カスタム製品の作成

不明または誤って識別されたソフトウェア実行ファイルのカスタム製品を作成できます。この場合、カスタム製品のファイルが自動的にインベントリ スキャナが検索するファイルのリストに追加されます。

製品がインストールされたことを示すファイルを指定できます。また、製品がコンピュータで実行されるタイミングを示す使用状況ファイルも指定できます。

エンドポイント マネージャ を使用して、インストール済み製品を検索することもできます。製品が実行ファイルから正しく認識されないものの、クエリに追加するインベントリ データに基づいて製品を確認できるときには、この方法を使用します。

カスタム製品定義を作成するには
  1. [製品] をクリックしてから製品ビューのいずれかをクリックします (監視、検出、無視、またはすべて)。
  2. ツールバーで、[新規] > [カスタム製品] をクリックします。


  3. [製品名] ボックスに名前を入力します。
  4. 番号またはワイルドカード文字で指定した番号を [バージョン] ボックスに入力します
  5. 一致する名前を表示するには、[製造元] ボックスに 3 文字以上入力します。製造元名を選択します。
  6. [ステータス] の下で [監視] または [無視] を選択すると、この新しい製品が製品ビューのいずれかに一覧表示されます。(既定では、カスタム製品は監視ビューに移動します。)
  7. [インストールの検出] をクリックします。
  8. エンドポイント マネージャ クエリに基づいて製品を検出する場合は、[クエリ検出を使用する] を選択します。[参照] をクリックし、エンドポイント マネージャ ネットワーク表示で作成したクエリを選択します。クエリと一致するすべてのデバイスが、この製品に一致するデバイスとして表示されます。
  9. インストール済みファイルに基づいて製品を検出するには、[ファイル検出を使用する] を選択します。ここで追加するファイル名はインベントリ スキャンで製品を検出する方法を決定します。
  10. [追加 (+)] ボタンをクリックします。[ファイルの追加] ダイアログ ボックスで、既存のファイル名 (インベントリ データベースに存在するファイル名) を選択します。あるいは、[新しいファイルの定義] をクリックして、名前、サイズ、製品ファイルのバージョン番号を指定します。使用するすべての製品ファイルでこの手順を繰り返します。終了したら、[OK] をクリックします。
  11. [部分一致] または [全体一致] を選択し、1 つのファイルだけでも検出されればよいのか、すべてのファイルが検出される必要があるのかを指定します。
  12. [使用状況の検出] をクリックします。このオプションを使用すると、製品が使用中であることを示すファイルが含まれます。
  13. [追加 (+)] ボタンをクリックします。[ファイルの追加] ダイアログ ボックスで、既存のファイル名 (インベントリ データベースに存在するファイル名) を選択します。あるいは、[新しいファイルの定義] をクリックして、名前、サイズ、製品ファイルのバージョン番号を指定します。使用するすべての製品ファイルでこの手順を繰り返します。終了したら、[OK] をクリックします。
  14. [単価] をクリックします。単価の計算方法を選択します。
    • それぞれ単価が異なる複数の製品ライセンスがある場合は、[自動計算された単価を使用する] を選択します。このオプションを選択すると、単価は各ライセンスの合計単価の平均値となります。
    • すべての計算で同じ単価を使用する場合は、[単価を指定する] を選択します。たとえば、同じ製品で単価が異なる 2 つのライセンスがあり、計算では高い方の単価を使用する場合は、ここで単価を指定できます。
  15. 製品が監視中のライセンスに関連付けられた日時など、ライセンスと使用状況の計算に影響する製品情報を追加する場合は、[保存後に準拠を計算する] チェックボックスをオンにし、再計算を開始します。これにより、準拠レポートが最新の状態に保たれます。
  16. すべての情報を入力したら、[保存] をクリックします。

また、ライセンス割り当てまたはこのカスタム製品の再利用プロセスを設定できます。詳細については、「コンピュータ グループへのライセンスとチャージバック コストの割り当て」と「製品ライセンスの再利用」をご参照ください。

IMPORTANT: インベントリ スキャンで製品データを収集するには、2 種類の検出ファイル、インストール ファイル、および使用状況ファイルが必要です。インストール ファイルは、ファイルがインストールされていることを示すため、製品がコンピュータに存在するときを判断するために必要です。使用状況ファイルは、製品が実行されたことを示すため、インストールされた製品が使用されているかどうかを判断するために必要です。

デバイスのインベントリに、インストール ファイルが一致することが示された場合、ソフトウェア ライセンス監視 (SLM) は製品がインストール済みであることを報告します。ただし、製品に対して指定された使用状況ファイルがない場合、SLM は常に製品が使用されていないことを報告します。カスタム製品を作成するときには、必ず、1 つ以上の使用状況ファイルを定義し、SLM が正確に製品の使用状況を報告できるようにする必要があります。