Avalanche アップグレード処理

既に Avalanche がインストールされている場合は、アップグレードを実行して、既存のデータを保持できます。

Avalanche 6.1 インストーラを使用すると、プロファイル、ユーザ、およびナビゲーション ツリーを移行できます。ローカルにインストールされたすべての Avalanche サービスは削除され、新しいバージョンがインストールされます。

移行中、エンタープライズ サーバ データベースのほとんどのデータが 6.1 データベースにコピーされ、修正されます。既存のバージョンとは別のコンピュータに Avalanche 6.1 をインストールする場合は、すべてのデバイスが新しいサーバを参照するようになるまで、Avalanche を使用し続けることが可能です。Avalanche 5.3.1 からアップグレードする際に、デバイス統計、モバイル デバイス詳細、スケジュールされたイベント、およびレポート定義は 6.1 データベースにコピーされませんが、元のデータベースには保持されます。

完了したレポート (PDF、XML、または CSV 形式) は移行されませんが、削除されないため、ファイル システムからアクセスできます。

元のサーバとは別の場所に Avalanche 6.1 をインストールする場合は、ソフトウェア パッケージが新しい環境にコピーされないため、手動で移動する必要があります。

次のバージョンは Avalanche 6.1 にアップグレードできます。

Avalanche SE 5.3.0.572

Avalanche MC 5.3.0.543

Avalanche MC External DB 5.3.0.543

Avalanche MC 5.3.1.50

Avalanche MC External DB 5.3.1.50

Avalanche 6.0

上記よりも前のバージョンの場合、まず Avalanche 5.3.1 にアップグレードしてから、6.1 にアップグレードする必要があります。

Avalanche 5.3 から 6.1 にアップグレードする場合には、次の方法でアップグレードを実行することをお勧めします。

複製された環境を使用したアップグレード (推奨)

新規インストールによるアップグレード

Avalanche 6.0 から 6.1 にアップグレードするときには、既存のエンタープライズ サーバの場所からアップグレードを実行していただけます。ただし、アップグレード前にすべてのデータベースをバックアップすることをお勧めします。詳細については、「Avalanche 6.0 以降からのアップグレード」をご参照ください。

複製された環境を使用した Avalanche のアップグレードに関するビデオ チュートリアルについては、Wavelink の YouTube ページのビデオをご覧ください。

データベースのアップグレード

Avalanche のアップグレード中、新しい Avalanche 6.0 以降のテーブル構造にデータベースをアップグレードする必要があります。Avalanche 6.0 以降を実行するには、Windows SQL Server 2008、2012、または2014が必要です。アップグレード処理を開始するときには、アップグレードを正常に実行するために、新しいデータベース サーバをインストールする必要があります。

Microsoft SQL Server Express は商業利用向けに無償で提供されています。ただし、ハードウェアの制限があり、インスタンスごとに使用できる CPU コア数、メモリ、およびハードディスク領域が限られています。データベースを管理するためにアップグレード バージョンが必要な場合は、お客様が関連するすべてのライセンスと料金を負担する責任があります。

Avalanche またはデータベースをアップグレードする前には、次のタスクを実行することをお勧めします。

すべての Avalanche データベースをバックアップする

Microsoft SQL Server 2008、2012、または2014 Express、Standard、または Enterprise をインストールするSQL Server のセットアップ手順については、「Microsoft SQL Server のセットアップ」をご参照ください。

Avalanche のすべての現在のスケジュールされたタスクを特定して記録する (これらはアップグレード処理中に失われます)

アップグレード処理中に、他のユーザまたはタスクがデータベースを使用していないことを確認する

エンタープライズ サーバのローカルではないコンピュータで、既存の Microsoft SQL Server 2008、2012、または2014インストールで Avalanche 5.3 からアップグレードするときには、次のツールも手動でインストールする必要があります。

Microsoft SQL Server 2012 Native Client

Microsoft ODBC Driver 11 for SQL Server

Microsoft Command Line Utilities 11 for SQL Server

場合によっては、Microsoft Command Line Utilities へのパスを検証しなければならない場合があります。インストール後、sqlcmd.exe ファイルが C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Tools\Binn\ にあるはずです。Avalanche をインストールしているコンピュータからの接続を確認するには、コマンド プロンプトで、sqlcmd -S[Server Address] -U[Microsoft SQL Server User Login] -P[Login Password] と入力します。1> が表示されたら、Avalanche アップグレード中にデータベースに接続できます。表示されない場合、問題を解決する必要があります。

 


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