バージョン2023.1
Ivanti Neurons for Discovery

検出スキャンに対して、いくつかのパフォーマンスの向上が行われました。
以前は、大規模な IP 範囲のスキャンを試行した場合に、Ivanti Neurons for Discovery のアクティブ スキャンは、デバイスがオンラインであるかどうかに関係なく、すべてのデバイスのスキャンを試行していました。 これが原因でスキャンに必要以上の時間がかかっていました。 到達できないオフライン デバイスをスキップするように、アクティブ スキャンが最適化されています。
加えて、複数のスキャンが、順次ではなく、並行して行われるようになり、より高速に結果が得られるようになっています。
スキャン パフォーマンス結果の例がヘルプに追加されていますので、効果的なパフォーマンスを保証するための検出構成の計画に役立ちます。 「検出スキャンのパフォーマンス データ」をご参照ください。

以前のバージョンの Ivanti Neurons for Discovery では、ターゲット エンドポイントが配布担当デバイスのサブネットとは異なるサブネットに配置されていた場合、エージェント ポリシーを介したエージェントの配布は失敗していました。
既定の配布担当デバイスを設定し、異なるサブネット上のエンドポイントにエージェントを配布させることができるようになりました。 加えて、ポリシー グループごとに使用する特定の配布担当デバイスを指定することや、ポリシー グループに含まれているエンドポイントが数多くのさまざまなサブネット上にある場合は、最も近いローカルの配布担当デバイスに配布の役割を担わせることを選択することも可能です。 これにより、より柔軟な配布オプションが提供されるため、管理負荷の軽減につながります。

Catchpoint コネクタは、デバイス、ネットワーク、およびアプリケーションの過去7日間のパフォーマンス データを Catchpoint から取得するように設計されています。 このデータはデバイスの DEX スコアで、他のいくつかのデータ ポイントとともに利用されます。 ネットワークやアプリケーションのパフォーマンスの問題をさらに診断できるように、Catchpoint へのディープ リンクも生成されます。 「Catchpoint コネクタ - ベータ版」をご参照ください。

Device Reconciliation Smart Advisor に新たなトグルが追加され、データ ソースの切り替えが容易になりました。

Ivanti Neurons for ITSM からのユーザのインポートと、ユーザ ステータス、デバイス ステータス、デバイス タイプでのフィルタリングができるようになりました。 「Ivanti Neurons for ITSM コネクタ」をご参照ください。
Ivanti Neurons for Edge Intelligence

望ましくない可能性のあるアプリケーション (PUA) は、コンピュータの速度低下、広告の表示、セキュリティの問題を引き起こす可能性があるプログラムです。 このクエリを実行すると、PUA に対する評価に基づく保護が有効または無効になっているデバイス、あるいはこの保護がオペレーティング システムでサポートされていないかどうかの概要が表示されます。

単一のデバイスにインストールされているデバイス ドライバをすべて確認できるようになりました。 現在デバイス ドライバの問題があるすべてのデバイスの概要を要求することもできます。

[ドメイン] という追加のプロパティがエージェントの概要に追加されました。 このプロパティを選択すると、デバイスごとのドメイン メンバーシップと、デバイスがそのドメインに接続できるかどうかが表示されます。

Edge Intelligence のエージェントの概要で地域スコーピングを利用できるようになりました。 この機能により、マップ上で領域を選択することで、デバイスのグループを選択できます。 選択が完了した後、フォローアップ クエリの実行時には、選択した領域内のデバイスのみが結果を返すようになります。

インターネット レイテンシ クエリが更新され、通信できませんという新しいカテゴリが含まれました。特定のターゲットに到達できなかったデバイスが、このカテゴリにリストされます。

ログオン セッションの詳細を表示するときに、新しいドリルダウン オプションを使用できます。 特定のログオン セッションを表示する際、[ユーザ プロファイル サイズ] および [スタートアップ項目] クエリにドリルダウンできるようになりました。
Ivanti Neurons for Healing

Ivanti Neurons for Healing での [アプリケーションの状態] ステージと [サービス状態] ステージの構成時に、複数の値を指定できるようになりました。
Ivanti Neurons for Patch Intelligence

不足しているパッチのデータがデバイスに取り込まれるように Ivanti Neurons Patch for Intune が強化されました。 不足しているパッチのデータは、Patch Intelligence のマイ環境ビューで表示できるようになっています。
Ivanti Neurons for Patch Management

新しい準拠レポート ビューは、Neurons ポリシー グループごとの準拠レポートの作成と管理をサポートしています。 さっと目を通すだけで、組織の現在の準拠ステータスを瞬時に判別でき、構成済みポリシー グループの経時的な傾向を把握できます。 準拠レポートは、選択した VRR スコア、CVSS スコア、パッチ重要度、またはパッチ グループ、またはそれらすべてに照らしたレポートとなるように構成できます。 「準拠レポート」をご参照ください。

