遅延の範囲内で、毎日のスキャンを実行するようになっています。

[インベントリ設定の構成] ダイアログ ボックスについて

設定プロファイルを管理するには、[インベントリ設定の構成] ダイアログ ボックスを使用します。複数の設定プロファイルを作成し、新しいエージェント構成の既定のプロファイルにするものを選択します。

  • 新規 :新しい設定プロファイルを作成します。
  • 編集:既存のプロファイルを編集します。
  • コピー:選択したプロファイルを開き、選択したプロファイルの名前の先頭に「Copy of」を挿入します。[保存] をクリックすると、新しいプロファイルとして保存されます。
  • 削除:選択したプロファイルを削除します。削除を確認するプロンプトが表示されます。
  • 選択を使用:[リモート コントロール設定の構成] ダイアログ ボックスを閉じ、選択したプロファイルを [適用するリモート コントロール設定を選択] ドロップダウン リスト ボックスで選択します。