コンソールへのエイリアスの割り当て
警告: [コンソール エイリアス エディタ] ダイアログで、誤って既存のエントリを変更または削除すると、エージェントがコンソールに接続しようとする際、またはエージェントレス コンピュータが配布ステータス メッセージを報告しようとする際に、問題が生じるおそれがあります。 資格のあるシステム管理者のみが、既存の名前または IP アドレスを変更してください。
ヒント:通常、このツールは、前のバージョンの Security Controls からアップグレードするときに使用されます。
[コンソール エイリアス エディタ] ツールの主な使用方法は2つあります。
- エージェントの通信: エージェントが (たとえばチェックインするために、あるいはエージェントのインストールの一部として) Security Controls コンソールと通信する際、エージェントは、通信相手のコンピュータが信頼できるコンピュータであることを検証する必要があります。 エージェントはこれを、エージェントとコンソール間で交わされる証明書に含まれている信頼できる名前と IP アドレスを使用して行うことで、セキュリティで保護された TLS 接続を確立します。 コンソール コンピュータを新しいドメインに割り当てる場合や、新しい共通名や IP アドレスを割り当てる場合は、古い名前やアドレスでコンソールを認識するすべての既存のエージェントはコンソール コンピュータを信頼しなくなります。 この問題を回避するには、古いコンソール名またはアドレスを信頼できるエイリアスとして指定します。 これは、[コンソール エイリアス エディタ] ツールで行われます。
- パッチ配布のピングバック:エージェントレス コンピュータへのパッチ配布は、Security Controls 配布追跡を使用して監視できます。 エージェントレス コンピュータがステータス メッセージをコンソールに表示するには、コンソールの有効な名前または IP アドレスがコンピュータで認識されている必要があります。 有効な名前または IP アドレスは [コンソール エイリアス エディタ] で定義し、パッチ配布がコンソールから開始される際にコンピュータに渡されます。
レポートのみロールが割り当てられたユーザは、このメニュー コマンドを使用できません。
- [ツール] > [コンソール エイリアス エディタ] を選択します。
[コンソール エイリアス エディタ] ダイアログが表示されます。現在コンソール名を識別するために使用される名前と IP アドレスが表示されます。 - コンソール コンピュータのエイリアスとして使用する名前または IP アドレスを入力します。
IPv4 または IPv6 形式を使用して、IP アドレスを指定できます。 - IP アドレスの別名を Linux エージェントで機能させるかどうかを決定します。
チェック ボックスをオンにすると、指定の IP アドレス別名がすべてコンソール証明書内でエンコードされます。 これは、Linux エージェントが IP 別名を受け入れるようにするために必要です。 - [更新] をクリックします。
[更新] ダイアログが表示されます。
警告! 古いバージョンのエージェント フレームワークを使用している Windows エージェントがある場合、このチェックボックスを有効にすると、それらのエージェントが機能しなくなる場合があります。 チェックボックスを有効にする前に、それらのエージェントを強制的にコンソールにチェックインさせて、アップグレードする必要があります。 コンピュータ ビューの [エージェント バージョン] 列を使用して、どのエージェントが旧式であるかを判定してください。
コンソール エイリアスを更新するには、コンソール サービスを再起動する必要があります。Security Controls を閉じてから手動で再起動する必要があります。
エージェントは、再起動されたコンソールにチェックインするまで、新しいエイリアスを認識しません。 チェックインは、エージェントのクライアント プログラムを使用して手動で、またはスケジュール済みチェックインを介して、このいずれかによってエージェントによって開始されなければなりません。
コンソールからエージェントに対して発行されたチェックイン コマンドによってコンソールの証明書が更新されることはありません。