新しいパッチ管理 API により、サードパーティのレポート ツールを使用したパッチ レポート生成のサポートが提供され、現在の脆弱性の状況やパッチ管理アクションの影響の取り込み、追跡、伝達を行えます。 詳細については、パッチ管理 API も含めて、Ivanti Neurons の API 機能をご参照ください。 サードパーティ ツールでレポート生成する場合は、Ivanti Developer Hub にアクセスし、パッチ管理 API を活用してください。

エンドポイントの脆弱性ビューで、選択した複数のデバイスに対して迅速なアクションをとることができます。[今すぐスキャン] により最新のパッチ データをすばやく把握することや、ビジネス上の脅威に対処するため、[不足しているパッチを配布する] や [パッチ グループ別配布] によるパッチの即時配布を通じて、パッチ セットを配布できます。

[アクション] メニューの [パッチ グループ別配布] を今すぐ実行する機能により、エンドポイントの脆弱性ビューで選択した複数のデバイスに対する、パッチ セットのすばやい配布がサポートされます。 エンドポイントの脆弱性ビューでの即時的なパッチ配布と修正を通じて、ビジネス上の重大な脅威にすばやく対処できます。

環境内で新たに識別されたリスクを修正するために必要なパッチ配布アクションをすばやく実行できるよう、スキャンが毎日実施されるようにパッチ スキャンの頻度が更新されました。
Ivanti Neurons Patch for Intune (旧 Ivanti Neurons Patch for MEM)

クラウド製品向けの Intune ブランドに重点を置いた Microsoft のマーケティング シフトを反映し、Ivanti Neurons Patch for MEM は Ivanti Neurons Patch for Intune となりました。 [Patch for Intune] ショートカットは、サイドバーの [パッチ管理] 下に移動しています。

パッチ適用対象として Ivanti がサポートしているが、一般公開されておらず、顧客アカウントからダウンロードする必要のあるアプリケーションについて、顧客がパッケージ化して Intune にアップロードできるようになりました。 「サイドロードの管理」をご参照ください。

管理対象アプリケーションに、Patch Intelligence に直接ナビゲーションするためのリンクが含まれ、追加のリサーチや調査を行えるようになりました。

サードパーティ アプリケーションを、オペレーティング システムの「環状ロールアウト」と同様の方法で配布できるようになりました。また、現行 Intune モデルのパラメータと概念のいくつかをサードパーティ アプリケーションで利用できるようになりました。 「ロールアウト キャンペーン」をご参照ください。
Ivanti Neurons プラットフォーム

シングル サインオン用の認証プロバイダとして PingOne 経由でユーザにログインさせるように、Ivanti Neuronsas を構成できるようになりました。 「PingOne 認証 (OIDC)」をご参照ください。
Ivanti Neurons for Spend Intelligence

画面上の情報量が増えて煩雑になり、ユーザを混乱させることがよくあったため、他の場所に既に存在するダッシュボードは取り除かれ、ドリルダウンが追加されました。 「ライセンス マネージャ」をご参照ください。

いくつかの概念を学びながら、初めての結果を得るまでに必要なプロセスを段階を追って説明する新しいページが、ヘルプに追加されました。 「Spend Intelligence の基本操作」をご参照ください。
Ivanti Neurons for Workspace

カスタム アクションの数が増えるにつれ、カスタム アクション リストの編成を改善することが必要になってきました。 これを行うため、カスタム アクションをアルファベット順に並べ、ユーザがカーソルを合わせたときにアクションの簡潔な説明が表示されるようにしました。

ユーザのデジタル エクスペリエンスの測定と定量化に役立つように、ユーザ用の新しい DEX スコアが導入されました。 ユーザが所有しているデバイスのスコア (デバイス、ネットワーク、およびアプリケーションの情報と、デバイスが送信したインシデントなど) から、ユーザの DEX スコアが0~100の範囲で計算されます。
主要機能:
- [DEX スコア] 列。
- [ユーザの概要] ページに追加された [DEX スコア] タイルに、潜在的な問題と推奨されるアクションの概要が表示されます。
- [ユーザの概要] タブの下の [デバイス] タイルに、各デバイスの DEX スコアが表示されるようになりました。
- [DEX スコア] タブが追加され、デバイスごとの内訳が提供されます。 このタブで、ユーザは自分が所有しているデバイスごとに DEX スコアと推奨を確認できます。 このタブの [サービス管理] タイルには、インシデントのセンチメント、未解決になっている日数、緊急度、および優先順位がどのように DEX スコアに影響しているかについて、追加的なインサイトが提供されます。